会社の永年勤続旅行で、カナダ6日間旅行です。私も女房も、この日を待ちに待っていました。
  06年10月17日から22日まで、長時間の飛行機は辛かったけど、
  ナイアガラとカナディアンロッキーの大自然、とても素晴らしかったです。
  それに、同年代の方達(18組の夫婦と2名の単身者)と気軽に接しれて、非常に楽しい旅行となりました。
  いっしょに参加したおもろい夫婦の皆さん達、本当にありがとうございました。
  カナダ旅行ページ作りましたので、是非見てくださいね。
  皆さんが撮った写真も、出来たらこのページに載せたいと思っていますので、是非送って下さいね。

  メールアドレス:wanwan@hm.aitai.ne.jp


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1日目 出発(ナイアガラへ)

ついにその日(10月17日)が来た。
集合はフォレスタ8:40であるが、
気が急いているのだろう、6時半に目が覚めた。
家の玄関で出発写真を撮り、7:20家を出発する。
8:10フォレスタに到着すると、既に何組かいた。
旅行会社(JTB)の人に聞くと、参加者は20組40名とのこと。
(実際は19組と単身者2名だったが)

8:40専用バスで名古屋駅へ向う。
本来ならバスで関空まで行くのだが、
東名高速は集中工事をしているので、
渋滞を避けて電車で関空まで行くことになった。




新幹線の中では、早速ビールを飲んでくつろぐが、こんな不謹慎な人は他に誰もいなかった。
寅兎会親睦旅行では真っ先に飲みだす、大川さん夫婦と同伴することになったが、その大川さんが飲まないのが不思議だ。
(奥さんから自重するように言われたのだろうか?)
新大阪からは、JR(はるか25号)で関空へ行くが、電車の中で弁当が出て昼食となった。


13:05関空に到着し、15:50発のバンクーバー行きを待つ。
集合場所で以前の職場で一緒だった人に会ったが、
どうしても名前が思い出せなくて気になっていた。
名前聞いて政池さんと知り、気が楽になる。

13:50搭乗手続きが終わり、
待合室で女性添乗員(仲田さんと言い若くて非常に綺麗な人)より、
カナダ旅行の概略と注意事項の説明を聞く。


待ち時間を利用して、何枚ものトラベルチケットにサインを入れる。パスポート取得時、名前をローマ字で登録したので、
サインもローマ字が必要で、かなり気を使って慎重に書く。

15:45飛行機に搭乗し、AC(エアーカナダ)036便は、20分遅れで関空を離陸した。
国際線の機内は、酒飲み放題と聞いて楽しみにしていたが、全くの期待外れだった。機内サービスを待つこと1時間やっと来た。
飲み物サービスであり缶ビールを頼む。機内サービスのサイクルは長そうなので、2つ頼むが駄目だった。
”アフター”と言ったような気がしたので、”後で”と言う事なのだろう。
座席は中央列で景色は見えない。狭いシートにじっと座っているのは、非常に辛いが耐えるしかない。

18:00機内食のサービスが来た。”チキン”or”サーモン”の選択である。自分はサーモン・女房はチキンを取る。
ここでも飲み物があったので、女房にも缶ビールを取らせて、自分の赤ワインと2杯の酒であるが、全くもの足りない。
飲み放題なので、”頼んだらもらえるのかな?”と悩むが、聞く勇気もなく我慢し続ける。

機内では寝るしかなく、リクライニングを一杯倒し寝ようとするが、狭いシートで足も伸ばせず、すぐに足腰が苦しくなって寝れない。
19時、20時、21時、・・・ 時間は中々過ぎて行かない。バンクーバーまでは9時間もかかり、到着はまだまだ先である。
”おはようございます”の放送が入る。時刻は23:30、外は真っ暗であるが朝らしい。
00:00朝食が配られる。”和食”or”オムライス”の選択であり、私はオムライス、女房は和食を取る。外は急に明るくなって来た。


