東海自然歩道挑戦記    05年の挑戦   06年の挑戦   07年の挑戦   奈良コースの挑戦

★08年は本線踏破完了(東京の高尾まで)★
 恵那・奈良コースはどうしよう?


★番外 08.3.15 断念(富岳風穴から本栖湖)
★第55回08.4.12 富岳風穴から本栖湖
★第56回08.4.13 大田和から花の都公園
★第57回08.5.03 花の都公園から平野
★第58回08.5.17 平野から城ケ尾峠
★第59回08.5.18 城ケ尾峠から西丹沢自然教室
★第60回08.5.31 西丹沢自然教室から神ノ川
★第61回08.6.1 神ノ川から西野々
★第62回08.6.7 西野々から相模湖
★第63回08.6.8 相模湖から東京高尾


ーーーーー 恵那コース ーーーーーー

★第64回08.7.13 大多賀から寧比曽岳
★第65回08.9.6 大多賀から矢作ダム
★第66回08.9.13 矢作ダムから八王子神社
★第67回08.9.27 八王子神社から岩村駅
★第68回08.9.28 四ッ谷休憩所から岩村駅
★第69回08.10.4 四ッ谷休憩所から細久手宿
★第70回08.10.11 細久手宿から大脇登山口
★第71回08.10.12 大脇登山口から恵那コース分岐点




★番外08.3.15 断念(富岳風穴から本栖湖)して富士五湖巡り
データ : 自然歩道距離=0km 歩時間=0分 車走総距離=550km
      総時間=10:00 総費用=17.7千円(高速:7.7 ガス:9.0)  ガスは9km/ℓ・147円/ℓで計算

今年の2月は、地球温暖化が問題になっているのに非常に寒い日が続き、中々挑戦出来ないでいたが、やっと暖かくなって来たので今年最初の挑戦をする。5時に家を出発し、伊勢湾岸(豊田南IC)-東名(富士川IC)-国道139号線と230kmを3時間で走り、8:00本栖湖の県営駐車場に着く。ここに戻りのバイクを置いて、昨年の最終挑戦で途中棄権した風穴へ行く。ここまでは順調であったが、車道に雪は全く無いのに風穴に着き自然歩道の入口を見ると、氷った雪に覆われていてあ然となる。今日はこんなに暖かいのに、とても信じれない光景だ。少し樹海の中を歩いてみるが、ずっと氷った雪道となっていてとても長距離を歩ける状態でなく、ここに来て今日の挑戦は断念する。折角ここまで来たので、今日は富士五湖巡りのドライブとなった。





★第55回08.4.12 富岳風穴から本栖湖
データ : 自然歩道距離=9km 歩時間=150分 休憩=10分 バイク=12分(8km) 車走総距離=320km
      総時間=12:00 総費用=19.9千円(高速:4.2 ガス:4.4 風呂:1.3)  ガスは9km/ℓ・125円/ℓで計算

今年最初の挑戦はかなり出遅れてしまう。今回と次回のコースは山登りが無いので、2日連荘で歩くことにする。(月曜日は年休を取っているので、終わった後も休養出来る) 5:15家を出発するが、昨日の天気予報では、今日は晴天のはずなのにどんよりしている。静岡辺りでは雨も降り出し心配するが、8:10本栖湖の県営駐車場に着いた時には雨も上がってひと安心である。本栖湖に戻りのバイクを置き、出発地の風穴に向かう。一ヶ月前は雪に覆われていた歩道だが、もうすっかり雪は解けていた。風穴の駐車場にある土産物屋が丁度開いたので、土産用の小さな饅頭を買って、休憩時のおやつにする。

8:50風穴を出発する。今日は、デジタルプレイヤーに携帯スピーカーを付けて、歌謡曲を聴きながら歩きをする。(今日のコースには関係無いが、携帯スピーカーは熊避けに準備した) 自然歩道は、国道139号線沿いの樹海の中を、延々と行く。平坦で歩き安い樹海の道だが、全く変化の無い単調な歩が続く。歩道には、風穴−精進湖の新しい道標が所々にあるが、距離表示がない。樹海の中の一本道であり、迷うことは無いこの道で、ハイカーが知りたいのは、どんなけ歩いて来たのか、後どれだけで着くのか、の距離情報なのに、折角新しい道標を立てても何の役にも立っていない。(山梨県の環境庁の職員はアホばっかしか) 1時間程歩き小休止をする。土産物屋で買った饅頭を食べる。休憩した場所から直ぐに林道に出た。そこから精進湖民宿村まで、0.9kmの標識があり、もう精進湖近くまで来たのを知る。10:20民宿村に出る。自然歩道は精進湖をかすめていて湖へは行かない。精進湖へのハイキングコースもあるが、先日行っているので、そのまま本道を進む。また樹海の中の歩道が続く。10:50国道139号線を潜り、さらに20分程歩くと樹海を抜けて広場に出た。そこから本栖湖までは直で、11:30本栖湖に到着した。

