東海自然歩道挑戦記    05年の挑戦   06年の挑戦   07年の挑戦   08年の挑戦

★奈良コースの挑戦★
 (08年10月〜09年5月)



★第72回08.10.18 余野公園分岐点から新大仏寺
★第73回08.10.25 新大仏寺から青山高原県道670号
★第74回08.11.01 中太郎生から大良路・曽爾高原
★第75回09.02.21 桜峠から青山高原県道670号
★第76回09.03.07 桜峠から中太郎生
★第77回09.03.21 葛(曽爾)から大野(室生)
★第78回09.03.28 室生口大野から三輪
★第79回09.04.04 三輪明神から白毫寺
★第80回09.04.29 奈良(白毫寺)から笠置
★第81回09.05.09 笠置から童仙房・一本松
★第82回09.05.16 童仙房・一本松から宇治平等院
★第83回09.05.30 宇治橋から石山寺




★第72回08.10.18 余野公園分岐点から新大仏寺
データ : 自然歩道距離=16.3km(内車走=3.7km) 歩時間=220分 休憩=50分 車走総距離=240km
      総時間=11:00 総費用=6.3千円(高速:2.6 ガス:3.7)   ※ガスは10km/ℓ・155円/ℓで計算

奈良コースは来年でもと思っていたが、他にやる事が無いので挑戦を開始する。6時に家を出発して、久しぶりに西へ向かって走る。以前何度も利用した東名阪高速の御在所SAで朝食をする。私は720円の名古屋定食(どて丼に串カツ付き)、女房は520円の肉うどんを食べる。今日はエコ運転に徹し、時速100kmを越えないように走る。家からSAまで約50kmだが、40分かけて走ると燃費は11.3ℓ/kmと驚くほど良かった。いつもの走り方だと高速でも8ℓであり、エコ運転は重要だと悟る。名阪国道を中在家ICで下りて県道668号を10km走り、7:45到着地の新大仏寺に着く。ここで燃費を確認すると10.8ℓに落ちているが、県道668号は山道であり仕方ない事だろう。新大仏寺にバイクを下ろし、柘植へ出て出発地の余野公園分岐点へ行く。

8:50本線との分岐点に立ち、三重・奈良コースの挑戦を開始するが、いきなりのズルで霊山の登山口までは車走する。分岐点から柘植まではかなり狭い林道で、車走は注意が必要だ。名阪国道の所(伊賀ドライブインの近く)へ車を置いて、9:40霊山へ目指して歩き始める。霊山山頂までは舗装林道が続いて、車でも上れるがここは我慢して歩く。非常に急坂の上り道をただひたすら歩く。自然歩道標識が0.7km毎にあるのに気付き、タイムを取ってみる。山頂まで3.6kmの標識は9:58、2.9kmが10:10、2.2kmが10:22、1.5kmが10:33、0.8kmが10:45、何れの0.7km間も計ったように12分かかった。10:55山頂到着する。山頂には10人程オジンハイカーがいた。眼下に伊賀盆地とその中を真直ぐ走る名阪国道が見える。オジンハイカーが伊賀盆地を逆に読むとと言われ、"チ○○ガイ"と声を出して言う女房の低俗さに呆れる。素晴らしい眺めの中で、シュークリームを食べながら20分程休息する。

11:15下山を開始し田代池へ向かう。下山道は山の中の道で、自然を感じながら歩けて気持ち良かったが、階段が多く一寸うんざりしてきた時に田代池に着く。田代池は思ったより大きく水も綺麗だ。池辺は広くベンチがいっぱいあるが誰も居ない。静かな中で持ち歩いているデジタルプレイヤーの古い歌謡曲を聞き、のんびり池を見ながら昼食をする。12:20田代池を出発する。しばらく自然歩道は池周りの道で、とても気持ち良く歩ける。忍者の問題や木に文字板があり、問題を解きながらハイキングが楽しめるようになっているようだ。ここは松尾芭蕉のゆかりの地でもあるようで、芭蕉の俳句があちこちに表示されいてた。新大仏寺に近づくと、沢沿いの道で何度も沢渡りがあるが、石が橋のように並べてあり、この辺も感じ良い歩道である。新大仏寺の手前で車道に出るが、そこから新大仏寺へ行く山道がある筈だが見つけれず、車道を歩いて行くがかなりの遠廻りとなる。14:10新大仏寺に着く。帰りのバイクは、県道668号から誰も走らないような県道667号へ入り、柘植への近道をするが、やはり狭くて酷い道でしたので、車は止した方がいいです。(実は朝ここを走ろうとしたが、入口が酷い道だったので止めた) しかしこの道で2匹の鹿に遭遇出来ました。鹿はしばらく路上を逃げて走ったので、バイクと並走出来ました。





★第73回08.10.25 新大仏寺から青山高原県道670号
データ : 自然歩道距離=23.7km(内車走=7.7km) 歩時間=320分 休憩=40分 車走総距離=310km
      総時間=14:15 総費用=7.3千円(高速:2.6 ガス:4.7)   ※ガスは10km/ℓ・150円/ℓで計算

自分でも感心するほど良く頑張っている。10月で5回目の挑戦をする。少し遠方になって来たので早めの5:15家を出発する。今日もエコ運転を心がけるが、御在所SAまでの50kmの燃費は11.0km/ℓで、先週より悪いのにガッカリである。SAでの朝食は、豚汁定食(470円)と女房はいつも同じの肉うどん(520円)である。伊勢高速の久居ICを出て、7:20青山高原(保健保養地)に到着する。もう半袖では寒くて震えながらバイク降ろしをし、先週到着した今日の出発地・新大仏寺へ向かう。