9:00(現地時間の)バンクーバーに着く。
9:40通関を通ってカナダへ入国する。
12:00発のトロント行きまでは時間もあり、空港内を散策する。
空港建屋の外に出るが、思った程寒くななかった。
りっぱな空港タワーを見つけ、バックに記念写真を撮る。
カナダは右側通行であり、道路を横切る時ちょっと違和感があった。
ハリアー(現地車名はレクサス)が走っていて感動する。
空港建屋内の通路には、みやげ屋などの店が立ち並んでいた。


スターバックスでコーヒーとパンを注文する。コーヒーは”スモール”で頼んだのに、日本の大カップ程もあり驚く。
周りは外人だらけ(当然)だが、日本でも、職場や地域に外人は多くなり、そんなに違和感は感じなかった。

11:00トロント行きに搭乗するが、ゲート通過で異常反応が出たのか、激しくボデーチェックされる。
それは徹底したチャックで、前から後ろから、シャツの襟の中や靴底まで触られた。”何も怪しくないのに何で私が”と思ってしまう。
胸ポケットのメモ帖(金のコイル付)か、クレジットカードの磁気か、靴紐を通すリングか、原因はわからずである。
カナダでは国際線以上に国内線を心配して、厳しくチェックしているようである。


12:00トロント行きAC180便がバンクーバーを離陸する。
後ろの席に中国人の団体がいて、”チイーチイーパッパ”と盛んに叫んで話している。
”チーパッパ”と言わないだろうか、と思ったら本当に”チーパッパ”が出たのには笑ってしまう。

今度は窓側の座席になって、上空からの景色が楽しめた。
雲海から頂上を出す富士山とそっくりの山があり、きれいに写真に収めた。
国内線のサービスは有料であり、最初の巡回サービスで缶ビール2つを10ドルで買う。
1時間程後にも巡回サービスが来てまた2つ買う。



カナダ人は大きめな人が多い。
この飛行機のスチュワーデスも大きめ・太目であるが、顔は結構可愛くアップの写真を撮ってしまう。
カナダは日が暮れるのが早い。16:00には日は沈み暗くなって来た。
17:00トロント空港に着陸する。空港の夜景がとても素晴らしかった。


21:00(時差で1時間進む)ナイアガラのホテルに向ってバス発車する。
ここから現地ガイドの栄ちゃん(顔も体系もふっくらとした可愛い子)が登場する。
夜食のおにぎり弁当が出た。
カナダの観光バスは、車内で飲み食い出来ないそうで、テーブルやコップ受けがない。
今日は、特別に車内の飲食が許されたそうだ。それにしてもカナダの観光は不便だ。
栄ちゃんの話では、”酒も特別に許可された店にしか無い”そうで、
ホテルに着いても酒なしで過ごさなければならない。これは地獄である。

22:30ナイアガラのホテルに着く。家を出てから28時間後である。
部屋からは、正面にナイアガラの滝(アメリカ滝)、右方向はカナダ滝とホテル街、
左方向はレインボーブリッジとアメリカ国境、の大展望が楽しめた。
滝は照明されてしばらく綺麗に見えていたが、23時に消える。
23:30ベッドに入る。本当に長い一日で疲れた。




2日目 ナイアガラ観光

5:30に起きる。
昨晩は熟睡できず1時間おきに目を覚していた。
(やはり酒無しで寝るのは辛かった)
6:30朝食時間の一番に食堂へ行くが、既に並びが出来ていた。
私達の前にカップルがいて、”新婚さん?”と尋ねるとそうであり、
新婦は娘と同じ28歳だと知ると、とても親近感を感じてしまった。
因みに、ダンナが年下の姉さん女房だが、とてもそうは思えなかった。
(新婦が可愛すぎる)
朝食は和洋食のバイキングであるが、特別なものはなく普通だった。
食事シーンは写真を取る様にしており、ここでも取る。
滋賀の新婚さんも隣の席におり、カメラを持っていると言うので、
食事写真を撮ってあげる。




7:10まだ暗い中、ホテルを出て外を散策する。ナイアガラの滝はすぐ間近であり、迫力ある眺めを堪能出来た。
また、街灯やホテルの照明がとても綺麗であり、ホテルバックに写真を撮る。

