東海自然歩道挑戦記      06年の挑戦    07年の挑戦    08年の挑戦    奈良コースの挑戦

★2005年は愛知県踏破が目標★

2005年正月、今年こそは、ダラダラした土日の過ごしを方を改めよう、何か趣味を持とう、健康・気力を回復しよう、と決心しました。
百名山の挑戦でも、と思いましたが、あまりにも凄過ぎて達成出来そうに思えないので、東海自然歩道の制覇に決めました。
目標は6年間(2010年=定年の年)で完全制覇とし、今年は愛知県内の踏破です。 さて出来るでしょうかね?

★第1回目2005.1.29 愛知・静岡県境から三河大野
★第2回目2005.3.19 三河大野から鳳来寺
★第3回目2005.4.09 鳳来寺から棚山高原
★第4回目2005.4.23 棚山高原から仏坂トンネル
★第5回目2005.4.29 仏坂トンネルから和市
★第6回目2005.4.30 和市から段戸湖
★第7回目2005.5.28 段戸湖から金蔵連峠
★第8回目2005.6.11 金蔵連峠から雲晴橋
★第9回目2005.10.9 雲晴橋から昭和の森
★第10回目2005.10.22 昭和の森から雲興寺
★第11回目2005.11.12雲興寺から定光寺
★第12回目2005.11.19 定光寺から入鹿池
★第13回目2005.12.3入鹿池からライン大橋(愛知・岐阜県境)


★第1回目2005.1.29 愛知・静岡県境から三河大野
データ : 自然歩道距離=11.5km(内4.2は車走) 歩時間=120分 休憩=40分 自転車=30分 車走総距離=180km

5:30家を出発(予定は6:30だったが気が逸ってか目がさめた)する。途中コンビにで朝・昼のおにぎり、おかずのソーセージとゆで卵、道中のお菓子、スポーツドリンク、等を買い込み、7:40阿寺七滝の駐車場に到着した。駐車料300円の標識があったが、トイレのみ借りて、金払わずに出発する。8:20県境まで500m地点(標識あり)に到着する。ここからは歩いて10分程で県境に着く。ここが愛知県内制覇のスタート地点だと思うと、気が引き締まってくる。県境の標識と一緒に写真を撮って、第1歩を開始させた。

8:50車で引き返し、到着予定の巣山に自転車を置き(電柱にチェーンで括りつけて)、出発地の大野(不動滝の所)へ向かう。実は、県境手前から巣山までは車道と歩道は同じであり、歩くのをパスした訳だ。"自然歩道を制覇するのであって、車道は車でいいわ"、と言い訳を作った。巣山から大野までは自転車で帰ることになるが、結構な距離がある。まだ出発地に着く前から気弱になってくるが、何とか気をふるい立たせて挑戦する。

9:15大野の不動滝から歩き始める。睦平までは細い道だがここも車道と歩道が一緒であり、"車走の方が良かったか"、とまた弱気になってくる。また、歩く前方は途方もない大きな山がそびえおり、"あれを越えるのか"、と弱気に追討ちが掛かるが、もう戻れない。9:40睦平を通過してからは山道となり、きつい上りとなる。鉛山峠の標識があった。さっき前方にそびえ立っていたのがきっと鉛山峠だろうと思いながら、息を切らせ切らせ歩く。もう限界と言う所で、10:20峠に到着した。気温は低いはずなのに背中は汗ビッショリである。休憩すると背中の汗が冷えて、とても気持ち悪い。肌着の着替えは必需だと痛感する。ドリンクとチョコレートを食べたらちょっと元気も出てきた。15分程休憩して出発する。ここから阿寺七滝までは、楽勝の下り坂であり、益々元気が沸いて来た。あっと言う間の10:55七滝に到着した。滝にはアベックが観光でいたが、私が到着したらすぐ帰って行った。申し訳なかったかな。ちょっと早いが滝を見ながら昼食を取る。きれいな水である。透明度100%だ。小学校の時、山の家で湯谷に来て川で泳いだ事があり、その時の水のきれいさが今でも脳裏にあるが、あの時の感じと同じだ。40年もたっているのに自然のままで在るのがすばらしい、とちょっと感傷的な思いに慕った。

11:25七滝を出発して巣山へ歩き出す。最初の5分は滅茶苦茶きつい上りであったが、後はダラダラした道であり苦もなく、11:55巣山に到着する。巣山から大野まで、自転車の帰りは、ずっーと下り坂であり楽勝だった。約11kmを30分で戻った。これは作戦通りで思わず笑みがこぼれて来る。これが上り坂だったらきっと死んでいる事だろう。12:40大野を出発して帰路に着く。途中生協によって、酒の肴の刺身と天ぷらを買って、14:40家に無事到着して、第1回目の挑戦は終わる。

今日撮った写真 : 


★第2回目2005.3.19 三河大野から鳳来寺
データ : 自然歩道距離=4.7km 歩時間=95分 休憩=20分 自転車=20分 車走総距離=220km

今回から女房も参加する。6:00家を出発して、途中コンビニで朝・昼の食事を買い、301号・151号線経由で阿寺の七滝の駐車場に8:10到着した。先回同様トイレのみ借りて、静岡県境へと向かう。県境は初回のスタート地点であり行った訳だが、わざわざ女房のために連れて行ってやる。いつか東海自然歩道全制覇した時、私が初回に歩いた大野-巣山間を歩かない限り、女房の全制覇は認めないぞと思った。8:30県境手前500mに着き、県境まで歩き、記念写真を撮る。8:50県境を出発して、鳳来寺へ向かう。今日は鳳来寺に自転車を置いて大野まで戻り、大野から鳳来寺へと歩くことにした。女房連れだから、鳳来寺に着いたら自転車で大野まで戻り、また女房を迎えに鳳来寺へと車を走らすことになる。(鳳来寺パークウェイの2往復で約2000円の出費である)。実は鳳来寺パークウェイは自動車専用道路であり、自転車はおろか歩くのもダメの道であった。料金所の職員に何とか自転車通行をお願いしたら、今日は警備員がいないので、内緒でOKと言ってくれた。助かったが、こんなんでいいんでしょうかね、と思った。