8:10今日もズルして、車走で新大仏寺から笠取山を目指して出発する。すぐの処に服部川に架かる橋があり、そこに芭蕉の句碑がある。『からかさに おしわけみたる 柳かな』の石碑が大きな柳の木の下にあった。早朝の服部川は、木に覆われている中を静かに流れており、とても感じが良かった。その先からは笠取山へ向かって、急坂の狭い林道である。行ける所まで行って見ようと走り続けるが、ミニバイクの上りがとても不安になって少し引き返す。結局、笠取山まで3.0km(新大仏寺から4.4km)地点から歩き始める。8:55先ほど車走した急坂の車道を歩き始める。1時間程歩いて笠取山手前から青山高原へ行く分岐点に着く。ここからは激しい階段の降り道である。ガイドブックに”はって登る急階段”とあるが、我々はここをはって下った。ここまで急坂だと逆に感動も湧いてきて楽しくなってしまう(急階段は300m程である)。10:15階段を下り切った所にベンチがあり、エクリアを食べて休憩する。ここから青山高原へは、沢沿いの山道だがそんなに急坂は無かった。10:55青山高原に着くと、遠くにも近くにも風車がいっぱいである。”やすらぎの丘”と言う所の展望駐車場からは、伊勢平野から伊勢湾まで見渡せれて、とても景色が良かった。高原の中の自然歩道は、森に入ったり見晴らしが利いたりのくり返しの道で、最高のハイキングコースとなっている。三角点に近づくと、大きく下って上る所が2ヶ所あり、腹も減って来ておりかなりバテる。12:45何とか三角点に着くが、素晴らしい眺めであり疲れも癒された。この景色を見ながらの昼食は最高でした。

13:15三角点を出発するが、まだ到着地まで6km程もある。13:45別荘地帯に出る。急斜面でとても家が建てれそうに無い所が区画されていて、ちゃんと売れているのか区画板に名前が入っている。本当にここに別荘を建てるつもりで買っているのか、不思議でならない。14:20国道165号に架かる陸橋に出て、保健保養地まで1.2kmの道標があった。しかしこの道標は絶対ウソだ。道標を信じてもう少しを言い聞かせて歩くが、20分歩いても到着する雰囲気は無く、逆に激しい階段の登りに出くわした。もう嫌になるが歩き続けるしかなく、結局はあの道標から1時間近くもかかって保健保養地に15:5に到着した。ここから先も県道755号が自然歩道であり、この先の県道670号まではまた車走に決める。この車走中に鹿に出会い、しっかりとビデオに収める事が出来た。20〜30m手前で止ってビデオを撮るが、鹿はしばらく動かずこちらを見ていたが、車のドアを開けた途端に山の中へ逃げ去った。17:00県道670号に着いて今日の挑戦を終わらす。





★第74回08.11.1 中太郎生から大良路・曽爾高原
データ : 自然歩道距離=7.6km 歩時間=190分 休憩=40分 車走総距離=360km
      総時間=12:00 総費用=7.6千円(高速:3.2 ガス:4.4)   ※ガスは11km/ℓ・135円/ℓで計算

私ののエコ運転も定着していまい、今日は一段と厳しく時速90kmを越えないように走る。今日は安濃SAで朝食にするが、家から86km走って12.7km/ℓの燃費に驚くと共に大満足である。高速道路では、10kmスピードを落とすと1ℓ燃費がよくなるようだ。さらに速度を80kmに落とせば、燃費は14km/ℓ越えるかも知れないが、時速80kmではイラついて我慢しきれないだろうから、これからは時速90kmを限度に走るようにしよう。そろそろ奈良の曽爾高原のススキが見頃だろうと思い、今日は前回の続きからでなく、曽爾高原を散策出来るコースで、三重県の中太郎生(ナカタロウで生をナマと読まない)から奈良県の大良路までの7.6kmを歩く。

9:20中太郎生の郵便局の駐車場に車を置き(土曜日で休みだから良いだろうと勝手に止める)、亀山峠へ向けて歩き始める。部落を過ぎると見晴らしがきく草原で、周りの紅葉した山々がとっても綺麗で、気持ちいいハイキングとなる。ハイカーしか通らない草原の中の小道に、みやげやがあり商売しているのに驚いた。おばあさんに、"こんな所で買う人いるの?"と尋ねると"いる"と言うことで、ここをハイカーが多く通るようだ。今は私達の他には、4人連れのハイカーがいましたが。10:15草原の舗装道から外れて亀山峠への登山道入口に着く。ここからは石畳の急坂の道となる。しばらく石畳が続き、そのうち石の階段となり、登山道はさらに急坂となってかなり堪えた。10:35三重・奈良県境に着くが、ここには朽ちて汚い板看板があるのみだった。道はさらに上りが続いているが、県境から10分程頑張ると亀山峠に着いた。

亀山峠からの曽爾高原の展望は、正に絵のようで素晴らしいの一言だ。眼下に広大なススキの高原、右手方向は二本ボソ山で左手方向は亀山である。景色は素晴らしいか、風が強くて寒くじっとしていられない。自然歩道は、草原を下りて自然の家へ向かうが、折角だから亀山山頂まで行って下りることにする。2回ほど上り下りがあるがすぐに亀山山頂に着く。標高849mの山頂看板があった。しばらくお菓子を食べながら休憩し、素晴らしい眺めを楽しむ。亀山山頂からの下りは、急坂の階段であるが、周りは背丈以上のススキであり、気持ち良く下りれた。曽爾高原の自然をしっかり楽しみ、11:45曽爾高原を出発する。今日は昼飯は持参せず高原で何か買って食べよう、と思っていたが、曽爾高原にそんな所は無く、昼飯を心配しながらの歩きとなる。大良路の手前に”お亀の湯”と看板がある所に出る。ここは風呂とレストランがあり助かるが、レストランは多くの人が並んでいたので、隣の茶店で昼食とする。1000円の松茸定食(女房はカレーうどん)を食べるが、松茸ご飯に付いている薄味のきつねうどんがとても美味しかったです。ここから到着地の大良路”かがり橋”まではすぐで、12:50到着する。静かに流れる川に架かるかがり橋(吊り橋)からは、曽爾高原も見渡せれてここも絵になる景色でした。





★第75回09.2.21 桜峠から青山高原県道670号
データ : 自然歩道距離=16.4km(内車走=16.4km) 歩時間=0分 休憩=0分 車走総距離=290km
      総時間=6:20 総費用=6.7千円(高速:3.2 ガス:3.5)   ※ガスは8.5km/ℓ・103円/ℓで計算