まだ時間あるのでレインボーブリッジを渡ってメリカ国境へ行こうとするが、ブリッジの通過ゲートに両替機が置いてあったので、
米$でないと渡れないのかと思い諦める。(実際はカナダ$紙幣を硬貨に両替するものであり、カナダ硬貨50¢で渡れた)
7:30頃から明るくなり出したので、もう一度滝の方へ行き、滝をバックの写真を撮る。

公園にあるみやげ屋が既に開店していたので入ってみる。女房の親へのみやげ(置き物)と傘があったので買う。
昨日栄ちゃんから、”雨具は必ず持っていくように”と言われたが、雨具を持ってこなく非常に気になっていたので、
雨具が手に入り”ホッ”とする。




9:00イギリスの赤い二階建てバスに乗り、ナイアガラ観光へ出発する。
最初の目的地はワールプールで、ホテルから30分程の所にある。
ここは渦巻きが出来る渓谷で、周りの紅葉と合わせて見事な景色である。
女性運転手さんやガイドの栄ちゃんや添乗員の仲田さん、みんなにお願いして、記念写真に夢中になる。


次は、ナイアガラ観光のメインであるテーブル・ロックより滝の眺めを堪能する。
滝が落ちていく所を目の当りに見る事が出来て、凄い迫力だ。
ここには多くの観光客が集まっていた。

エレベータを降りて、霧の乙女号に乗る。
カナダ滝の下へと行くが、凄い霧雨(まるで本降りの雨と同じ)で、
支給された青いビニールカッパを着ていても、顔や襟はびしょ濡れになってしまった。
カナダ滝の滝壺まで行くと、上から流れ落ちてくる滝を見れて、
上から落ちる滝を眺めるよりか迫力がある。

回転レストラン(スカイロン・タワー)で昼食となる。
このレストランは、1時間に1週するので360度の展望が楽しめる。
食事は政池夫婦とテーブルを一緒にする。インターネットの”MAPアース”検索すると、
この辺りの航空写真がある、と教えてもらい、帰ったら是非見てみようと思った。


ここでの食事は、大きなサーモンである。ウエイターが”テンコモリ”と言って持って来たのには笑ってしまう。
ここだけでないが、カナダ人は日本人に愛想を振っているのか、いろんな日本語を言って笑わしてくれる。


13:30大橋巨泉の店へ行き買い物タイムとなる。梅宮辰夫の漬物の店と違い、
巨泉はこんな所でみやげ屋を開いているとは、政治家になった奴の方が儲けがいいのかと想像する。
みんなはみやげ買って袋をさげているが、自分家だけが何も買わずに手ぶらで店を出る。

14:30オプションツアーのワイナリー(ワイン工場)見学に行く。
どこか景色の良い所へいくのかな、と思ったらワイン工場見学だった。
旅行する前に、カナダの事、旅行コースの事、何も調べずに望んだことを大いに反省する。




蒲郡出身の女性ガイド(堂々としていたので、この会社の役員かも知れない?)が、一気に喋り捲って案内してくれた。
ぶどうの収穫、ワインの製造、ビン詰め、飲み方まで、それは凄い勢いの話し方で聴き入ってしまった。
最後に、ワインの試飲で高価なアイスワインを貰うが、非常に甘かった。このワインはガブ飲みするものでなく、食前酒のようだ。
因みにアイスワインは凍ったぶどうから作り、ドイツやロシアでも作っているが、毎年製造出来るのはここだけだと説明あった。
(ドイツなどはぶどうが凍らない年があるが、ここは極寒(−30〜40度になる)で毎年必ず凍るそうである)

ワイニー見学が早く終わったので、帰り道にある花時計による。世界最大級と言うが、日本で見かけるものと変わらない、と思った。
ここでも写真タイムとなり、みんなで花時計をバックの写真を撮りあう。
この辺りはあちこちにリスが現われた。ちょっと遠くだったが、草木の中から芝生に出てきたリスを写真に撮れた。


16:30ホテルに戻る。18:30食事ツアーまで時間があるので、
もう一度レインボーブリッジを通ってアメリカ国境行きに挑戦する。
国境では検査員に”何しに来た、どこへ行く”と英語で激し質問される、
と栄ちゃんが言っていたので、恐る恐るの挑戦である。