今日は昼前に歩き終わるので、コンビニの弁当は買っていない。本栖湖の食堂で、ほうとう鍋(山梨の名物)を食べる。ほうとうは、きしめんのような太い麺で、色んな野菜とごちゃ煮の鍋だが、しょうゆのだし汁がとても美味かった。しかし野菜のごちゃ煮鍋なのに、1550円は少し高い。昼食後は、明日のコースを見に行く。昨年の到達地の大田和からは、殆どが車道なので車走で済ますことにするが、大和田の道標から先の自然歩道がさっぱり判らない。行ったり/引き帰したり、道標を探すがどうにも見つからず、諦めて国道139号でビジターセンターへ行く。地図によれば、139号線沿いの車道が自然歩道であり、それ程外れてはてないので良しとする。ビジターセンターから浅間神社へも、国道139号の歩行帯が自然歩道であり、ここも歩く気がせずに車走とする。結局、明日のコース約20kmの内の約10kmを車走でズルしてしまう。今日は、近くにある風呂屋"紅富士の湯"に入り、道の駅・富士吉田で車泊する。





★第56回08.4.13 大田和から花の都公園
データ : 自然歩道距離=21.8km(内車走:9.6km) 歩時間=170分 休憩=20分 バイク=18分(10km) 車走総距離=270km
      総時間=8:00 総費用=9.2千円(高速:5.6 ガス:3.6)  ガスは9km/ℓ・125円/ℓで計算

昨晩は19時に寝たのに、朝6時に目が覚めるが、まだ眠たく7時までまた寝る。道の駅の車泊もSA同様、大勢の人がいるので安心である。24時間レストラン”ロイヤルホスト”があり朝食をする。鮭の朝食だが、いつものSAの朝食よりも美味かった。(大田和から浅間神社までの車走の様子は昨日に記入)

8:15浅間神社から歩き始める。神社の奥の小動物園の所に自然歩道の道標があるが、その先の自然歩道が見つからない。国道138号線沿いにある筈なのに、道標が無いのでどの道が自然歩道なのか確信が持てない。仕方なしに国道を歩いて鐘山の滝へ行く。滝の手前で、自然歩道は国道を横切るのだが、ここも道標が無くて自然歩道を見つけれない。地図では"セメ草”バス停の所を横切るが、バス停はあるが道標はない。結局、滝までまた国道を歩く。難儀はまだ続く。滝に来ても、朽ちた道標を見つけたが方向は判らず、八海入口に向かって、また国道138号を歩く。昨日も山梨県の環境庁に文句を書いたが、必要な所(迷う様な所)には、道標を立てて欲しいものである。八海入口から自然歩道を見つけるが、車道を横切った所でまた道を間違える。(こけは女房の判断ミス) 10程無駄な歩きをするが、正規の歩道は直に見つけれて、八海を目指して、自然歩道を歩く。やっと林の中の歩道で、国道沿いと違って気持ちよく歩くことが出来た。

10:15忍野八海に着く。観光バスも何台か来ており、凄い人出である。湧水を見にこんなに人が集るとは、不思議である。みたらしとよもぎ餅を食べて小休止する。10:30八海を出発。花の都公園までの約5kmは全て車道が自然歩道であり、もう間違えようが無いと思って歩くが、また違う道を歩き続けていた。黄色い大きな建屋がつならる会社"ファナック"の通りを歩いたが、これは自然歩道でない。11:30花の都公園に着いたので、道は間違えていたが、遠回りをした訳でないので良しとする。昨日・今日と2連荘であるが、平地の歩きで問題なかった。次回からはまた山登りのコースが続くようだが、今度はゴールデンウィークにまた連荘で挑戦し、山梨県のコースを終了させるつもりでいる。





★第57回08.5.3 花の都公園から平野
データ : 自然歩道距離=6.9km 歩時間=150分 休憩=30分 バイク=13分(11km) 車走総距離=590km
      総時間=15:30 総費用=18.9千円(高速:8.8 ガス:10.1)  ガスは9km/ℓ・155円/ℓで計算

ゴールデンウィークには連荘で挑戦し、少しでも終着・高尾に近づこうと思っていたが、何やかんやで今日一日のみの挑戦しか出来なくなった。世の中もゴールデンウィーク後半が開始で渋滞の心配と、遠方になり交通費の心配から、4時前に高速に入って深夜割引を使うことにした。3時半豊田南ICを入るが、すぐの岡崎手前から渋滞開始である。遠出する人達は、みんな深夜割引を使おうとする筈なので、この時間が既に混雑のピークになっている、のだと悟った。音羽に近づくと渋滞は解消されるが、混雑はずっーと続いた。どのSA/PAも出入り口まで車で溢れており、ただ車の列に並んで走るのみである。7:00御殿場ICを出て、直の所にあるローソンで昼食と朝食の玉子サンド(女房は握飯)を買って食べる。花の都公園に戻りのバイク(今日は平野から歩く)を置いて、次回の出発地をまず下見に行く。