今年の挑戦を開始する。6:00家を出発し、湾岸高速-東名阪-伊勢自動車道と走り、安濃SAに6:50に到着する。最近ガソリンは安くなっており、昨年一生懸命やったエコ運転を放棄している。(いけないことです) 車両情報を見ると、時速は100kmで燃費は8.3ℓでした。久居ICを出て国道165号を走り、メナード青山リゾートに8:00到着する。今日は北風が強く非常に寒い。時々雪も舞っている。そして自然歩道は殆どが県道755号の車道である。今日はここから県道670号までの約10kmを歩くつもりで来たが、ここに来て気力が失せる。この先の桜峠までは車道なので、桜峠から県道670号までを車走で挑戦に計画変更する。この寒い中の歩きは地獄のように思えたが、一変しての天国に嬉しさがこみでる。次回の桜峠から尼ヶ岳方面の自然歩道の本道が見つからなかったが、近道で木橋まで行く道を見つけれたので安心出来た。

9:00桜峠を出発する。県道755号は杉林の中を走る非常に狭い道で、すれ違いには非常に難儀をするだろう。すぐに古田の山里にでる。ここの水田の眺めはなかなかよくて、車を止めて写真を撮る。そこからまたすぐ(車走だから当然すぐ・すぐとなる)にメナード青山リゾートに着く。ここは広くていろんな施設があるようだが、客は誰もいなかった。ここに布引峠の案内板があり、伊賀と伊勢の境だと言うのがわかる。また杉林の中の道を走るが、見所もない長いこの道を歩くのは、非常につらいだろうな、と思った。大原橋の所に航空自衛隊の基地がある。そこから自然歩道は県道を外れ未舗装の山の中の道となる。無理したら車でも走れるかも知れないが、なんか不安でここから到着地の県道670号間の自然歩道はパスとする。10:10昨年到達した青山高原の麓の県道670号の所に到着し、今年最初の挑戦が早々と終了となる。次回からは真面目に歩こうと反省しています。帰り道青山高原で、車道のすぐ横の林の中に2頭の鹿がいるのを見つける。普通すぐ逃げそうなものだが、車を止めてもしばらくじっとしており、ビデオと写真におさめる事が出来て感激である。その2頭が去ると反対側からも1頭が現れた。昨年もここで見ているし、どうも青山高原にはかなりの数がいるようだ。





★第76回09.3.7 桜峠から中太郎生
データ : 自然歩道距離=11.1km 歩時間=270分 休憩=45分 車走総距離=330km
      総時間=12:30 総費用=6.7千円(高速:2.9 ガス:3.8)   ※ガスは9.0km/ℓ・103円/ℓで計算

5:15家を出発して、伊勢湾岸-東名阪-国25号-国368号、と走って7:20中太郎生の郵便局の所に到着する。去年の最終挑戦で、ここに車を置いて曽爾高原まで歩いたのが思い出される。今日はここに戻りのバイクを置いて、出発地の桜峠へと行く。桜峠へ向かう県39号は非常に狭い山道で、二度と走りたくない道だが、歩き終えた後往復しなければならないのにゾッとする。一台の対向車ともすれ違うことなく、8:5桜峠に到着する。

8:15尼ヶ岳へ向かって出発するが、自然歩道本道(こけは前回来た時探したが見つけれなかった)ではなく、尼ヶ岳への近道を歩く。林道を15分ほど行くと、尼ヶ岳への分岐に着く。ここには標識がありすぐ分かるが、その分岐を入って直の所にも分岐があり、ここには何の標識もないので道なりの左側を行くが、15分程上り坂が続いた後下り道となり、また前方に高い山も見えない。尼ヶ岳への登山道は、先程の分岐を右に行くのだったのか、と間違いに気づき引き返す。右側に入って直の所に、東海自然歩道の標識があり一安心であるが、標識は分岐の所に立てて欲しいものである。尼ヶ岳への登山道は、ガイドブックにいやになるほどの長い階段と紹介されていたが、まさにその通りで延々と急勾配の階段が続く。登り始めが9:10であり、階段は山頂まで続いていて、山頂到着は9:50でした。(この間の距離は800m) 山頂は見晴らしが効き、素晴らしい展望が楽しめる。遠くに山肌が剥けた所が見え、てっきり曽爾高原かと思ったが、山頂に案内表示があり、青山高原の方向なので違ったようだ。素晴らしい眺めだが、冷たい強風が吹き荒れていて、寒くてじっとしていられない。早々に下山する。笹の中に下山道があるようだが、はっきりしなく心配なので階段で下山する。(登った階段の道とは別に階段の道がある) 階段を下りると、尼ヶ岳を取り巻いている自然歩道と合流する。

10:55桜峠4.6kmの標識がある所にベンチがあり、少し寒いがドラ焼きを食べて休憩する。今日のコースは11kmあり、まだ半分来ていないのだが、あの急坂の階段の上りのせいで足はかなりへたって来ており、この先が思いやられる。寒いので5分程の休憩で出発する。大洞山登山道の分岐を過ぎると、苔に覆われた石畳みの道となり、緑が鮮やかでとても見た目はいいが、少し歩きにくい。苔は周りの岩にもびっしり付いていて、なかなか爽快な眺めである。11:20少し早いが苔の石畳みの道に座り込み昼食にする。道を塞いでもハイカーが通る心配はしない。桜峠からハイカー処か誰にも遭遇していないのだ。早めに昼食を済ま(寒いので)出発となる。12:20林道に出る。中太郎生まで3.7kmの標識があり、もうひと頑張りである。しばらく林道の坂道を上がるが、また自然歩道は山の中へと入る。13:30中太郎生に着く。今日は殆どが山の中の道で、自然の中を歩いたと実感できるし、出発から中太郎生の部落に出るまで、民家にも人にも出会わなかった。こんな本当に自然のコースは、東海自然歩道のコースの中でも珍しいと思った。