9:00大野を歩き出す。30分程はダラダラ道で急な上り坂がない。なんで鳳来寺の山に向かって歩いているのに、と思ったが、その後、急に湯谷峠に向かって滅茶苦茶キツイ登りとなる。約10分程死にそうになって歩き、やっと峠に着く。大野からの案内板は50分であるが、こんなにゆっくり歩いても、案内通りの50分で歩けた。どうも案内時間は、年寄り向けに作っているようである。15分程休憩して10:55行者越へ歩き出すが、ここからはそんなにキツイ登りでなくなり、10程で行者越に着く。ここからは坊さんが修行のために歩いた参道とのことだが、湯谷峠程のキツサはなく、11:45鳳来寺東照宮に到着し、2回目の行程はこれで終了である。

東照宮を参拝し昼食を取ってから、女房は残して自転車で大野まで戻る。自転車走行が禁止のパークウェイの走りはちょっと緊張するが、全てが下りであり、7.5Kを20分で戻ることが出来た。これまた前回同様、計画のよさに満足する。次回は、鳳来寺-棚山高原を計画するが、この間の戻りの移動がとても心配になる。下見をして来たが、鳳来寺と棚山高原の戻りの距離は約18kmもあり、しかもアップダウンも激しい。とても自転車での移動は無理な気がして来て、どうしようか悩んでいる。

今日撮った写真 : 


★第3回目2005.4.09 鳳来寺から棚山高原
データ : 自然歩道距離=5.1km 歩時間=260分(含自然歩道までの往復時間) 休憩=70分 自転車=45分 車走総距離=200km

今回はキツイ行程なのでちょっと早めの5:30に出発する。301-473-420号線の近道を見つけ、7:10鳳来寺パークウェイの入り口に到着するが、営業は8:00からでゲートが閉じたままであった。仕方ないので参道の入り口へ行き、そこに自転車を置くことにする。従って、参道を歩いておりなければならないハメになる。車で棚山高原へ向かうが、どうも高原へ向かっての方が、上り坂が多いように思えて、出発する方の選択ミスを悔む。この道を自転車で戻るのつらいなぁー、と思いながら棚山高原へと車を走らす。これ以上自転車じゃ無理だろうと思われる川売の手前に車を止めて、自然歩道まで歩く事にする。

7:45出発する。車道の上り坂を歩き続ける。前回下見に来た時は、この道は通行止めになっていたが、今は車でも走れるようになっていた。1時間歩いて、やっと棚山高原入り口の立札がある所に着き、車道もここまでとなる。道は続いているが、ゲートが閉じて通行止めになっていた。ここから山道に入り高原を目指す。野性の猿がいた。ドサドサと音がしてびっくりしたが、猿の方もびっくりした様で、あわてて逃げていった。何か襲われそうな気もしたので、護身用と杖代わりに枝を持って歩くことにした。9:10棚山高原に到着する。ここは中学1年生の時山の家で来た所であり、懐かしい気持ちにもなったが、たくさんあるバンガローが全て崩れおり、荒れ果てた痛ましさの気持ちの方が強かった。もう長い間キャンプ場は廃止になっているのだろう。高原からすぐの所に瀬戸岩の絶壁があった。恐る恐る下を覗き込んだが、足が振るえて怖いのですぐ止める。展望もきいて海老集落がきれいに見えた。

久しぶりにハイカーに会う。鳳来寺から来たと言うが、1時間30分でここまで来たそうだ。案内では3時間40分なのに半分以下である。どうも案内板の時間は、年寄りか幼児向けのようで、案内板通りで歩いても、自慢は出来ないのに気づかされた。その人は宇連山まで行ってまた鳳来寺まで戻ると言う。つくづくすごい人がいるもんだと感心した。 大きなガマガエルとマムシにも遭遇した。まだ寒いのに、急に暖かくなって間違って冬眠から覚めてしまったのだろうか? もっと寝ておればいいのに、カエルはともかくヘビには会いたくないものだ。あんなのが急に目の前に現れたら、きっと腰を抜かしてしまうだろう。これから夏に向かっていくと、この歓迎しない遭遇に悩まされそうに思えてくる。棚山高原と鳳来寺の間はすごい深い谷間で、高原から1時間程は酷い下りである。足がガタガタになってくる。逆のこの登りは辛いだろうなと思いながらも、この下りも辛かった。下り終えた谷間に玖老勢峠の看板がある。何で谷間なのに峠なんだろうと大いに悩む。10分程休憩して鳳来寺山頂へと歩く。一転して激しい登りが続く。途中『犬戻り』の看板があったが、きっと歩くのが好きな犬でさえ、この登りは戻りたくなる程辛い、と言う意味だと勝手に解釈する。キツイキツイ登りが延々と続き、今にも心臓が破裂しそうな感だ。11:20やっとの思いで山頂に到着する。ここには、なぜかハイカーが何組もいた。ここに来るまでに2人のハイカーにしか会わなかったのに、ウソのようである。やっとここまで来たと言う達成感にひたることが出来た。山歩きしても楽しい事など何一つないように思えるが、この達成感があるから皆頑張ってやっているんだなと感じた。鳳来寺山頂の立看板と記念撮影をして、昼食とする。コンビニのおにぎりだがとても美味しい。

11:50下山開始する。山頂からは、凄い下りが続く。12:20鳳来寺に到着する。ここからまた長い参道の石段をおりて、自転車を置いた所に13:00に到着した。下り続きで足が完全にガタガタになってしまった。ここから川売部落に車を止めた所までは9.7キロ、この足での自転車は非常に不安になるが、思った程の上り坂でもなく、45分で戻ることが出来た。やれやれと言った感じで3回目の挑戦が終わる。次回は仏坂トンネルまでを予定しており下見して帰る。

今日撮った写真 :

 いい場面いっぱい撮ったのに、デジカメのメモリーカードをパソコンにセット後間違えてバインダー毎削除してしまった。"残念"


★第4回目2005.4.23 棚山高原から仏坂トンネル
データ : 自然歩道距離=9.0km 歩時間=250分(含自然歩道へ入るまでの時間) 休憩=80分 自転車=今回なし 車走総距離=210km