次回と次々回のコースは、東海自然歩道屈指の難コースとHPに紹介があったが、一気に長距離歩けない老夫婦にとっては、コース設定が非常に難しい所である。(コース設定は全て女房に任せ切りですがね) 山中湖から413号線を走り、道の駅”どうし”に行く。ここで城が尾峠に登る登山口があるか聞くと、ずっと上まで車で入れるので、簡単に登れる、の返事を聞いて安堵する。実際どこまで行けるか、413号線を折れて山の中を走ってみると、雨なのに凄い人出のキャンプ場に出る。細い道を凄い数の車が行きかい、何度もすれ違えれずに往生するが、何とか登り続ける。キャンプ場の管理人がいて、この先に城が尾峠の登り口あるのか尋ねると、この道は違っていて、少し下に分岐があるのを教えてくれた。戻ってその分岐を見つけて、心細くなる細いガタガタの山道を走っていくと、分岐から1km程の所にちょっとした広場があって、車はここまでである。ここから2つの道が山上に向かっているが、どちらが城が尾峠か標識が無い。この広場でキャンプ張っているいる人がいて聞くと、左の道を教えてくれたが、適当に言っていないかちょっと不安も残る。次回はここを上がって城が尾峠に出て、東海自然歩道最高峰の菰釣山(1346m)を越えて平野へ降りる、大行軍も心配だが道間違いの心配もする。

8:45平野を出発だが、雨が降り止まない。今日のこの地方の天気は、曇りの予報だったのに残念だが、ここまで来ているので雨の中を歩くしかない。まず平野のバス停に行って、トイレを借用してから平尾山へ向かう。今までの挑戦で雨降り・カッパを着ての歩きは2度目であるが、暑いし歩き辛いので、何とか雨が上がってくれるのを祈りながら歩く。少し坂道を上がると別荘地に出て、そこを抜けると山道で登山となる。長い木の階段が何箇所かあり、キツく辛い山登りが続く。10:25山が少し開けて山中湖を見渡せる場所に出るが、雨の中霞んでしか見えない。ここから先もまだ登り道が続くが、休憩も出来ずに登って行く。10:45石割山への分岐路に出た。ここからは平坦な尾根道で、平尾山まで5分で着いた。山頂の写真のみ撮ってすぐに出発である。次の大平山は、平尾山より低いので、今まで登ってきた程えらくはない筈だ、と言い聞かせながら、平尾山からの階段の坂を降りる。降りたので当然登りはあるが、案の定そんなにキツイ登りではなく、平尾山から30分で大平山山頂に着いた。山頂は広々としており、晴れていれば富士山と山中湖が綺麗に見えた筈なのに、残念でならない。山頂には屋根付きの休憩所があり、これは助かった。カッパを着ていても、服はびしょ濡れとなっていたのを着替えが出来たし、落ち着いて昼飯にもありつけた。今日は雨の中の山登りであり、万が一の遭難にも備えて、お握り3つ買っていたが、腹ペコになっていて一気に食べてしまう。雨は小雨になっており、カッパ無しで11:45下山を始める。下山道は林道であり驚いた。こちら側からは山頂まで車でも来れるのだ。(でも酷い道で一般車両は無理だろう)  林道ならこの先階段も無く、快適に降りれるだろう、と思ったがそうは問屋がおろさず、少し降りると林道から外れて山登りの道となった。飯盛山へ登る道で10分程で山頂に着いた。やっと雨も上がり、山中湖もくっきり見ることが出来た。飯盛山からの下山は、長い木の階段が続く。この木は中央部が平に切られていたが、これは何の意味があるのか分らない。(ひょっとして自転車を通り安くする為、とも思ったが、ここへ自転車で来る奴はいないだろうと打ち消した) 大平山の下山開始から丁度1時間、到着地の花の都公園に着く。今日のコースは6.9kmの短距離で3時間の歩きだったが、久しぶりの山登りでかなり疲れました。





★第58回08.5.17 平野から城ケ尾峠
データ : 自然歩道距離=14.1km 歩時間=360分(+45分・城ケ尾峠まで) 休憩=70分 バイク=34分(14km) 車走総距離=455km
      総時間=18:00 総費用=12.4千円(高速:3.6 ガス:7.8 風呂:1.0)  ガスは9km/ℓ・155円/ℓで計算