★第77回09.3.21 葛(曽爾)から大野(室生)
データ : 自然歩道距離=14.7km 歩時間=350分 休憩=60分 車走総距離=335km
      総時間=13:10 総費用=7.6千円(高速:2.6 ガス:3.8 参拝:1.2)   ※ガスは9.0km/ℓ・102円/ℓで計算

今日の挑戦の到着地が、室生寺を越えた所なるのに驚く(コース設定は女房の役割で、自分は何処を挑戦しているのか認識が薄い)。もうこんな所まで来たのか、と言った感覚である。名阪国道の針ICを出て、国道369号をしばらく南下し、県28号を走って近鉄大阪線の室生口大野駅近くの大野寺に、7:30に到着する。大野寺の駐車場にはトイレとベンチがあり、女房が待つには丁度良い所である。戻りのバイクは、ここ大野寺から1km程離れた所に、東海自然歩道が山の中から県道28号に出る所があり、そこに置く。出発地の葛(郵便局前に駐車スペースあり)には、8:20に到着する。ここは昨年の到達地であり、奈良コースの歩きが、前回の挑戦で繋がった。

8:30郵便局を曲がった所が自然歩道で、歩きを開始する。山の傾斜の葛の部落の中の道を上がる。鎧岳と兜岳が目の前にそびえており、迫力ある景色が楽しめる。今日は奈良県発行の東海自然歩道地図を忘れて来てしまい、道標に頼るしかなくて不安であるが、奈良県は道標がしっかりしているのか、この辺りもあちらこちらにあり、問題なく行ける。(以降も迷う事無く到着出来た) 9:00山から出ると、広々としていて池の庭まである。観音さんの標識があったので、ここは寺院の一画なんだと思った。そこから少しの所にキャンプ場があり、この時期に大入りだったのに驚く。キャンプ場の広場で子供達が野球で遊んでおり、カメラを向けると喜ぶのが面白かった。キャンプ場からは車道を上って行くが、15分程歩くと済浄坊の滝へ行く山道に着く。ここから滝までは0.5kmの標識があった。この山道は、見事な清流の川沿いで、快適なハイキングと言った感じで歩ける。10分で済浄坊の滝に着く。大きな滝でないが、非常に綺麗な透明の水の滝で、素晴らしい眺めである。すぐ上にもう一つ滝となっている。この美しい風景には感動した。滝からまた10分程歩くと車道に出る。済浄坊の滝は、車道間の散策コースになっている。ここからは、車道をひたすら上がり、クマタワ峠に向かう。約30分、長い急坂の車道を歩き、10:25クマタワ峠に着く。やれやれと言った気持ちになるが、ここにはトイレはあるがベンチがない。立ってバナナとドラ焼きを食べて休憩する。

峠からの下り道は、大きな石ころだらけの急坂であり、また道はしっかり濡れていて、歩き難いことこの上ない。滑って転ばないよう、慎重な歩きでとても疲れる。またこの道は長くて、40分程難儀な下り歩きが続いた。11:20林道に出てしばらく行くと、古代米の店屋が現れたのには驚く。壁にうどんのメニューが書いてあるので店屋に違いないが、殆ど誰も歩かないこんな場所で、営業が成り立つのか非常に不思議になる。12:20室生寺に到着する。今日は快晴で暖かく大勢の参拝者がいた。金堂、本堂、五重塔、と見て昼食にする。山の上には奥の院があるが、とても登る元気は起こらない。昼食はミニ助六とゆで卵のみで、侘びしすぎた。(絶対刺身を買って帰り、大飲みしようと思うことで、侘しさを克服する)  13:00室生寺を後にして大野へ向かう。ここも山の急斜面に部落があり、民家の中へ入ってしまいそうな道を上るが、標識がしっかりあるので、自然歩道を歩いていると安心出来る。大野へはまた一つきつい山越えがある。ざっと室生寺から、30分かけて頂上に着き、50分かけて大野に下る、である。大野への下りも、石の道で非常に難儀な歩きとなる。14:20県道28号に出て無事今日の挑戦が終わる。





★第78回09.3.28 室生口大野から三輪
データ : 自然歩道距離=25.9km(内車走:6.3?) 歩時間=340分 休憩=80分 車走総距離=320km
      総時間=13:20 総費用=7.0千円(高速:1.9 ガス:3.5 参拝:1.0 電車:0.6)   ※ガスは9.4km/ℓ・102円/ℓで計算

今日は少し早めで4:50家を出発する。と言うのも、今日から高速道路の料金が最高で千円となり、帰りの大渋滞が心配されるからである。亀山ICを出ると確かに千円でした。今までは、2600円の通勤割引で1300円取られていた。名阪国道の針ICを出て、近鉄の長谷寺駅に7:40に到着する。駅横の車道は駐車出来そうだし、禁止の標識も見当たらないので、少し心配ではあるが、ここに車を置いて行くことにする。今日はバイクの戻りは無く、先週到着の室生口大野へ電車で行く。大野駅までは2駅で10分程で着いた。大野駅のすぐ近くに大野寺があり、ここのしだれ桜が有名、と言うことだが、しだれ桜はまだ咲いていなかった。ソメイヨシノは既に満開に咲いていた。駅から1km程行くと、県28号から外れて長谷寺方面へいく自然歩道に出る。