今日挑戦の区間は、出発/到着の両地点とも車道には近いが、どちらも高所にあり、自転車での戻りはきつ過ぎるので諦める。女房と私それぞれが車で行き、出発/到着の両地点に車を置いて戻りは車を使う、これなら戻りの心配は全くなしで楽勝である。5:45家を出発する。朝早い山道には殆んど出会う車はなく、ちょっと道を間違えたが、女房の車と並走して快適なドライブを楽しみ、到着地点の仏坂トンネルに到着する。ここに1台車を置いて、出発地の棚山高原へ向う。この辺りにはトイレがないので、遠回りして鳳来寺参道入り口駐車場のトイレ経由で棚山高原へ行く。

8:45棚山高原入口の空き地に車を置いて歩き始める。先回と同タイムの20分で棚山高原に到着する。自然歩道の宇連山行きはここからだが、ガイドブックに自然歩道の迂回路が歩きやすい尾根道で、展望も良いとあったので、迂回路で行くことにする。瀬戸岩を過ぎた所に分岐があるのだが、自然歩道の標識はいっぱいあるのに、迂回路の標識が全くない。何となくそれらしい分岐があり、そちらへ行ってみるが、標識がないのでとても不安になる。目指す宇連山は北の方角だが、入った分岐からの道は東へ続いており、益々不安になるがもう行くしかない。迂回路の真ん中辺に、この道が自然歩道の迂回路の標識があった。さすがこれには腹立つ。何で分岐する所に標識立てないんだぁ。ガイドブックでは迂回路は尾根道と記されているが正にその通りで、上がったり下がったりの道が続いた。それもジグザグでなく一直線に登って降りる道であり、とてもキツい。尾根の所々で展望がきき雄大な山々の景色が望めたが、このキツさからはどうしても本道の方が楽だったのではと、悔やみながら歩くことになる。前方に巨大な岩があり、岩の裂け目に木の枝とロープが張ってある。ここを登るのかと、女房は必死こいて登ったがおりれない。よく見ると岩を迂回する脇道かあった。岩を登らなければその先行けれないような、錯覚するような状態にしないでょ、とここでも腹立だしく思った。この自然歩道を管理している愛知県の環境課に文句も言いたい心境になる。

11:35やっとの思いで宇連山山頂に到着する。標識では分岐から1時間30分とあったが、2時間かかった。自然歩道の案内板のコースタイムは大目になっているのに、迂回路はコースタイムより30分もオーバーした。山頂は展望がきき、遠く北アルプスの雪山が見えた。山頂にいた山男があれは北岳だと教えてくれる。ここで昼食を取り、景色を見ながら疲れを癒すが、ガイドブックによると、ここから車を止めてある仏坂トンネルまでの方が、ここまで来たよりか長いのを知り、気が重くなる。宇連山山頂から仏坂トンネルまでは、コースタイムで3時間である。もう歩きたくないが行くしかない。12:10歩き出す。長い下りが続くが、そのうちまた登ったりおりたりの道になる。仏坂トンネル方向はずっと下なのに、何度も登りがあるのには、理解に苦しむ。海老峠に向っては、宇連山に登るのに匹敵するような登りが続き、足がガタガタになっているところに、心臓もがくがくになってくる。"もう止めた"と言うことが出来ないのが山歩きであり、目的地まで行くしかないのが辛い。1:15海老峠を通過、2:00仏坂峠を通過、2:15車を止めた仏坂トンネルにやっと到着する。やれやれである。

"ああもうダメだ"、と何度となく思った今日の挑戦も何とか無事終了する。終わってみるとえらさを忘れて、また次の挑戦が気になってくる。次回はここから鞍掛山と岩古谷山の二つの山を越えて、和市までの予定で今日以上の行程になるが、あんなにえらがっていた女房も元気になって、次のコースに思いを寄せている。人間の気持の変わりは本当に不思議なものである。和市を下見して帰ることにする。和市にはちょっとした空き地があり、結構な数の車が止まっていた。きっとここから岩古谷山登山をしている人がいるのだろう。下見で次回のコースも確定でき、後は無事家へ帰るのみである。車を置いた棚山高原まで戻り、行き同様女房と並走して帰る。当然今日も、酒の肴の刺身とキス天を買って帰り、疲れ癒しの一杯を楽しむことになる。

今日撮った写真 : 


★第5回目2005.4.29 仏坂トンネルから和市
データ : 自然歩道距離=10.7km(内2.0Kmは車走) 歩時間=230分 休憩=80分 車走総距離=180km

会社は今日から7連休の休みに入る。皆楽しいGWを過すだろうに、私はえらい山歩を選択する。今日のコースは、愛知県内では一番キツイと思われるので、昨日は9時に寝て、気を引締めての出発だ。5:45家を出発する。前回同様、女房と並走してのドライブで、到着予定地の千枚田に7:30到着する。ここに一台車を置いて出発地の和市に向う。千枚田から前回の到着地の仏坂トンネルの約2キロの間は、自然歩道は車道と同じなので車走とした。7:50和市に到着する。今まで、自然歩道を歩いた後は凄い筋肉痛となり、特に階段の登りおりは非常に難儀をしているので、今日は入念に準備体操して、8:00岩古谷山を目指して登山を開始する。

当然、山に登って行くのだから、上り坂は覚悟の上だったのだが、出足から凄い上り坂でこの先に不安を感じた。十三曲と名付けられた上りが続く。ジグザグ道で、13回の曲がりがあるのだろうが、最初から数えなかったのを悔やむ。何回か曲がっているうちに、今何回目なんだろうか?、13回目はもうじきなんだろうか?、と終りを思い思い登るが、なかなか終りが来ない。8:20やっと堤石峠に着き十三曲が終る。しかし、ここからが本格的な山頂を目指す登山道であり、一段と急勾配の登りとなる。手前に凄い絶壁が現れる。垂直に近い鉄はしごや木はしごが続き、手すりにしがみつきながらの登りとなり、恐怖も加わり疲れが倍増する。それでも案内板のタイムより10分早い8:50に山頂に到着した。山頂は展望が良く絶景を満喫でき、あちこちのポイントで写真を取る。コンビニで買った大福もちがとても美味い。険しい道を登りきった達成感と、絶景と、饅頭の美味しさ、に大満足の岩古谷山頂である。