今日は、東海自然歩道の最大の難所の西丹沢と言うことで、早く到着して歩き始めたい、少しでも切り詰める為に高速道の夜間割引を使いたい、の思いから3時前に起きて、3:15家を出発する。5:00富士川SAに着き朝食を済ませ、御殿場ICを出て平野バス停に6:10に着いた。家からここまで255kmを、3時間程で到着したが、ちょっとスピードを出し過ぎたかも。事故を起こしたら悲劇なので、反省しなければいけない。パス停の横にバイクを止めて、前回下見に来た道志キャンプ場をちょっと上がった所にある広場に車を止める。山の奥で誰もいなく、特にバイクで戻って来た時、バイクの積込み作業中に、後から熊に襲われないだろうか?と不安がいっぱいだ。もう1つは、今日のコースは非常に厳しいので、ここから城ケ尾峠まで、どれ程で登れるかの不安もつきまとう。峠までの距離が全然判らないのだ。7:20鎖で進入止めしてある方の道を歩き始める。(反対側にも道があるが、前回下見に来た時、キャンパーがこっちだと教えてくた)

林道を20分程歩くと広場があって、そこが城ケ尾峠への登山口になっていた。熊出没注意と峠まで50分の標識がある。"やっぱし熊がいるんだぁ"の恐怖と、"ここからまだ50分もかかるのかぁ"の憤りに、気が萎えるが登山口の階段を登り始める。急な登りに息を切らすが、また明日もここを登るのかと思うと、益々気が落ち込んでしまう。標識の半分の25分で城ケ尾峠に着き、"何だあの標識は?"と思うが、早く着いたので嬉しくて怒れない。少し休憩し、8:00菰釣山の登山道を登り始める。この道は、"山ダニとヒルの生息地"と誰かのHPに書いてあったので、ヒルの攻撃に遭わないかとヒヤヒヤしながら歩くが、季節がまだ少し早いのかヒルとの遭遇は無かった。ずっと笹薮の中の道が続き、所々背丈ほどの笹薮もあり、藪の中から熊が飛び出して来ないか、そんな心配もしながら歩くが、激しいアップダウンの尾根道が続き、ヒルや熊の心配どころでは無くなって来る。汗びっしょりになり、息を切らせながらの歩きが続く。9:20やっとの思いで避難小屋に到着する。トイレは無いが小屋の中は綺麗になっている。記帳ノートがあり、多くの記帳があった。昨日もここに来た人がいたようだ。避難小屋から山頂までは700mであり、頑張って山頂を目指すが、この間も激し登りでそう簡単ではなかった。9:50苦しみを耐え抜き菰釣山山頂に到着したが、天気は悪くないのに遠くは霞んでおり、富士山は全く見えなかった。"ここからとこの先の高指山からの富士山は最高だ"、とHPに紹介があり楽しみにしていたので、とても残念である。城ケ尾峠からここまでは3.8km、ここから高指山までは7.4kmもあり、こんなに疲れ果てているのに無事到着出きるのか?と弱気になってしまう。

20分程休憩して10:10菰釣山を出発する。暫く歩くと夫婦ハイカーと会う。この夫婦は、平野を5:45に出発し菰釣山まで行き、また平野へ戻るそうで、ここを往復するとはとてつもなく凄い夫婦だ、とたまげてしまう。この後も数組の登山者とすれ違うが、どうも平野から登る人が多いようである。高指山への道は、何度も何度も大小の登ったり/降ったりの連続で、それはそれは激しく疲れる道のりだ。頑張って歩くが、11:30堪えられずに休憩してドラ焼きを食べる。まだ菰釣山から1.9km地点だが、80分も歩き続けている。”ドラ焼きで得たエネルギーなんか、10分も持たないだろうな”、どうしようもないことが頭の中を巡る。ちょっと長い小休止になってしまった(15分程)が、気を奮い立たせてまた歩き続ける。12:10高指山まで3.9kmの道標の所にベンチがあり、昼食タイムとする。少し雨まで降り始め、不安に不安が重なる。先ほどすれちがった夫婦が、早くも菰釣山から引き返して来て、我々を追い越して行った。先ほど"凄い夫婦だ"と思っただけに、このスピードはさすがである。雨のせいで昼食の休憩も早めに終えて、12:25また歩き始める。先ほどの夫婦がカッパを準備していて追い抜くが、この先まだ何度もアップダウンがあるのを教えてくれた。(当然この夫婦にはまた追い抜かれました) 13:00山伏峠へ降りる分岐点に着く。ここから500mで国道413号へ出れるが、雨の中高指山を目指して歩き続ける。この先も厳しいアップダウンに悩まされながらも、14:00なんとか高指山山頂に到達出来た。ここに来てまたあの夫婦に会う。御殿場の夫婦で、いま丹沢の各山々を征服しているそうだ。我が夫婦が東海自然歩道を挑戦している話をすると、驚いてくれて”凄いね”、と言ってくれたので嬉しくなった。この夫婦はこのまま平野へは下りずに、もう1つ向こうの山を登って行くそうである。全くたいした登山夫婦である。我々は平野へ下りるが、高指山の禿げた山肌の下山道で、一気に平野の別荘地へ着いた。平野はテニスが盛んなのか、多くのテニスコートがあり、ある広いコートでは多くの人(高校生ぐらいで、女房が言うにはバスで合宿に来たのでは)がプレイしていた。コートの向こうには、禿げた高指山が見えており写真に収る。15:10平野バス停に到着して、何とか今日の挑戦を終えることが出来た。