8:00出発する。少し坂を上がるとすぐに室生ダムに着く。室生ダムは大きなダム湖となっているが、自然歩道はこのダム湖沿いの車道を行く。まず初めに、すぐ向こうに見える対岸へ行くのに、深い入江で1km程行って戻る道となる。その後もひたす湖岸沿いの車道を歩き続ける。赤い大きな吊り橋(下山橋)が現れる。この橋は渡らない。また暫く行くと、9:10今度は青い吊り橋(赤人橋)着き、この橋を渡って湖岸から離れて行く。戒長寺3.2kmの標識があったが、戒長寺へは、きついきつい急坂を、息を切らせ切らせ上ることになる。10:00戒長寺の参道口に着くが、寺まで200mの参道を上がる元気はなく、道端に座り込んで休憩にする。今日は風が冷たく、じっと休憩もしておれず、すぐに歩き出す。参道口の所が頂上で、山間の中の車道を下る歩きになる。暫く行くと山部赤人の墓がある。この人は、万葉時代の歌人であることは何となく知っていたが、『田児の浦ゆうちいでてみけば真白にぞ...』を歌った人とは知らなんだ。鳥見山公園を目指して歩き続ける。国道165号に出て、165x169号の交差点に着くが、この辺りには道標が全く無くて、きっと迷う所です。自然歩道は、交差点の先に架かる玉立橋の青い階段を降ります。女房がインターネットで入手した情報のお陰で、迷わずにすみました。その先も車道が続き、なかなか山道になりません。0.6kmの標識がある所から、車道を外れて山道を登り、11:40鳥見山公園の展望台に着く。ここからの展望は素晴らしく、感動します。遠くの山々や近くの山の中に榛原や桜井の町、手に取るように見えました。ここで昼食タイムです。

12:10鳥見山公園を降り始めると、記念樹の森があり、やたら多くの標識と記念樹がありました。高束城址に向かうが、イノシシの檻の看板があり驚く。檻があると言うことは、イノシシがいるんだ。実際、道を間違えて檻の所へ行ってしまう。(こちらの道の方が確りしていたので、立ち入り禁止とあったが入ってしまう) 12:55城址に着くが、城の面影はどこにも全く無かった。ここから石畳の下り道となり、20分程下ると部落に出て、また車道歩きとなる。13:40初瀬ダムに着く。ダムを上からのぞみ込むと、結構迫力があり足も竦む。14:10長谷寺に着く。この寺はボタンで有名だが、桜も素晴らしい。もう既に満開近くに咲いていた。本堂には舞台があって、境内を一望できて、寺院を色んな花の木が取り巻いていて、絵になっていました。ここは大仏さまでなくて大観音さまでした。撮影禁止となっていましたが、内緒で観音さま撮ってしまいましたが、バチ当らないかな。参道を通って長谷寺の駅に15:00到着する。心配した駐車禁止になっていなくて良かったが、まだ2つの心配事がある。一つは免許書を忘れて来てしまった事、もう一つは高速道路の渋滞。長谷寺から先の自然歩道は、国道165号を暫く行くので、JR三輪駅までは車走で済ますことにする。2つの心配は、免許書は見られる事無く済んだが、高速道路は亀山から四日市まで渋滞(ナビのビックスで分る)を知り、亀山からは1号線で帰ることにしました。(それでも三輪駅を15:40出発して、家には18:00に到着出来た。)





★第79回09.4.4 三輪明神から白毫寺
データ : 自然歩道距離=26.0km 歩時間=390分 休憩=40分 車走総距離=325km
      総時間=14:20 総費用=7.4千円(高速:1.9 電車バス:1.0 ガス:3.7 参拝:0.8)   ※ガスは9.1km/ℓ・104円/ℓで計算

3週続けての挑戦となる。毎週では経済的に苦しいが、早く踏破を終わらせたく、頑張ってしまう。5時に家を出発して、先週到着のJR三輪駅のすぐ近くの、三輪明神の参拝者駐車場に7時に着く。駐車場は無料となっていたので、ここに車を置く。女房に今日のコース距離を聞くと、JR奈良までの20数キロもあるとのことで、ちょっと不安になる。まずは三輪明神を参拝する。りっぱな参道があるし、社殿も立派であり、地元の熱田神宮とどちらが格式が高いのか?と思ってしまう。三輪神社は大神神社ともあるので、どっこいどっこいぐらいか。今日のコースは、山の辺の道という名前があり、山々の麓のヘリを歩く、と女房が色々調べており、得意げに言う。

大きな木の根元に、山の辺の道の案内板がある所から、7:30出発する。すぐに狭井神社、玄賓庵、が現れ、道沿いには多くの寺院があり、歩くのも楽しい。また、急坂もない山の麓の道は歩き易いし、のどかで気分も安らぐ。20分程で桧原神社に着いた。ここはそれ程大きな神社ではないし、誰も居なかった。神社を抜けると、山々の合間に部落が見えた。『大和の青垣』の案内板があり、国定公園と書いてある。青垣とは、山々に垣根のように囲まれている、と言う事から付いた名前のようだ。山の辺の道は、景行天皇陵へ向かって行く。自然歩道から外れて、前方後円墳を見に行くが、入口は閉まっていて立ち入り禁止である。初めて古墳が見れる、と思ったのに残念である。景行天皇からすぐの所に、崇神天皇陵もある。いづれも山一つの大きな墓であり、天皇でも勿体ない過ぎる、と思ってしまう。また暫く歩いて、9:10長岳寺に着く。ここは別名ポックリ寺で、苦しまないでポックリ死ねる、と女房が教えてくれる。参拝料300円出して、ポックリ死ねるよう拝む。本殿には、藤原時代の守護神像が二体あり、古い像に歴史を感じることが出来きた。この寺の入口に、東海自然歩道のトレイルセンターがあり、無料休憩できる。次ぎは石上神社に向かって行く。部落の中、山麓の中、山の辺の道は分岐が多くあるが、道標がしっかりあり安心できる。10:10石上神社に着く。この神社の門も古そうで歴史を感じた。神社を抜けると、天理市が展望出来たが、天理教の建物ばかりが目立った。竹林の中、名阪国道を潜る、そして山のヘリ、山の辺の道を進み、11:40白川ダムの溜池に到着する。もう4時間以上も歩いており、足も結構疲れて来た。池を見ながらの昼食とする。