カナダ通過ゲートに、英語でエクスチェンジと書かれた両替機が置いてあるので、
てっきりカナダ$を米$に変えるものだと思い込み、
カナダコイン50¢入れるが米コインは出てこない。
2回やって1$損した所で、これは紙幣をコインに替えるものだと気づく。
1$紙幣を入れたら50¢硬貨2個が出てきた。
通過ゲートのコイン入れに50¢入れるとゲートが開き、やっと橋に出ることが出来た。
橋の中央が国境になっていて、カナダとアメリカ国旗が立ててある。
国旗をバックに写真を撮り、一歩アメリカ側に入って引き返す。



カナダゲートに戻ると、大川・三宅夫婦がゲートを通ろうとしていたので、また一緒にアメリカ国境へ行く。
三宅の奥さんは度胸があり、平然と国境建屋まで行ってしまう。こちらは英語の質問攻めに遭わないか?冷や冷やもんである。
米国ゲートを通るには米$で6$必要であり、米$を持っていなかったので通過は諦めるが、もし持っていたら、
この奥さんなら、きっと英語喋れないくせに米国へ入るだろな、と思った。
質問されたら”観光で来た”と言えばいいと言いながら、"観光"の英語を知らないのである。
カナダ側に戻る時問題が発生する。検査員に英語で喋り捲くられてカナダに入れない。
大川さんは、”リターンして来た”と訳のわからない英語で答えるが、質問されていることと全く違うのだろう、
しばらくの間、激しく喋り続けられたが、その内ダメだと悟ったのか、手を振って通れの合図が出た。

ここにはカジノがあり皆で入ことになる。入り口に門番がいてここでも話しかれられるが、また三宅の奥さんが、
”見るだけ”を変な英語で受け応えするので、問題発生する。でもこの門番もダメだと諦めたのか、結局は通してくれた。
カナダ人は、困らせたら”ままいいや”となるのに笑えてしまう。


18:45食事ツアーはレストランでロブスター料理である。
大川夫婦と一緒のテーブルで食べる。
女房も大川夫婦も、ロブスターが来ると、
すぐに手をベドベとにしながら、バラシ始めるが、
周りを見ると、店員が器具を使ってバラしているので、
私は、店員が来るのをじっと待つ。
女房の悪戦苦闘をしり目に、店員さんは手馴れたもので、
あっと言う間に私のをバラシてくれた。



その後、女房も大川のダンナも店員さんにやってもらうが、大川の奥さんは最後まで自分でやり切っており、
これにはびっくりである。”ロブスターぐらいサバケルわよ”と言う女の意地みたいのを感じてしまう。
聞くと尾鷲出身で、エビ/カニの食べ方は得意中の得意と言う事でした。サバクのも上手だったしキレイに食べるのも見事でした。

食事の後は、午前中に行ったテーブル・ロックより照明された滝を少し見てホテルに21:00戻る。
今日の観光日程もこれで終わりである。
社長よりお祝いのワインが届いていた。VAQ?(カナダ産にはこの文字があるとワイナリー見学の時聞いた)
のラベルがついているのでカナダ産だ。寝る前に飲みたいところだが、一本は飲み干せないのでぐっと我慢する。
(コルク栓のワインは一旦空けたものは飛行機で持ち運べないそうだ)
さっきレストランで飲んだ酒が醒めない内に寝てしまおうと、22:30ベッドに入り楽しかった今日が終わる。



3日目 移動日(カナディアンロッキーへ)

5:00モーニングコールで目が覚める。昨晩は疲れのせいか熟睡出来た。
今日はホテルを6:30出発であり、スーツケースを5:45までに部屋の外に出す、
と言う事で早いモーニングコールになった。女房はスーツケースの整理作業するが、
私もこのまま起きて、ボッーと暗い外を眺めて時間を過す。