今日は泊まりの用意で来たが、足も痛くなっているし、明日もとても厳しいコースで、連荘はとても無理な気になる。雨も強くなって来ているので、次の到達地の神の川を下見して帰ることに決める。国道413号線を大川原と言う所まで行き、県道76号線に入って神の川園地を目指すが、園地手前で通行止めになっていた。そこに東海自然歩道も、犬越路と神の川園地は、崩落していて通行止めの案内があった。この間はパスするしかないようなので、また気が変わって、明日、城ケ尾峠から西丹沢を歩くことにする。この間は7.4kmであり、また別の日にこれだけの区間を歩きに来なければならないのなら、何とか明日頑張ろうと言う気になった。もう18時を過ぎてしまっているが、西丹沢へバイクを置きに行く。風呂屋の終了は21時であり、何としても風呂も入りたいので、かなり飛ばしての走りとなった。17時半に西丹沢にバイクを止めて、山中湖畔にある紅富士の湯に着いたのは20時29分で、まさに受付終了する処だった。すべり込みセーフで湯に入れて、レストランで晩飯(ビールが死ぬほど美味かった/当然ここからの運転は女房)を食べて、前回も車泊した富士吉田の道の道の駅に着いたのは、22時である。さらにコンビニで買った1.5倍のワンカップ酒を飲むと、疲れと酔いで爆睡となった。(夜明けまでに2度トイレ起きとなったが)





★第59回08.5.18 城ケ尾峠から西丹沢自然教室
データ : 自然歩道距離=7.4km 歩時間=250分(+45分・城ケ尾峠まで) 休憩=50分 バイク=100分(52km) 車走総距離=345km
      総時間=15:00 総費用=11.1千円(高速:5.2 ガス:5.9)  ガスは9km/ℓ・155円/ℓで計算

昨日の激しい歩きで、今日歩けるか心配していたが、思った程足の痛みは残らなかった。今日は7時起きでいいとしていたが、5時に目が覚めそのまま起きる事にする。これも女房のためなのだが、女房は文句言っている。今日のミニバイクの戻りは50kmもあり、無事に戻れるか?、明るいうちに戻れるか?、心配が尽きない。朝飯はコンビニで済ませ、6:30キャンプ場の上にある駐車場に着く。城ケ尾峠までの苦しい歩きがわかっている(昨日歩いたので)だけに、やり切れない気持になってしまう。6:50ゆっくりペースで歩き始める。昨日の疲れも残り体がダルイし、汗が滴り落ちる苦しい登山だったが、昨日より5分遅れの50分で城ケ尾峠に着いた。

7:45昨日と反対側の畦が丸へ向かって歩き始める。10分程は平坦な道だが、すぐに山登りとなった。があまり急な登りではなく、8:10大界木山の山頂に着いた。ここからの下山は滑りやすい道で、細心の注意をしていても、滑って尻餅を2度ついた。畦が丸への道は昨日と同様で、登ったり/下ったりの連続で、完全にグロッキーになる。女房は何故か元気で、いつも自分より20〜30m程先を行っている。何回かの小休止を取って、9:30畦が丸避難小屋に到着する。ここの避難小屋はそんなに綺麗でないし、また便所が小屋の中にあってとても臭かった。自然歩道の本線は、ここから大滝峠上を経由して大滝橋へ下りるが、私達は善六ノタワを経由して西丹沢へ下りる(支線?)コースを取る。本線は西丹沢までは8.2kmだが、支線は4.6kmである。避難小屋から畦が丸山頂は5分程であるが、避難小屋の所も山頂も展望は全然臨めなかった。9:45山頂を出発する。西丹沢までは激しい下りである。下るのにこんなに苦しいのだから、登りはとてつもなく苦しいだろな、と想像するが、登って来るハイカーが目立って多くなって来た。西丹沢−畦か丸−大滝峠上−大滝橋−西丹沢、とぐるっと廻るコース(役6時間)となっているので、そこを歩きに来たのだろう。今の時期、白い山つつじが満開になってきて、それを見に多くの人が来る、と何処かのハイカーが言っていた。11:35沢に出て、歩道は沢の中の石の道となる。すこし進むうちに沢に流れが出てきて、冷たくとても澄んだ水が快い。12:10沢で昼食にする。終点の西丹沢自然教室へは12:40に到着した。畦が丸からここまでのコースタイムは2時間とあったが、2時間40分かけての到着である。