12:00昼食を終え出発。ダムを出て、大きな車道に出るが、ここに標識がなくて迷う。自然歩道でないハイキングコースの標識が、左になっているのでそちらに行くが、どうも違うようで引き返しす。結果は、右に曲がって上って行くが正解で、10分程歩くと自然歩道の道標を見つけホッとする。12:35弘仁寺を参拝し円照寺を目指すが、雨が本降りになって来る。濡れながら歩いて行くと、自動車が止って『乗せて行ってあげる』と声をかけられる。しかも、わざわざ自分達が分岐した道に、入って来て声をかけてくれたのだ。見ず知らずの人に、乗せて貰う訳にもいかず断るが、それにしても親切な人が居るものだ、とその時は思った。今思うと、やっぱ怪しいな。乗っていたら身ぐるみ剥されていたかもね。雨の中、疲れ果てて歩く円照寺は遠く、中々現れない。13:15やっと円照寺に着くが、雨も酷くそのまま通過する。次が終点の白毫寺だが、何キロ先だか分らないがまだ遠い。白毫寺までは、ただ気力のみで歩く。朝と同様な竹林もあったが何の感動もなく、ただただ到着する為に歩き続ける。14:40到着するが、感動の気力も失せてしまっていた。カッパを着ていても、中の服はびしょ濡れていて、震えが走った。白毫寺に近い駅は、地元の人でも迷う複雑な所にあるようで(コンビニの姉ちゃんが言った)、バスでJR奈良駅まで行く。出発時は、奈良駅まで奈良公園を見ながら行くつもりでいたが、トンでもない事であった。





★第80回09.4.29 奈良(白毫寺)から笠置
データ : 自然歩道距離=18.0km 歩時間=340分 休憩=60分 車走総距離=260km
      総時間=14:00 総費用=9.6千円(高速:2.0 電車バス:2.0 ガス:2.9 駐車:0.5 見学:2.2)   ※ガスは9.9km/ℓ・112円/ℓで計算

会社は今日から7日間のGW。今日は祭日で高速代が千円なので、早速の挑戦である。因みに、5/2,3の土日も大渋滞覚悟で、中仙道挑戦するつもりでいる。5時に出発予定をしたが、1時間繰り上げて4時に家を出る。6:10JR関西本線の笠置駅に着き、駅横の町営駐車場に車を置き、電車で奈良駅へ行く。6:50奈良駅に着き、市内循環バスで、奈良公園に7:10到着する。早朝で人もまばらの中、多くの鹿がのんびりしている公園は、とても気持ち良かった。東大寺の開門は7:30であり、丁度いい時間である。(4時出発が正解であった) 開門一番で入場し、誰も居ない本殿前の、広々とした空間に感動する。東大寺は、塀も門も仁王様も大仏さまも、全てが超デッカい造りで見応えがある。次ぎは春日大社を見学するが、古い建築なのに、建物が新しく綺麗過ぎて、古さを全く感じられない。春日大社を抜けると、自然歩道の柳生街道に出て、車を置いて来た笠置駅までの歩きを始める。

8:45白毫寺から出て来て柳生へ向かう分岐から歩き始める。舗装道はすぐ終り、山道の自然歩道となり、昔の柳生街道を偲ぶ道を行く。峠の茶屋に向かってずっーと上りであるが、そんなに急坂ではない。今日のコースは、既に何組かのハイカーに会い、今までの自然歩道歩きとちょっと感じが異なる。先回の中仙道歩では、膝が痛くなり歩けなくなったので、膝を心配しての歩きになるが、何とか行けそうである。30程歩くと、荒木又右衛門に試し斬りされたと言う、首切り地蔵に着く。そこからまた30分程上ると、峠の茶屋に着く。この茶屋はお爺さん一人でやっているようだ。このお爺さんお喋り好きなようで、同じ事を何回も話しかけて来る。このお爺さんの手作りの草餅とわらび餅食べるが、結構美味しかった。毎朝5時に仕込んでいるそうです。10:00茶屋を出発する。すぐに小さな部落が出て、立派な公衆トイレ(ソーラパネル発電)ある。山の中の部落と水田の風景が、なかなかの絵になっていて美しい。田んぼからは、かえるの合唱も聞こえた。10:25林道から外れて一つ山越えをして、11:00円成寺に着く。綺麗で大きな庭園がある。円成寺は柳生街道随一の名刹とガイドにあり、重要な仏像が有るのだろうが、有料でありパスする。ちょっと早いが柳生まではまだ遠いので、ここにある茶店で昼食とする。小綺麗な茶店であり、親子丼を食べるが美味かった。11:30円成寺を後にして柳生へ向かう。

30分程歩くと大柳生の部落が見えるが、自然歩道は、大柳生の里をぐるーと取り巻いており、大柳生を抜けるのに結構かかる。12:40南明寺に着く。寺からすぐの所に"おふじの井戸"がある。この井戸はロマンス井戸と呼ばれるようで、そのいわれが案内板に書いてある。何回か山の中へ入るが、柳生手前の山越えの道は、結構キツイ上りとなる。13:40柳生の里に出る。旧柳生藩家老屋敷があり、見学する。私には柳生と言えば、石舟斎・宗矩・十衛兵の親子と新陰流と宮本武蔵とお通さん、しか思い浮かばない。柳生から笠置までは約3km程だが、笠置山越えがある。柳生からの上りは大したこと無いが、笠置への下りは、非常な急坂と悪路で難儀する。この急斜面は、楠正成が足利軍を苦しめた所と思い出すが、足利軍は何で柳生の方から攻めなかったのか? と思ってしまう。 15:20笠置の商店街に出る。店は結構有るが人通りは全く無く、閑散としていた。笠置駅に15:30到着して今日の挑戦を終わるが、これで奈良県の踏破も完成し、終着の京都・石山寺までもう少しとなった。





★第81回09.5.9 笠置から童仙房・一本松
データ : 自然歩道距離=29.2km(内車走=11.1?) 歩時間=260分 休憩=20分 車走総距離=310km
      総時間=11:00 総費用=5.7千円(高速:2.0 ガス:3.7)   ※ガスは9.2km/ℓ・111円/ℓで計算