トロント発10時の飛行機に乗るために、まだ真っ暗の中ホテルを出発する。
7:30頃ようやく明るくなってくる。高速道路は凄い交通量で時々渋滞した。
カナダは高速道路は無料であり、通勤に高速道路を使う人が多いようである。
乗合い通勤を奨励しているのか、1レーンはバスと複数乗車の専用となっており、
渋滞の中バスはスイスイ走り抜けて行った。カナダ人は専用レーンをちゃっんと守っており、
日本人より立派だ。日本だったら専用レーンも渋滞してしまうだろう。




10:00定刻通りカルガリー行きのAC119便がトロントを離陸する。待っていた機内サービスが来たので”ビール、スリー”と言うと、
何ぜか凄い勢いの英語で言い返えされた。3缶欲しいを訴えるため、1缶5$なので3枚の5$札を見せるが、解決しない。
一度には1缶しかダメと言う事らしい。国内線は有料なのに、一昨日は2缶売ってくれたのに、何でルールが違うんだと腹立つが、
売ってくれないのだから我慢するしかなく1缶で諦める。


14:10無事カリガリーに到着する。
スーツケース運びのサポータは1人であり、忙しいのは分るが酷い取扱い
(スーツケースを取出しては放り投げている)なので、みんな心配して見守る。

13:00(時差で2時間戻る)カルガリー空港をバスで出発しバンフへ向かう。
新しいガイドのハマちゃん(浜崎さん)登場する。ナイアガラの栄ちゃんもしっかりガイド
してくれたが、2000年にカナダに来たと言うハマちゃんのガイドは、休む間もなく
こと細かく喋り続けてくれる。カナダの日本人ガイドさんは、たいしたもんである。
カルガリーオリンピックの建屋(ジャンプ台も見た)はもちろん、子供が病院へ行き易いように
と建てられた、色鮮やかな子供専用病院も案内してもらい、印象に残った。

バンフに行く高速道路は、だだっ広い草原をどこまでも真直ぐに走続け、壮大な眺めである。















14:30バンフに到着して日本料理屋”杉の屋”で、天ぷら・刺身・味噌汁の昼食となる。
実は、カルガリー空港を出たすぐのレストランで昼食予定だったのだが、手違いで予約されていなく、バンフまで来ての昼食になった訳だが、
ちょっと時間は遅くなってしまったが、ここの方がとても良かった。
この店は全て食材を日本から取り寄せていて、ごはんも味噌汁も美味しく”ホッ”とした。味噌汁はみんながおかわりをした。

15:45ホテルに到着する。バンフ街を散策に出る。目当ては、スーパーで水を買うのと、酒屋で部屋で飲む酒と、みやげ買いである。
バンフの町は、4筋の短い間に多くの商店が立並んでいて、正面にカスケート山がそびえ立っていて、整然とした美しい町である。

まずスーパーへ行く。
店内は日本と同じ感じだが、刺身の生鮮魚コーナーは無かった。目当ての水と、みやげにする薫製サーモンを買い20$である。
トラベルチケットで支払うが、サインしてもレジのお姉さんは、不可解な顔をしてチケットを指さした。
よく見ると日付の欄にサインしてしまったが、訂正(二重線で)して正規の欄にサインしたら受取って貰えて難を脱した。
次に数店のみやげ屋を物色する。日本語OKの店で、ゆかり夫婦と岳人と隣の理恵/知恵ちゃんに、同じマフラーを買う。
”カッパある?”と聞くと、2$程の簡易カッパがあり買う。(明日のロッキー観光も天気が心配だったので)
次は酒屋に行き、缶ビール6本と小さい瓶のウイスキーを買い、今日明日の夜の酒が確保出来て一安心する。
ハンフの酒屋はココだけであり、多いににぎあっていた。カナダ人も何処でも酒が買えないのに、きっと不自由しているのだろう。

17:20ホテルに戻り夕食を待つ。
ホテルは通りに面して建てられており、部屋からの眺めは人と車である。部屋からロッキーの山々が見れるのでは、
と期待していたのでちょっと残念だった。ホテルのテレビは、24チャンネルが日本放送専用になっていた。


19:30夕食となる。またメイン料理はサーモンだった。
テーブルは、親子で来ている(高塚さんだったかな?)人と同席する。
親父は富山出身で卓球をやっており、娘は”桜ちゃん”言う。
富山は水が良いから日本酒が美味いと言う事で、ここにも日本酒があったので
富山の親父と日本酒を注文するが、1合が9$と非常に高かった。