9:10岩古谷山を出発して鞍掛山に向う。アップダウンの尾根道で何回かはキツイ所もあったが、総じて歩き安かった、と今は思うが、これは後から振返っているから言えるで、やはりその時は、ちょっとした登りも辛く息絶え絶えで歩いていた。途中、御殿岩と言う大絶壁があった。"登ってはいけない"の立札があるが、きっと登る奴がいるだろうなと思いつつ、自分は登って上から覗いたら、きっとあまりもの絶壁で気を失って転落するだろうなと思い、登る気はしなかった。所々に"マムシに注意"の立札がある。先々回の突然に遭遇したあの嫌な奴を思い出し、女房を先に歩かすことにする。ヘビを見たら"ヘビだぁ"と叫ばすことで、突然の遭遇を回避しようとする。何度か休憩しながら、11:40鞍掛山の頂上にたどり着く。山頂は全く展望はきかないが、登りきったことで満足した。ここで昼食とする。500ミリのペットボトル3本を持って来たが、ここで3本とも飲み干してしまう。水分は生命線であり、これからは4本持って行かないといかんなと悟る。今回は着替えを持って来ているので、汗だくの下着とシャツを着替えれて、とてもすっきりする。今回のこの対応は大正解であり大満足だ。汗だくの上にリュックを担ぐ、あの気持ちの悪さからの開放はとても嬉しい。12:15鞍掛山の下山開始する。ここから車を止めた千枚田はずっと下りである。最初の30分程は激しい下りで難儀するが、その後は丁度いい下りで、スイスイ下山が出来た。膝はだいぶガタガタになってきていたが、一気に下り切り13:10千枚田に到着した。一番キツイと思った今日の行程も、何とか無事に終わった。愛車のクルーガVと記念写真を撮って帰路につく。今回は連休なので明日も挑戦の予定であり、和市に置いた車はそのままにして、女房を乗せて明日の出発地の段戸を下見して帰る。

今日撮った写真 : 


★第6回目2005.4.30和市から段戸湖
データ : 自然歩道距離=19.7km 歩時間=320分 休憩=60分 車走総距離=140km

今日は距離は長いが山登りはないし、天気予報では夏日になるほどの暑さから、Tシャツ・ジャージ・スニーカーの軽装にする。昨日と連続の挑戦で足腰にちょっと不安があるが、今日は平地の歩きと言うことで、"大丈夫だ"として5:45家を出発する。今年3月に東海環状高速が開通しているので、家のすぐ横の豊田南ICから勘八IC経由で、香嵐渓までは30分で行けるようになった。片道800円、最近は車2台で行くので、往復3200円の出費となりだいぶ痛い。

7:30段戸湖から、昨日車を止めて置いた和市へ歩き始める。やはり昨日の筋肉痛があり足は重たいが、平地の下り坂で歩きやすくどんどん進む。しばらくすると大きな登りがあったが、まだ出だしだったので難なく上りきる。上りはこれだけで、あとはずっーと松戸橋までの13キロ程は長い下りである。1時間程は、大きな石がごろごろしており、またコケに被われていて歩き辛い道が続いた。雨でもあったら、スベリに非常に気を使わなければならない道だなぁ、と思いながら歩き続ける。1時間50分休みなく歩き続け、9:20清流公園に着く。公園とあるのでベンチとかあってくつろげるかな、と思ったが何にもない所だった。つり橋と渓流の眺めは良かったが、休むベンチも欲しかった。仕方ないので、つり橋を支えているコンクリートに腰掛けて休憩を取る。かなり足に疲れがきており、腰掛けるのも難儀な状態になっている。休息とスポーツドリンクとチョコレートで、ちょっと体力も回復する。重たい腰を上げてまた歩き出す。ここからはずっと丁度良い下りで歩きやすい道が続く。大名蔵を通過して松戸橋まで一気に歩き続ける。息絶え絶えとなるような上りがないので、心臓の負担は少ないが、長い道のりで足は棒のようになっている。11:00松戸橋に着く。標識は田口までは20分とあるのに、道は前方にそびえる山への上りとなる。田口までと思ったが、上り坂になって歩く気力がなくなり、山道の岩に座り込み早いが昼メシにする。コンビニで買った握飯とゆで卵と焼鳥とデザートの羊かん、あっと言うまに食い尽くす。胃は何ともないので食欲は旺盛だ。しかし疲れた。やはり連続はきつかったなぁ、と反省しきりになる。歩かなぁ着かんでなぁ、と自分に言い聞かせ、また歩き始める。

田口までも長かったが、田口から和市は死にそうな長い上り坂が続いた。行けども行けども続く上りに、座り込みたくなってしまうが、辛抱して黙々と歩いた。今日は山登りはないと女房は言っていたのに、なんだこれはと文句も言いたくなるが、当の女房の方がもっとグロッキーになっており、私より20〜30メートルも後ろを歩いている。誰も悪い訳でない。連ちゃんと20キロの長行程にちょっと無理があっただけだ、と言い聞かす。13:30ふらふらになりながら、守護神社から和市におりる分岐に到着する。ここからは10分で和市へ行けると思うと、少し気力が湧いて来た。おりたすぐの所に水飲み場の休憩所がある。自分には記憶がないが、30年程前の新婚当時、田口から岩古谷山登山した時ここで水を飲んだ、と女房が言うので、手に受けて飲んでみた。14:00和市の駐車場に到着する。到着の5分程前に、下方の駐車場に赤いムーブが見えた時には、やっと着いたぁと叫んでしまう程嬉しくなった。それにしても今日の行程は長かった。和市から出発地の段戸湖まで車で戻ったが、40分もかかる距離だった。

今日撮った写真 : 


★第7回目2005.5.28段戸湖から金蔵連峠
データ : 自然歩道距離=13.0km 歩時間=240分 休憩=60分 車走総距離=135km

今日は愛知最高峰の寧比曽岳に登る。5:50今回も女房と並走で家を出発して、到着予定の金蔵連峠に女房の車を置いて、出発地の段度湖に7:30到着した。金蔵連峠は前回の帰りに下見しているので難なく行くが、県道33号から外れて山の中の道をどんどん進み、そのうち通れなくなりそうで非常に心細くなる道である。