家を4時に出発する。GWの高速道路は、彼方此方で大渋滞したが、早朝の伊勢湾岸−東名阪はガラ空きで、爽快に走行出来た。先回到着地の笠置駅にバイクを置き、国道163号線の押原ドライブインに6:20に着く。今日はここ押原から笠置駅までの約18kmの歩きである。6:30出発する。早朝でも国163号は、大型トラックがビュンビュン走っており、国道の歩きは危険この上ない。(歩道なし) 300mで国道を外れ、森の中への道となる。少し急坂を上るが、すぐに見事な竹林が現れる。竹林を抜けると、ウッソウとした森の中へと入る。今日は朝霧が濃く、まだ太陽をしっかり遮断している。暫く行くと、大きな茶畑が広がる。きっと京都だから、これは宇治茶畑と勝手に決める。7:25今山の集落に着く。押原4.3km・高山ダム3.7km、の自然歩道の道標かある。今山から伊賀川を渡ると、車道の長い上り坂となる。(バス亭の地名が○○坂とあった) 7:50高山ダム1kmの所で、自然歩道はメイン道から右に曲がり高山ダムへ向かう。

8:10高山ダムに着く。思ったより大きなダムであり、放流された水が凄い勢いでダム底に落ちて、しぶきを舞い上げているのが迫力あった。ダムの向こうに渡るとベンチがあり、小休止でドラ焼きを食べる。ここから笠置橋まで10.1kmの道標がある。今は8:30であり、後10km程なら11時頃には着けそうだ、と思う。高山ダムからは、川沿いの車道であるが、結構交通量があり、しかも凄いスピードで走る車が多く、歩道の無いこの車道の歩きは危険一杯だ。すぐに夢絃峡に出る。この辺りで、名張川と伊賀川が合流して木津川?となっている、と認識したが間違っているかも。新緑の山間を流れる木津川は、とても絵になっていて美しい。9:20車の多い本道から外れて、大河原部落へ向かう。こちらの道は、走る車は殆ど無く歩き易い。高山ダムからは、東海自然歩道の本道と、山越えのサブルートとがあるが、ここ大河原部落を過ぎた所で交わる。高山ダムまで、本道は5km、サブルートは9km、の道標があった。9:40車道を外れて、自然歩道は土道の方へ入る。木津川沿いの道は、うっそうとした森道で”獣道”の感がある。10:10森の中の道を抜けて、木津川にかかる人道?の橋”潜没橋”に出る。この橋はサイドの橋塀がないので、木津川の流れを100%楽しむことが出来る。何所で布目川になったのかよく分らなかったが、甌穴群(ホットポール)と呼ばれる所に着く。何百万年かけて小石が岩に穴をあけた、と言うことだが、何処にでもある穴で感動はなし。

10:45関西本線の布目の踏切に出る。昔は遮断機の踏切でなかったようだが、立派な踏切になっている。この後、線路沿いに自然歩道は進み、電車が来るのを期待したが、最後まで来なかった。(1時間に1本程なので仕方ない) トンネル沿いの自然歩道から、簡単にトンネル内に入れたので、怒られてしまいそうだし・危険も一杯だったが、入って路線に立って記念撮影をしまう。11:10笠置駅に着き、今日予定したコースの終了である。が、朝出発した押原から野殿は山登りの車道であり、この先はズルして車走に決める。12:25押原から車走で野殿へ向かう。急坂の細い道だが、行き交う車もある。ゆっくりゆっくり走り、12:45野殿に着くが、更にその先も車道なので、更に車で行ける所までは、車走にする。童仙房に着くがまだその先も車道であり、約1km程行った原山まで5.6kmの地点(一本松と標識あり)で、車道から外れる。今日の挑戦は、約11kmを車走でズルするが、笠置からここまでを終了とする。私(女房も同じ)みたいに、自分に甘い人間は軽蔑したくなりますね。





★第82回09.5.16 童仙房・一本松から宇治平等院
データ : 自然歩道距離=26.3km(内車走=9.3?) 歩時間=240分 休憩=20分 車走総距離=340km
      総時間=12:10 総費用=9.6千円(高速:2.5 ガス:4.6 駐車:0.7 見学:1.8)   ※ガスは8.0km/ℓ・110円/ℓで計算

天気予報は全国的に雨だが、宇治地方は昼頃からのようなので、雨に濡れるのを覚悟して、4時10分家を出る。今日は、亀山JCTから第2名神を走る。早朝の第2名神はがら空きで、時速140km程で走ってしまう。草津から京滋バイパスに入り、笠取ICを出て165kmを走り、6:00御栗栖神社に到着する。ここには立派なトイレと屋根付の休憩所があり、女房が待つに最適な場所である。バイクも濡れないように、休憩所の屋根の下に置き、先週到着した童仙房・一本松へ行く。ナビで19kmと表示されたが、山の中のとっても狭い道で、到着するのに40分程かかる。

6:50歩き始める。原山まで5.6kmの道標である。最初からキツイ上り坂あるが、8分で坂の頂上に着く。(誰かのHPに10分の下りとある、と女房が言うので、15分の上りを覚悟したが、拍子抜けの感である) ここの頂上からは、長い下り道となる。広々とした茶畑の中の道で、とても気持ちいいハイキングコースである。茶木に黒いビニールがかぶせてあるのは、かぶせ茶と言い、日光を防ぐことでマロヤカな香りの茶になる、と女房がインターネットで知った情報を、自慢げに話す。長い長い下りを歩き続け、8:10原山のバス亭のに着く。ここから鷲峰山(じゅうぶさん、と読む)まで3.6kmの道標があり、山登りの前にバス亭の待合ベンチで、持ってきたバナナを食べて力をつける。