桜ちゃんと一緒に食事写真を撮る。
明日のロッキー観光では、自分と一緒に写真を撮って貰うことを約束する。

食事後は特にやることもなく、しばらくウイスキーを水割りにして飲むが、
21:30早い眠りにつく。






4日目 ロッキーと氷河観光

6:30のモーニングコールで目を覚ます。昨晩は熟睡だった。
普段の生活よりアルコールの量が格段に少なくなっており、これも熟睡できた要因だろうと思い、
普段の酒量を減らさなければ、と一瞬思ったがきっと無理だろう。

7:30朝食は和洋食のバイキングである。朝から食欲は旺盛であり、日本食は、ごはん・さけ・味噌汁、
洋食は、パン・ハム・ウインナー・入り卵・トマトジュース、と和洋食しっかり食べる。
同席した大川夫婦も食欲旺盛のようで、自分以上に皿にのせていた。
バイキングはどうしても多く取って、苦しくなるまで食ってしまう。今日も食べ過ぎて非常に苦しい。



8:30ホテルを出発し、ゴンドラでサルファー山頂に登る。
ここは、ホテルからすぐ近くの所で車で20分程走って着いた。
ゴンドラは、ダンナが技術部勤務で、額田の山村に住む夫婦と一緒になる。
このダンナは、かなり以前に出張で来た時このゴンドラに乗ったそうである。

山頂に着くと、360の展望が効き、ロッキー山脈の雄大な眺めが最高に美しい。
同じ場所・同じ風景でも、つい写真を何枚も撮ってしまう。
これはどこの夫婦も同じであり、この大パノラマの絶景にみんなが感動した。
外は小雪が降っていてとても寒かったが、なかなか写真タイムは終わらない。

ゴンドラで降りる時、若い兄ちゃんが写真を撮っていて、下の駅で15$で売っていた。
日本の観光地によくあるものだが、これも記念であり買ってしまう。

















9:40ゴンドラ駅を出発し、カナディアンロッキー/コロンビア大氷河の観光へと向かう。
ハマちゃんのガイドを聴きながら、バスの中から景色を見る旅となる。
バスは、アイスフィールド・ハイウエイーを快適に走ってロッキーの奥?へと入って行く。
ハマちゃんのガイドは、熱心で事細かく説明してくれて、何も知らないで来た自分には、とても有難かった。
(中にはちょっとくどいと言っていた人もいたが、私は嬉しかった)

バスの中では、眠り就く人も多いようであるが(女房もしっかり寝ている)、私はハマちゃんの言うことにうなずきながら、
周りをしっかり見て過ごす。
マウント何々は人名を表し、何々マウントは山の形状を表す事を知る。
例えば、マウント・ビクトリアはビクトリアさんに因んで付けられた名前、ホスピタル・マウントは城のような山、と言う具合である。
また、雪が積もった所と氷河、の違いの見分けも知った。氷河は断面になっており青く見えるのだ。

11:30コロンビア氷河(看板にコロンビアアイスフィールドと書いてあった)まで52kmの所にあるドライブインでトイレ休憩となる。
ここは戻ってきて昼食となる場所である。目の前に、朝日が射している大きく立派な山があるが、写真は逆行で上手に撮れなかった。

バスはすぐに出発して氷河に向かう。ハマちゃんのガイドは、相変わらず軽快に続いた。
ロッキーの山並みを走るハイウェイーの両脇にある木々、カナダを代表する景色が続く。
この木(木の下の部分に枝がない)の説明もあったが、”松”であるのは記憶に残ったが、名前も生立ちも忘れてしまった。
途中、切り立った岩肌にマウンテン・ゴート(白ヤギ)を何度か見るが、遠すぎて白い点にしか見えず、
白ヤギがどんな顔しているのか分らなかったのが残念である。