心配していたバイクの戻りを13:00にでき、時間的余裕が持てたので少し安心する。戻り道は、県道76号から国道246に入り、パチンコ屋の手前で左に折れて、富士スピードウェイの看板の所を右に曲がり、須崎の看板があるT地路を左に曲がると県道147号で、そのまままっすぐ行くと平野に出る、と昨日バイクを置きにきた時しっかり記録(女房が)したので、何とか間違えなく戻ることが出来た。今回の挑戦を終えて、強行な連荘の挑戦や長距離のバイクの戻りも無事に終わらし、足は痛くて固まってきたが、本当によく頑張れたと、晴れ晴れとした気分になった。





★第60回08.5.31 西丹沢自然教室から神ノ川
データ : 自然歩道距離=6.5km(内車走・パス=4.0km) 歩時間=150分(往復) 休憩=40分 車走総距離=510km
      総時間=16:00 総費用=13.8千円(高速:3.8 ガス:8.8 風呂:1.2)  ガスは9km/ℓ・155円/ℓで計算

先回下見にきた時、犬越路から神ノ川は通行止めになっており、この区間はパスすることにしたが、女房がインターネットで調べると開通したとのこと。開通したのにパスするのは気がはばかれるので、今回も2日かけて、前回の終了地点の西丹沢自然教室から西野々を挑戦する。天気予報は雨。それでも月曜日は休みを取っているため、今回は雨の中を歩く覚悟を決めるが、朝3時に起きるとやはり雨であり気が重くなる。バイクを置くためまず西野々まで行くが、気が変わって雨の中置いておくは止める。非常に無駄な走りをした。厚木ICを出て西野々までは320kmを走るが、西丹沢までは80km程戻ることになる。9:30西丹沢自然教室に着くが、雨なのに登山者が多くいるのには驚く。雨の中の登山なんか何ひとつ楽しいことは無いのに、登山者は登山そのものが好きなんだろうか? 掲示してある登山地図に、犬越路から神ノ川はX印があり、職員に尋ねると通れないとのことである。女房が見たインターネットは誤報であった。ここまで来たので、犬越路まで行って引き返すことにするが、内心は犬越路から神ノ川の間をパス出来る口実が出来て喜んでしまう。(この間もとても厳しいようなので)

10:00東海自然歩道挑戦の開始だが、用木沢出合までの1.8kmは車道であり車走とする。10:10カッパを着て歩き始める。職員が、沢は3ヶ所橋が無く川の中を渡る、と教えてくれたが、すぐその場所に着く。自分は靴を半分ほど濡らしながらも、石を伝って渡るが、女房は靴を脱いでの渡りをする。30分程沢づたいに歩くと(犬越路まで800mの標識あり)、歩道は厳しい山道になり苦しい歩きとなる。700,600,・・100mおきに標識があるが、100mがとても長い。後500mの所で堪らずの休憩とするが、800m地点から20分かかっている。と言う事は、まだ30分苦しい歩きに耐えなければならないが、5分の小休止で気を取り直して歩き出す。10:40苦しみに耐えて犬越路に到着する。信玄が北条へ攻める時に犬を連れてここを越えた、と看板があるが、ここを越えた兵士らは戦う気力も無くなり、信玄は負けたのでは? と勝手に想像する。ここの避難小屋は綺麗に維持されており、とても気持ちよかった。(普通の避難小屋は掃除などされずに汚い印象が強い) 記帳ノートがあり、女房は何やらいっぱい書いている。自分は読まなかったし聞かなかったが、今までの自然歩道挑戦を自慢いっぱいに書いているのだろう。ここから神ノ川へ下りる道はロープが張ってあり通行止めとなっている。神ノ川までの間もキツイコースであり、パス出来ることに喜びが沸いてしまう。12:15下山を始め13:20に車を止めた用木沢出合に到着する。ここに来て雨も上がったので、自然教室の所の川原で昼食にする。綺麗な川原に澄んだ水が流れる風景がとても気持いい。

明日は神ノ川からの挑戦であり、また西野々へバイクを置きに行く。西野々に着くと、登山ツアーの人達が着替えをしており、蛭のことを聞いているさ中に、リュックに蛭が付いているのを見つけ大騒ぎである。でもどこかのオバサン、対応すばやく蛭に塩をかけると、蛭はすぐに落ちた。焼山からここ西野々は蛭だらけのようであり、岐阜の蛭攻撃に遭った恐怖を思い出し慄く。今日の宿は中央高速道路のPAを予定しており、上野原ICに向かうが、途中スーパーを探し、私は酒(ビールと焼酎)と肴の刺身を、女房はストッキングに塩とガムテープ、を仕入れる。塩は分るが1kgも買うとは、でもガムテープは何に使うのか? 泊まるところはPAは止めて(夜の営業がないので)、少し離れるが談合坂SAにする。SAならスナックは夜中やっており何の不安もない。19:30談合坂SAに到着し、寝床を整え後は、くつろぐのみである。来る途中、”藤野やまなみ温泉”に浸かってさっぱりしており、酒が美味いことこの上もない。