参道(山頂に金胎寺あり)を示す大きな石標から、鷲峰山への上りとなる。原山の部落は、山肌の非常に急斜面な所で、部落の中の坂道を上がるのも非常に苦しい。部落を抜けると更に激しい登り坂である。周りの茶畑が非常に美しいが、感動している余裕は無く、苦しさに耐えながら上り続ける。Y字の分岐点があるが、道標がない。鷲峰山の方向は右だが、道成りは左のようなので左を行く。山の中へと入ると、次の分岐がある所に道標があり、正解だったと安心する。所々で山間から展望が望め、原山の部落やその先の童仙房から下りて来た山々がキレイに見える。少しの間、真直ぐのびる杉林の中の、平坦の道があるが、すぐまたキツイ登山道である。9:25原山のバス停を出発して約1時間、やっと頂上に着く。山頂の金胎寺は、あと100m程上だが見学はパスする。当然だが頂上からは下り坂で、所々では走り出してしまいそうな、キツイ急坂がある。頂上から20分程下ると、広々とした所に出て、ここには屋根付きの休憩所とキレイなトイレがある。饅頭を食べて休憩すると、遂に雨が降り出して来る。今日は雨覚悟の挑戦であり、”よくここまでもってくれた”と前向きにとらえ、カッパを着ての歩きとなる。9:55休憩所を出発する。延々と続く長い下り道をただ黙々と歩く。休憩所から約5kmの御栗栖神社に11:05に到着し、今日の歩きの挑戦は終りだが、車を取に行き戻ってからは、宇治平等院までを車走で済まし、今日は童仙房から平等院までの約26kmを完了とする。





★第83回09.5.30 宇治橋から石山寺
データ : 自然歩道距離=24.2km 歩時間=360分 休憩=60分 車走総距離=265km
      総時間=12:50 総費用=6.9千円(高速:2.0 ガス:3.6 電車:1.3)   ※ガスは8.5km/ℓ・111円/ℓで計算

今日は、奈良コースの最終回と同時に、東海自然歩道全線の踏破完了日です。昨晩は興奮して余り眠れませんでしたが、3時に起きて3時20分家を出発する。昨晩は眠るために9時まで飲酒をしてしまったので、ちょっとヤバい運転だったかも知れない。豊田南ICから、伊勢湾岸−東名阪−新名神-名神、と走り、瀬田東ICを出て石山寺に4時40分に到着する。石山寺参道の駐車場に車を置き、石山寺駅(京阪電車)5:30始発の電車で、JR宇治駅に6:25到着する。宇治駅付近に、ジョイフルや吉野家等の24時間営業の食堂がないか? 探すが全く無くて、駅近くのコンビニに戻り、朝食を買って(私は朝からカツ丼、女房はサンド)バス停ベンチで食べる。

7:15宇治川に掛る宇治橋に自然歩道の道標かあり、今日の自然歩道歩きはここからスタートとする。宇治橋は1300年程前に、日本で最初に掛った橋である、と表札にある。宇治川と堂々とした宇治橋(当然現在に造られたコンクリート橋)が、絵になっていると感じた。宇治神社の直ぐ上に宇治上神社(世界文化財遺産とある)があり、そこから仏徳山への地道の登山道である。ジグザグの結構キツイ坂道であるが、入口から0.9kmであり、7:50難なく着く。山頂手前の展望所から、宇治市街が綺麗に見えた。ここは市民の早朝の散歩道になっているようで、数人がベンチに座って展望を楽しんでいた。暫く森の中の地道を行くが、8:15車道に出る。西笠取りまで9.9kmの道標かある。ここから車道が続くが、ダンプの通り道のようで、凄いスピードでビュンビュンダンプが走り、歩道の無いここの自然歩道は危険がいっぱいだ。8:40山が大き削られた作業場を通る。ここがダンプの基地のようで、山から採掘した土砂を多くのダンプが運搬している。ここを過ぎると、行き交う車は殆ど無くなり、歩き易くなる。9:10炭山部落に到着する。ここは西笠取まで゛5.7kmの標識ある。部落を抜けた所から、西笠取へ登り道になるので、登り入口の道にど座って、バナナ休憩とする。最近は、何故か休憩用のバナナが必須となっている。9:30休憩を終え歩き始めるが、はやりキツイ急坂の上りである。息を切らせながら、黙々と坂道を歩く。25分で坂の頂上に着き、また黙々と坂道を下る。途中、道端に数台の車が止まっている。ラジコンの飛行機/ヘリコプターを、道横の広場で楽しんでいる人達だった。初めて傍でラジコン飛行機を見たが、こんな所まで来てこんな遊びをしている、とても裕福な人達だと羨ましくなった。暫く下ると、今度は国際射撃場の看板があり、パンパン射撃音が聞こえて来る。射撃はは気持ちが晴れて、ストレス解消になるだろうな、と思いながら通り過ぎる。10:30西笠取に着き、アクトパル宇治(京都府総合野外活動センター)と言う施設があり休憩する。センター建屋内は、とても広々としていて綺麗だったが、見るべき施設は何も無い。饅頭を食べて休憩する。

西笠取はまだ半分程の地点であり、あと2つ大きな山越えが控えている。東笠取越えと岩間山越えである。どちらもきつい上りがあるが、特に岩間山の上りは、地道の悪路が長く続き、バテバテになった。またここはY字分岐地に、自然歩道の道標がなく、見込みで右側を行くが、不安いっぱいの歩きが続いた。12:15岩間山登り道の頂上に着く。京都府の標識で岩間寺0.1kmがある。すぐその先に、滋賀県の標識で石山寺5.5kmがあり、ここが京都と滋賀の県境となっている。岩間寺境内に、展望がきく所にベンチがあり、昼食タイムにする。いつもと変わらぬコンビニのお握りとゆで卵だが、東海自然歩道最後の昼食であり、ちょっと感傷的になる。岩間寺からの下りは車道である。30分ほど急坂を下ると、山間の広々と視界が聞く所に出る。集落の中で自然歩道が分らなくなるが、石山寺を目指せばいいので心配は無い。(何人かに石山寺への道を聞く) 14:00突如前方に自然歩道の道票が現れ、ここが本道と奈良コースの合流地点をなる。岩間寺からの奈良コースで無く、知らぬ間に本道を通ってここに着いた。急に踏破が終了となり、感動が今一湧き上がって来ないが、これで奈良コースの踏破完了であり、同時に東海自然歩道の全踏破も完了となる。4年半かけて83回挑戦する。もう挑戦することも無いのか、と思うと何かさみしい。




★★★東海自然歩道挑戦記を見てくださった皆さま、長い間ありがとうございました★★★



問合せは : wanwan@hm.aitai.ne.jp