12:10コロンビア大氷河のひとつ? カサバスカ氷河に着く。
事前の旅行説明では、雪上車に乗って氷河の上に降り立つ、
と聞いていたが、雪上車は10月から運休しており話が違った。
氷河を遠くから眺めるだけになったが、
ロッキーの雄大な山々に囲まれていて大満足の景観である。
昨晩お願いした桜ちゃんと、そしてハマちゃんと、
ツーショットの写真も撮れて、大満悦する。
みんなもハマちゃんや仲田さんと写真撮っているが、
大体は夫婦で撮っていて、ツーショットは殆どない。
女房は、運転手のリュックに抱きついて写真を撮っていた。



バスは、来る時にトイレ休憩したドライブインへ戻り昼食となるが、
バスを降りると、滋賀の新婚さんに再開して大いに驚く。
この広いカナダで3回目の再開であり、全くの奇遇である。
新婚さんは食事を終えて出て行く所、自分達は食事に入る所で、
お互い時間がなかったのが非常に残念であった。
新婚さんさんと一緒に記念写真を撮り、互いの住所を交換して別れるが、
相手は新婚でこちらは老夫婦、連絡くれるかなぁ。

ドライブインの中は大混雑である。日本人が7〜8割ほど占めていた。
日本の中流階級人が、世界中へ出向いているのを目の当りに見て、
いやな感じになるが、自分もその一人である。
ここの昼食もまたバイキングであった。
そう美味そうな食材はなかった。ハマちゃんから、ここは鳥料理が美味く、
運転者のリュックも好んで食べている、と聞いたので、鳥の足肉は2つ取り、
ビールのつまみにして食べる。米やバスタは不味くてかなり残した。





14:10ドライブインを出発する。
バンフへ戻るハイウェー沿いにある、ボーレイクに止まって、
しばしの写真タイムになる。
ボウとは現地語で"弓"と言う意味だそうで、
きっと大昔のインディアンがこの湖付近で、
弓を作っていたのだろう、 と想像する。

それにしても、湖と山がマッチした、美しい眺めである。
自分達も、みんなもこの美しい景色をバックに、
いっぱい写真を撮っていた。


















次にバスはクロー・フット(カラスの足)氷河が見える駐車場に止まり、またしばしの写真タイムとなる。
3つの氷河が枝分かれして、カラスの足に見えることから、この名がついたと言う事だが、
現在は1つが欠落して2つの氷河しかない。
ここでは、三宅の奥さんにお願いしてツーショットの写真を撮る。この奥さんはひょうきんな人で、
写真のとき色んなポーズを取っていて、性格が女房に似ている、と思った。
三宅のダンナは、おとなしく真面目な人だと思っていたが、女房とツーショットの写真の時、ハイポーズの合図で
片足上げてポーズ取ったのには、可笑しくて笑いが止まらなかった。実際はダンナもひょうきんな人で、似たもの夫婦であった。

政池さんの提案で、全員の集合写真が実現した。
既にバスに乗り込んだ人も降りて来て、添乗員の仲田さんとガイドのハマちゃんに代わる代わる、全員の写真を撮って貰う。
これは記念になるだろう。今までは気の合った人達と接しての旅行であったが、この写真で旅行終盤になってしまったが、
全員がなかり親しくなれたようだ。全員写真がどの様に届くことになるのか判らないが、届くのを期待しよう。


15:50最後の観光地レイク・ルイーズに着く。
ルイーズは、イギリスのビリトリア女王の娘の名前なんだが、
なぜこの娘の名前がこの湖の名前になったのか、きっと説明あったと思うが忘れた。
(ガイドのハマちゃんは、色んな地名やそのいわれを説明してくれたが、殆どを忘れてしまった)

ビリトリア山とルイーズ湖の景色は、女性的とハマちゃんが言っていたが、
そう聴くと、優雅な女性的な景色に思えて来た。
ここでも桜ちゃんと一緒の写真が撮れて大感激である。



17:10バンフに到着し、運転手のリュックと手を振って別れ、
カナダ旅行の観光はこれで終了となる。

19:00夕食はアルバータビーフで、初めての肉料理である。
大川夫婦・額田に住む夫婦(最後まで名前聞かなかった)と
テーブルを一緒にする。
”アルバータ”とはここの州名である事を、
額田のダンナが教えてくれ、みんで”凄い”と関心する。
ぶ厚いアルバータビーフのステーキが出て来たが、
とても柔らかくて美味しかった。