★第61回08.6.1 神ノ川から西野々
データ : 自然歩道距離=14.2km 歩時間=450分 休憩=80分 バイク=35分(15km) 車走総距離=390km
      総時間=15:50 総費用=14.1千円(高速:6.7 ガス:7.4)  ガスは9km/ℓ・170円/ℓで計算

4時半に起きるが、まだ酒が残っているのか気分は冴えないし、頭もフラフラする。(昨晩は21時に寝たので酒は消えている筈だが) SAのスナックで朝食を済ませ、おやつと昼のお握りを買込み、出発地の神ノ川へ走る。都留ICを出て国道413号線に入り、神ノ川入口から県道76号に折れて、10km程走ると道は閉鎖されており、ここから歩くことになる。(神ノ川ヒュッテの2km程手前) 6:20に着くが、既に多くの車が止まっており登山者の多さに驚く。通行止めのゲートに、”5/28に犬越路への道で熊に遭遇した”の注意ビラが貼ってあり、蛭に加えて熊との遭遇も非常に心配になる。(ビラには非常に恐ろしい顔の熊が描かれていた)

6:40ヒュッテへ歩き始めるが、たまたま単身の登山者と一緒になり、蛭や熊のことを聞く。(”熊はいるそうだが遭遇したことは無く一度あって見たい”と言っていた) また前方の高くとがった山が風巻の頭で、かなりキツイと教えてくれる。HPにも”東海自然歩道の中でも屈指の激しい登り”と書かれており、この先が思いやられる。ヒュッテからすぐの所に沢へ下りる道となるが、そこに大きな東海自然歩道の看板があり、杖が置いてあったので、熊遭遇時の武器として持ち歩くことにする。沢を渡る橋を越えると激しい登りの開始となる。頑張って一歩づつ足を出すが、息が切れてすぐ立ち止まり、息を整えてはまた一歩を出す、超ゆっくりな歩きしか出来ない。それでも30分も歩くと限界で、座り込んだ小休止となる。5分程度の小休止を3度取り、8:40やっとの思いで風巻の頭に到着した。ここは展望は効か無いし、ちょっと手前で小休止したばかりだったので、写真のみ取って袖平山へ歩く。袖平山に向けては、キツイだけでなく非常に危険な箇所もあり、これが自然歩道か?と嘆く。岩にしがみついて進む本格的な登山道のような所が何ヶ所もあった。10:00大きく土砂崩れした所に出る。非常に深くまで土砂が流れ落ちていて、覗き込むと目がくらみ足も竦んだ。そこから15分程登ると土砂崩れの最頂部で、そこを通るとすぐ袖平山山頂で10:20到着する。

山頂からは素晴らしい展望が望め、嬉しさのあまりバンザイをしてしまう。女一人登山者(もうオバサンみたいだったが)が登って来た。女房の蛭対策のガムテープ靴と塩を見て笑われた。女登山者は”熊は見たこと無いが熊は人間を見ているでしょ”と言う。”ばったり遭遇しない限り襲われることはない”と言う言葉に、いつももやもやとして離れなかった不安がいっきに解消した。(熊は人を襲うことは無く逆に避けると悟る) 暫く休憩するが、昼飯にはまだ早いので、姫次まで行く。姫次は東海自然歩道の中の最高地点で、標高1433mである。(看板もあり) そこは日陰でベンチもあり、11:00だが昼食にする。今日の昼食は、SAのスナックで買ったお握り2個だけと非常に粗食である。この辺りは小さいブヨが多く、じっとしていると集ってきてとても煩わしい。ここから焼山まで(4.9?)は、歩き安いなだらかな下りの筈なので助かる。もう足も体力も限界を超えており、少しの登りにも耐えられないほどガタガタになっている。11:25姫次を出発するが、初老登山者グループにも塩持って歩く女房は笑われる。冗談に、先に行って塩まいて蛭退治を頼まれる。本当に歩き安い道(なだらかな下りがいい)で、歩きながらも体力が回復して来る。12:45焼山に着く。高い展望台があり、登ると素晴らしい眺めが広がっていた。ガイドには東京も見えると書いてあったが、町並みは見えたが超高層ビルが無いので東京じゃないだろう。少し休憩して出発するが、いよいよ蛭道中である。焼山からの下山道は結構キツイが、蛭を心配するような処は無かった。今までの蛭に襲われた経験では、靴を覆うような草木の中を歩いた時てあり、この道は周りに草木はあっても道には無いので、拍子抜けの感じである。焼山からの3.7kmを1時間15分で下り、14:20何とか無事に西野々に到着する。