7:40出発地の段戸湖をバックに出発写真を撮って歩き始める。歩いてすぐ愛知県一の広さの段戸原生林の中に入る。巨木には名札が付けてあり、ブナ、モミ、ツガ、サワラ、等の名前があったが、私には木の知識が全く無いので、こんな名前かぁーですぐ忘れてしまうでしょう。でも原生林とあるので、何となく木肌が現在の松や杉でなく、大昔(縄文時代を意識した)から生きている神秘的なものに感じた。木の上を見上げると、新緑の広葉樹が朝日をさえぎりギラギラ輝いている。道もなだらかでとても気持ちいい散策である。こんな原生林の中を1時間ほど歩くと、周りの景色が杉林に変わる。原生林では日差しがさえぎられてちょうど良かったが、杉林はモロに日差し受けることになった。寧比曽岳までは緩やかな登りで、今までの鳳来寺から岩古谷山を歩いたような、登山と言う感覚でなく、山の中の散策・ハイキングと言う感じの道が続く。寧比曽岳山頂の手前の富士見峠に向って15分程度の急な上りはあったが、思った程のきつさはなく、10:00山頂に到着する。標高1121?、県一の山頂からは、三河高原の山々が見渡せれてとてもいい気持ちになり、"素晴らしい"と叫びたくなる。まだ昼メシにはちょっと早いので、コンビニで買った羊羹とバナナを食べながら休息する。

10:20寧比曽岳を下山する。こちら側はかなり急な下り坂となる。ガイドブックに"ころげ落ちそうな坂"とあったが、なる程と思いながら下る。今まで快調に歩いて来たが、長い下りで膝がガクガクしてくる。40分程歩くと筈ケ岳分岐に着く。筈ケ岳はガイドブックに展望良いとあったので、そこで昼メシにしようと自然歩道を外れる。やはり今日はまだ余裕があるのだろう、今までは自然歩道を歩くのが精一杯で、名所があっても寄り道などしなかったが、今日は筈ケ岳へ行くことにした。がしかし筈ケ岳山頂は、展望はたいした事ないし、ベンチもないし、朽ちた山頂の看板があるのみで、全くの期待外れであった。すぐ戻ってベンチのある休憩所で昼メシとする。

11:50休憩所を出発し、だらだらした下りを歩き、12:30車おいた金蔵連峠に到着して、今日の挑戦は終わる。愛知・静岡県境から奥三河の自然歩道は、三大難所とガイドブックに書いてあるが、今日で一つの難所を終えたような気がする。これからは散策と言った感覚で、次の難所(鈴鹿峠)まで楽しもうと思うが、アマイかな? 今日も大好きな刺身とキス天を買って帰り、一杯を大いに楽しもう。

今日撮った写真 : 


★第8回目2005.6.11金蔵連峠から雲晴橋
データ : 自然歩道距離=17.5km(内3kmは車走) 歩時間=210分 休憩=20分 車走総距離=120km

今にも雨が降りそうである。天気予報は、午前中は曇で雨は午後からとなっていたので、天気予報を信じて出発を決心する。今日は昼には足助まで戻ってしまう予定なので、コンビ二での買い物は、朝の握りメシと道中のおやつのみにして、昼メシは足助の町のどこかの食堂でとる事にする。香嵐渓の駐車場に戻りの車を置いて、出発地の金蔵連峠に7:00に到着するが、既に雨がパラパラ降り出して来た。

7:10小雨の中歩き始める。平勝寺までの5.2?は、山道だが歩きやすいなだらかな下り坂であり、一気に歩くことが出来た。コースタイムは2時間となっていたが、80分で平勝寺に到着する。雨も少し強くなってきており、ベンチは濡れて休む場所が無かったが、平勝寺の所は、車道でバスの待合所があったので休憩とする。バス停が無いのに何で待合所があるのだろうと不思議に思い、待合所の看板を見ると、スクールバス待合所となっていた。そうか、綾度集落には学校が無くて、みんな足助の学校までバスで行っているんだぁ、と悟る。待合所の中にはイスもあって、ゆっくりと休憩が出来た。コンビ二で買ったドラ焼きは、あんこがいっぱい詰まっていて、とてもうまかった。8:45安実京へ向って歩き始める。自然歩道は、すぐに車道から外れて山の中の道となるが、上りは殆んど無く快調に歩くことが出来た。山道を30分ほど歩くと車道に出て、あとは安実京まで、ずっーと自然歩道は車道と一緒になっていた。こういう所は車走で済ませたいなぁ、と思いながら歩き続ける。案内板は、平勝寺から安実京までは6?・2時間50分となっていたが、90分で安実京に着いた。香嵐渓まであと一息である。国道420号の反対側の巴川沿いの車道が自然歩道となっており、また車道を歩くことになる。11:00香嵐渓の駐車場に着き、香嵐渓で有名な赤い橋・待月橋をバックに写真を取って、今日の歩きは終了する。

香嵐渓から先の自然歩道も車道なので、車でどこまで行けるか確かめに行く。白鷺温泉を過ぎて雲晴橋まで車道でありそこからまた山道に入るようになっていた。従って香嵐渓から雲晴橋までの約3?は車走で済ませ、次回の出発は雲晴橋からに決めた。足助は愛知県内の自然歩道のほぼ中間地点である。これで県内の半分を踏破したことになる。これからは梅雨、そして真夏に向うので、自然歩道の挑戦は9月末までは中断し、10月から再開して残りの半分を年内に歩くことにする。

今日撮った写真 : 


★第9回目2005.10.9雲晴橋から昭和の森
データ : 自然歩道距離=20.0km 歩時間=310分 休憩=70分 自転車=140分 車走総距離=130km

今年後半の挑戦を開始する。5:50今日は女房はいなく一人であり、久しぶりに自転車を積んで出発する。東海環状高速の鞍ヶ池オアシスのサークルKで、朝食と昼食のおにぎり等を買い込み、昭和の森に行く。昭和の森に自転車を止めて、出発地の足助の雲晴橋へ車を走らす。この道は自転車で戻らなければならないので、カーナビを見ながら慎重に走る。雲晴橋までは18?もあり、また力石から追分に向ってずっーと上り坂であり、帰りの自転車がとても不安になる。