みんなが集っての食事は今日が最後であり、どこのテーブルも会話が弾んでいるようだった。
また、今日は政池さんの奥さんが誕生日であって、レストランからキャンドルのサービスもされて盛り上がる。
どこかの奥さんが、”私たちも結婚記念日なのよ”と言っていたが、これには誰も反応しなかったのが可笑しかった。
1時間半の食事タイムだったが、楽しい時は”あっ”と言う間に終わってしまう。
最後に、記念に残るように、各テーブルに居る人たちの写真を撮る。

部屋に戻ると、昨日の残りのウィスキーを飲みながら、24chの日本放送のテレビ(NHKの放送をしていた)をしばらく見るが、
22:30旅行が終わってしまう寂しさを感じながら、眠りにつく。



5・6日目 岐路

モーニングコール(5:30)前の、5:15に起き、朝からシャワーを浴びて髭を剃り、
部屋に置いてあるコーヒーを入れて飲み、6:30の出発を待つ。
今日は早朝出発であり、朝食はパン弁当である。
硬いパン2つとジュースとりんごの弁当で、パン一切とジュースのみ食べる。

真っ暗の中ホテルを出発し、バスはカルガリー空港へ行く。来る時と違って、
これから約30時間かけての岐路の苦痛(飛行機の中の)を思い悩む。

カリガリーに近づくと、遠くに無数の明かりが点在し見事であった。
カルガリーは油田もあると聞いたので、電力事情は非常にいいのだろう。
8:30カリガリー空港に到着する。
ここでガイドのハマちゃんと悲しい別れとなる。



10:00カルガリー発AC207便でバンクーバーへ。約1時間半の飛行である。
機内では、ビールを2缶買って最後の$を使い果たす。飲み終わった後、ゴミ回収に来た男スチュワーデスが、
ビール缶をいとも簡単に潰したので、思わず拍手してしまうと、両腕を下に丸めて筋肉を盛り上げるポーズを、
”ウォーッ”と掛け声えかけて、力んでやってくれたのには大笑いした。外人はユーモアたっぷりである。


11:30(時差で1時間戻る)バンクーバー発関空行き
AC035便に乗り込み、カナダと”さようさら”である。
帰りの飛行は11時間の予定であり、来た時より2時間も長い。
これからの苦痛とても心配である。

4:30(日本時間・バンクーバー時間より16時間進む)
飲み物サービスが来て缶ビールを貰うが、凍っていてふたを開けると


勢いよく噴出したてしまい往生する。直に沢山のティシュと缶ビールの交換くれたので許す。
はげの男のスチュワーデスだったが、ちゃっんと今度はフタを開けても大丈夫なのを確認し、
”OKか”と聞いてくれたので、”OKだょ”と応えてやる。

5:30一回目の機内食が来る。”チキン”or”サーモン”の選択で、自分はチキン、女房はサーモンを選ぶ。
今回も、食事前の飲み物は、女房も缶ビールを頼んで貰い、2缶を楽しむことが出来た。

しばらくの間、帰ってからのホームページ構想を考える。大ざっぱな構成は、紀行ページ・写真ページ・ビデオページ、
にしようと決める。写真は、自分達や他の人達も沢山撮ったが、ビデオ撮りはそんなにしなかったのを悔やむ。

9:30足腰がどうにも辛くなって来た。座席は窓側の2シートの方だったので、通路に出て足腰を伸ばしたり屈伸したりして、
苦痛を和らげる。立っていた方が楽だったので、そのまま30程通路で立って過ごす。

13:00二回目の機内食が来た。”ビーフ”or”ゴハン”の選択だが、何か選択対象がおかしい気がする。
自分も女房もビーフを選択した。

14:20定刻通り関空に到着し、カナダ旅行も終わってしまう。ずーっと楽しみにして来て、実際も非常に楽しい旅行だった。
これで、現実に引き戻されるのか、と思うと辛くなる。


−−− 終わり −−−