7:30雲晴橋を出発する。歩道はすぐに車道を折れて、山道の中、大国橋へと向うが、背丈が足首まである雑草の道であり、昨日の雨か朝露か知らないが、しっかり濡れていて、5分も歩かない内に靴の中はビッショリ濡れてしまう。これ以降最後まで、気持ち悪い靴を履いて歩くことになる。栗がいっぱい落ちていた。イガの両脇を靴で挟んで開くと立派な実が入っていた。ここで栗拾いしたら結構取れるなぁ、と思いながら歩く。早朝で誰も居ない山道は、不気味である。足早に歩き続けて大国橋を目指す。8:00大国橋を通過し、8:40元山中に着く。元山中に向っては、結構険しい山道となっており、息絶え絶えになって歩く。途中本当に民家の庭の中が自然歩道になっており、ビックリである。ガイドブックに記載があったので庭を通り抜けたが、知らない人は気が引けて通れないだろうな、と思った。きっとその民家も通行させる変わりに、環境庁からお金貰っているんだろう、と想像する。税金が払われているなら、遠慮なんかいらないな、とも思った。山中町区民会館があり、そこで休憩とする。9:00区民会館を出発して、勘八牧場へと向う。山の中の道だが道幅は広く、アップダウンもないダラダラ道で快調に進み、10:00牧場に到着する。ここでは放牧されている牛と、記念写真を取ろうと思っていたが、放牧牛はすごーく遠くにしか居なく、写真取れなくて残念である。牛の写真は、管理センターの所で餌を食べていた数匹を撮る。ここでちょっと休憩を取り、10:20広瀬へと歩き出す。しばらく歩くと勘八峡へ出て、広瀬までは3キロ・1時間の標識があった。そこから広瀬までは、ずっーと車道である。11:30広瀬に着き、広瀬ヤナがある矢作川の川原で昼食とする。広瀬ヤナには、20年ほど前に家族で来たことがあり、鮎づくしの料理が思い出された。コンビニの握りめしなど捨てて、ビールを飲みながら鮎料理が食いたいと、思うが諦めるしかない。靴を脱いで靴下取って、素足になりたいとつくづく思うが、まだ歩かなくてはならない。次に履く時の気持ち悪さを考えると、これも我慢し諦める。思い通りにならないことが多いが、川原でゆで卵とちくわをおかずの握りめしだったが、とても美味かった。

12:00足はガタガタになってきているが、気力を振絞って出発する。すぐに山道となる。広瀬小学校の児童会が、道脇に絵とか看板とか色々飾ってくれている。ポストもあったが見ることなく通り過ぎた。1時間ほど歩くと車道に出て、昭和の森まで3キロの標識があった。昭和の森までは、ダラダラ道で結構疲れる3キロであった。13:45目的地の昭和の森に到着する。持ってきた飲料水は切れてしまっており、自販機でスポーツドリンクを買って飲む。14:00自転車で戻りを走るが、途中3回程坂道を上れずに、自転車を引いて歩く。力石から追分に向っては、ダラダラした上り坂なのに、自転車をこいて上れず、5?近くも棒になった足で引いて歩いた。18?を1時間20分かかって、車を止めた雲晴橋に到着する。今日の挑戦はこれで終わりであり、やれやれである。歩きと戻りの自転車は、共に20?までが限界のようだ。次回の到着地予定地の岩屋堂を下見して帰るが、岩屋堂まで行くと、猿投山に向って急坂の自転車の戻りが必要であり、大いに悩むことになる。次回までにどうするか考えよう。後は酒の肴だが、生協に寄るが、好きなキス天は売ってなくて、カキフライを買って帰る。

今日撮った写真 : 


★第10回目2005.10.22昭和の森から雲興寺
データ : 自然歩道距離=15.6km 歩時間=290分 休憩=70分 車走総距離=140km

6:00出発する。今日は女房と並走して行くので、帰りの自転車の心配はなくなった。早朝の高速道路は空いており快適だ。ワンパターンであるが、鞍ヶ池オアシスのサークルKで、朝・昼の握飯し等を買い込む。朝飯はオアシスのベンチで鞍ヶ池公園を見ながら食べるが、今日は急に冷え込み、外での食事はちょっと寒い。高速道路は藤岡ICで降りて、到着地の雲興寺へと行く。ここに一台車を置いて、出発地の昭和の森に7:15到着する。トイレを借りて十分な準備体操して、7:40いざ出発である。

昭和の森は、天下の豊田市が誇る立派な公園なのに、自然歩道は酷いものだった。道は背丈ほどもある雑木に埋もれて、かき分けて進むことになる。理解できないのは、細い道の両側に松が植えられており、これらがまた進行を妨げる。豊田市の管轄じゃないのか知らないが、『もっと整備しろよ』、と言いたくなる。そんな道が1?程続いたが、やっとのことで国道419号に出た。ガイドブックの案内とちょっと違うが、自然歩道の標識はあるので、間違いないと思って進む。実は帰りに分かったことだが、自然歩道のコースが複数あり、ガイドブックに載っている方は、整備されているみたいであった。8:30猿投神社に到着する。猿投神社は由緒ある神社のようだが、トイレのみ借りて参拝もせずに立ち去る。通り過ぎてから、『バチ当りなことをした』と反省するが。暫く車道の登山道を歩くと、御門杉と看板があるとても大きな杉の木がある所に着く。ここから自然歩道は、車道から外れて山道となる。629mの猿投山だが、なかなかキツイ上りが続く。登山者がいっぱいいることに驚く。今まで自然歩道を歩いてきて、多く会っても数人だったのに。登る人、既におりてくる人、 ひっきりなしに人に出会った。気候も好くなって、ちょっとハイキングでも、と言う人たちが繰り出して来たのだろう。猿投神社のそばには登山者用の立派な駐車場があり、そこから2時間弱で頂上まで行けて、登山道も整備されていて歩き易い、ちょっとしたハイキングには、ぴったしのコースなのだろう。途中、自然歩道から外れた所に、展望台があるので行って見る。入口に200何段と案内があったが、急坂の階段を登ると展望台があり、豊田市方面の展望がよく効いた。が今日はガスがかかっており、きれいには見えなかった。10:20展望台を出発して山頂を目指す。東の宮へ登る入口に鳥居があり、記念写真を取る。そこからは山頂へ向うのだが、ダラダラした上りで急坂がない、これには驚くが助かる。11:10山頂に到着する。

山頂には何組かの人が休息していた。10人ぐらいのグループが、ビールを出して宴会を始めている。私も飲みたいところだが我慢して、握飯の昼食とする。いつもと一緒で、ゆで卵とちくわと漬物がおかずだが、美味しい。隣のベンチのカップルは、彼女の手作り弁当を広げており、うらやましい限りである。11:40下山開始する。到着地の雲興寺までは、5.5?・3時間30分の案内である。だいぶ足にきているが、気力を出しており始める。瀬戸市側の道は、岩道でコケが着いており、滑りやすそうで、結構難儀な道であり、下山だが結構時間がかかる。12:30車が走る林道に出る。ここの標識は雲興寺まで、3?で1時間30分となっている。3?ならもう少し短い時間じゃないのか? まだ上りがあるのか? の悪い予感は的中し、また上りが続くことになる。到着地手前の上りは、気力も失せており非常に辛い。13:40やっと雲興寺にたどり着き、今日の歩きは終了する。

今日撮った写真 : 




★第11回目2005.11.12雲興寺から定光寺
データ : 自然歩道距離=20.3km(内3.3kmは車走) 歩時間=310分 休憩=50分 車走総距離=110km

今回も女房と並走して行き、東海環状高速の瀬戸品野ICを降りて定光寺に7:00に到着する。ここは今日の到着地であり一台車を置いて、出発地の岩屋堂へと向う。前回の到着地の雲興寺と岩屋堂の間の自然歩道は通行止めで、一般車道が迂回路になっているので車走で済ませて、岩屋堂からの出発とする。

7:30岩屋堂を出発するが、標識に展望台まで0.6?で40分とあり、いきなり一気に登る山道となる。まだ心も体も準備が出来ていないので、とても苦しいスタートになった。それでも、きっと素晴らしい展望が見れるのを期待して、必死に頑張って登る。秋も深まって結構冷えているのに、汗ダクダクの登山となった。30分程歩くと朽ちた展望台がある。『何、ここが期待した展望台か?』とあ然となる。展望台は、上がれないよう入口が閉鎖されていた。空気が澄んでいて遠くまでの展望きくのに、残念でたまらない。ちょっと休憩しすぐ出発する。岩巣山に向っては、きつい上ったり下ったりの道で、苦しい歩きが続く。8:30岩巣山の頂上か? 展望のきく山の頂上に着く。素晴らしい景色である。遠くに広大な町並みが見える。あれはきっと瀬戸市だろう。反対側を見れば深い山並みがくっきりと見える。まだ紅葉にはなっていないが、それでも素晴らしい、の一言の景色である。

ここからは下りとなる。沢沿いの道は落ち葉で埋まり、秋をいっぱいに感じて歩くことが出来きた。しかし昨日は雨で道は濡れており滑りやすく、一時も気が抜けない歩きが続いた。あちらこちらに《まむし注意》の看板がある。こんなの出たらいやだなぁ、と思いながら歩くが、幸いに出会うことはなかった。きっともう冬眠に入ったんだろう、と勝手に決めて安心することにする。大きなヒキガエルに遭遇する。ヒキガエルは毒を飛ばす危険なカエルと、ガイドブックに記されていたので、恐る恐る通り抜けるが、記念に写真を撮りたくなって、これまた恐る恐る写真を取る。9:30車道に出る。ここからは、山へ入ったり車道へ出たり、の繰り返しの道が続いた。のどかな里があり、100坪900万円の売り地があった。こういうのどかな所で、あくせくせずにのんびり過ごしたいなぁ、としみじみ思ってしまう。11:30宮刈峠に着き、昼食にする。休憩も取らずに歩き続けて、足は棒のようになって来ている。だんだん気力も失せて、このまま休み続けたい心境だが、到着地へ行かざるを得ない。30分程休んでで出発する。まだ定光寺までは5?もある。緊張感もなくダラダラの歩きをしていたので、途中道を間違えて往復30分程ロスをする。これは痛し情けない。ヘビに遭遇し悲鳴を上げる。マムシではなかったが、赤い斑点があるので、ヤマカカシだと思う。気持ちの中では、ヘビは冬眠していて遭遇しない、としていたので本当にビックリした。一気に緊張感持って歩くことになる。13:50やっと定光寺公園に止めた車の所に到着する。今までも、楽な自然歩道歩きはなかったと思うが、今日は疲れた。紅葉で有名な定光寺だが、紅葉は次回見ればいい、次回の到着地の下見もまぁいいや、さっさと家へ帰ることにする。

今日撮った写真 : 


★第12回目2005.11.19定光寺から入鹿池
データ : 自然歩道距離=22.2km 歩時間=430分 休憩=60分 車走総距離=130km

今日の到着地は犬山の入鹿池なので、東名-中央高速を利用して行く。途中上郷SAで、天ぷらうどんの朝食を食べる。今までのコンビニの握り飯と違って、寒くなって来たこの時期は、暖かいうどんがとても美味しい。入鹿大橋の所に一台車を置いて、出発地の定光寺へ7:20に到着する。自然歩道のコースではないが、定光寺は紅葉の名勝地なので、参道を上って本堂へ見に行く。紅葉は見頃だが、名勝地にしてはもみじの木が少なく、今一の感じがした。やはりこの辺の紅葉は、足助の香嵐渓だなぁと思った。

8:10ファイト一発のリポビタンDを飲んで、定光寺からの自然歩道を歩き始める。定光寺駅へ向って、沢沿いの下り道である。駅を過ぎると、ちょっとした上りとなり、8:40玉野園地に着く。ここにももみじの木があり、紅葉が楽しめた。その後は、山道を登ったりおりたりの道が延々と続く。登山とまではいかないが、結構急な上りも多く、かなり疲れる行程であった。10:20車道に出るが、またすぐ山の中へと入り、ここから長い木の階段の上りが続いた。息は切れ足腰はガタガタになって来る。標高429mの道樹山を登っているのだが、その標高とは思えない厳しい上りである。10:50道樹山山頂にやっと着くが、周りは全く展望は効かない。山登りで、こんなつまらないことはない。苦しさの後には楽しさがなければ、誰も山など登らないだろうに、疲れが一層増して来る。10分程休憩し、気力を取り戻して、弥勒山へと歩き出す。弥勒山は道樹山よりさらに高いのに、道は下りが続き、いやな予感がして来る。予感通り、弥勒山まで0.1kmの標識から、一転しての激しい上りとなる。11:40息絶え絶えとなりながら山頂に着く。ここは別天地のように展望が効き、素晴らしーいのひと言である。名古屋方面を見ればツインタワーと市街地が、犬山方面は山間の中に入鹿池が、瀬戸方面は猿投山が、登って良かったと思える山である。山頂には、何組かのハイカーもいて、景気や食事を楽しんでいた。私達も景色を見ながらの昼食とする。コンビにで買った、いつもながらのお握りと漬物であるが、美味しかった。30分程休憩して出発するが、まだ半分以上の距離を残しており、この先が思いやられ辛い出発である。

山頂から凄い下り道をおりていると、自然歩道の標識が山頂方向になっているのに気づく。実は、自然歩道は山頂からすぐ下りた所から、右折していたのだ。しかも右折の標識は、自然歩道の正規標識でなく、誰かが書いた小さな物だった。県の関係者の対応には頭に来てしまう。えらい状態の時の、間違えておりてしまった分の上りは、心も体も非常にまいってしまう。右折地点に戻ってからは、ずっーと下り坂で救われたが、入鹿池までは長かった。13:30中央高速を横断する北山橋に到着する。この辺りから道は砂利道の車道となり、小牧犬山市境へ向う。展望も効かない単調な道が延々と続き、歩くのがいやになってしまうが、惰性で歩き続ける。15:15丸山橋に到着、ここからは入鹿池へ流れ込む清流沿いの道となる。残り4km程となり、清流を見ながらの歩きで、ちょっと穏やかな気持ちになって来る。16:20やっと車を止めた入鹿大橋に着き、『やった』、と叫んで笑みがこぼれた。今日は本当に長く苦しかったが、終わってみると、あと一回で目標の愛知県制覇がなるので、次の挑戦に心がはずんでしまう。

今日撮った写真 : 


★第13回目2005.12.3入鹿池からライン大橋(愛知・岐阜県境)
データ : 自然歩道距離=17.8(内車走1.8km) 歩時間=300分 休憩=40分 車走総距離=160km

今日で愛知県コース踏破完成する、と思うと嬉しくてたまらない。今日の到着地は、犬山のライン大橋(木曽川が岐阜県との県境)であり、自然歩道は、寂光院までの約4?程は車道なので、車走で済ませようと、まずは県境のライン大橋へ行く。ライン大橋は狭い橋で、歩道もなければ、県境の標識もなかった。県境の標識をバックに、"やったぁー"のポーズで記念写真を取るのを、楽しみにしていたのに、ガッカリである。岐阜県側から、ライン大橋をバックの写真で我慢する。寂光院までの自然歩道を車で走り、尾張パークウェイを利用して、先回到着地の入鹿大橋へ行く。まだ弁当やおやつの買い込みをしてなかったので、コンビニを探すが近くになく、往復20?程走りまわる羽目になった。

8:30入鹿大橋から歩き始める。すぐに鞍馬教会があり、天狗の像や、駒犬に似せた駒虎がある。道は山というより森の中の道で、激しい上り下りもなく、快適なハイキングである。1時間ほど歩くと、"開発パイロット"と言うところに出るが、名前の意味がよく解らない。10:30今井の里に出る。周りの山々の紅葉が、とても綺麗で気持ちいい。もう初冬なのに、この辺は今が紅葉のさかりのようだ。この先も、"平谷池"とか"大洞池"と言う池があり、その周りの紅葉がとても綺麗だった。善師野駅の付近で道に迷う。自然歩道の本道を歩いているのに、急に迂回路の標識が現れ、また標識の善師野駅の方向が間違ってたので、かなりうろうろしてしまった。12:10恵那コースの分岐点に到着する。展望が良い、とガイドブックに書いてある、継鹿尾山まではもう少しなので、昼メシは山頂にしようと、頑張って歩き続ける。山頂までは、かなり厳しいアップダウンが何度もあり、息絶え絶えとなった。12:40やっと山頂に着くが、その素晴らしい展望に、一気に疲れは吹き飛んでしまう。犬山市、その向こうに名古屋のツインタワー、美しい木曽川を挟んで岐阜県の各務原市、そして紅葉の山々、素晴らしい眺めだ。今日はちょっと寒い日だったが、ここにはたくさんハイカーもいて、景色を楽しんでた。素晴らしい景色を見ながら昼食をとる。

13:00山頂を発つ。下山路は、岩道で非常に歩き難い道だった。20分程、難儀しながらおりると、寂光院に着く。ここも紅葉が素晴らしく、何枚も写真を取ってしまった。朝ここまで車で来たので、歩くのはここで終りでいいのだが、今日はタクシーで、出発地の入鹿池へ戻ることにしている。この山の中の寂光院には、タクシーがいるはずもなく、犬山遊園駅まで歩くことになる。朝、車走で済まそうとここまで来たが、意味のないものになった。14:10駅に到着し、タクシーで戻るが、距離は10?程度なので、タクシー代は2000円程かなと思ったが、3600円もかかり驚いた。今日で、今年の目標の愛知県踏破を達成できたので、今年の自然歩道挑戦は終りとする。次は、来年2月頃から、岐阜県コースの踏破に挑戦するつもりでいる。そうだ、女房は1,3,9回目の3回歩いていないので、愛知県全踏破していない事を記しておこう。(本人は踏破した気になっているので)

今日撮った写真 : 





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