これで一番の難題であった丹沢コースを制覇出来た。もう終着の高尾までは秒読みの感があり、本線の完歩は見えてきた。(次回2日かけて挑戦予定) 西野々に着くとその嬉しさで笑みがこぼれるが、バイクの戻り支度していて血の気が引いた。バイクと柱を括ったチェーンの鍵が無いのだ。昨日、登山者達に蛭の話を聞きながら、バイク止めの作業をしており、鍵のことが全く思い出せれない。泣きたい気持で途方に暮れるが、何気なくバイクを車から降ろした辺りを見渡していて、鍵が落ちているのを見つける。ハッピーエンドになれて本当に良かった。(鍵が見つけれなかったらどうなっていたか、今思い出してもゾッーとなる)





★第62回08.6.7 西野々から相模湖
データ : 自然歩道距離=16.0km(内車走=1.6km) 歩時間=330分 休憩=100分 バイク=25分(15km) 車走総距離=410km
      総時間=15:30 総費用=14.0千円(高速:5.1 ガス:7.7 風呂:1.2)  ガスは9km/ℓ・170円/ℓで計算

深夜割引を使うのと少しでも早く歩き始めるために、3時起きで3時半家を出発する予定をしていたが、目が覚めたのが3時45分である。深夜割引を諦めるが、それでも顔を洗って出発するだけに準備をしておいたので、3時55分に家を出発して豊田南ICを3時59分に通過して、深夜割引をセーフにする。(相模湖までの高速代は7500円だが、深夜割引で4500円となる) 今まで東名高速ばかりだったので、今日は東海環状から中央高速を走ることにする。早朝の東海環状−中央高速はガラ空きでとても快適だが、中央高速は全線80km規制であり、速度オーバーで捕まるのが懸念される。7:30相模湖に到着してバイクを降ろし、出発地の西野々に8:10に着く。西野々から林道を1.6km入った所が伏馬田と言う所で、今日の歩きはここからスタートとする。

8:20歩き始めるが、石砂山の登山であり当然上り道が続く。0.7kmの道標からは一段とキツイ登りとなり息を切らせての歩きとなるが、0.2kmの道標からはダメ押しのキツイ階段の登りとなる。9:10石砂山(イシザレヤマ、588m)に着く。今日は3つの山を登るコースであるが、やっと1つ目でありこの先が心配される。山頂では大福餅を食べながら休息して鋭気を養う。9:25石砂山を下山するが、25分で林道に出た。急に民家のオバサンが"梅はいらんか?”と話しかけてきた。てっきりタダで梅を分けてくれるのか?と思ったが、梅など欲しくも無いので断ると、"また帰りに買っていって"と言ったので驚いた。しばらく林道を歩くと、道端の花に止る岐阜蝶を見つける。ビデオには残したが写真が撮れなかったのが残念である。以降何度か岐阜蝶を見かけるが、飛んでいるところばかりであり、ついに写真には残せなかった。10:00篠原の車道を歩くが、自然歩道はすぐに民家の間を右折する。しばらく急坂の林道を行くが、自然歩道は右の草叢の道に入る。ここには朽ちた道標があり、右折するのは判るが"本当にこれが歩道か?”と疑わしくなる。ここからは2つ目の石老山(セキロウザン)の登山であり、またキツイ山登りとなる。山頂まで0.8kmの道標の所に金比羅神社があり、ベンチもあるので小休止する。0.8kmを20分かけて歩き、11:20石老山頂(694m)に着く。ここに来るまではほとんどハイカーに会っていないのに、山頂は大勢のハイカーで賑わっている。どうも反対側から登って来る人が多いようだ。天気は今一だが、山頂から丹沢の山並みが見渡せれて、”あすこを苦労して歩いたんだ”としばし感動にひたる。ここで昼食タイムとする。今日の昼食は、稲荷にお握りにゆで卵とカニかまぼこ付きだが、とても豪勢と言えるものでない。

11:50石老山を下山するが、次から次へと登って来るハイカーとすれ違う。途中、融合平見晴台と言う所から相模湖が綺麗に見える。顕鏡寺手前からは、名が付いた岩が多く現れる。最初は、名前といわれ(八方岩…八方が見渡せる、試岩…武士が試し切りした、・・・)をメモし写真を撮るが、途中で興味がなくなる。12:45顕鏡寺に到着すると自動販売機があり、冷たいジュース(デカビタ)を買って一気に飲み干すが、死ぬほど美味かった。顕鏡寺からも下山道で、岩道が湧水に浸かった酷い道が続いた。舗装林道に出るとその道が男坂だと知る。女坂はきっとこの舗装林道で顕鏡寺に行くのだろう。ねん坂へ向かって車道を行くと、通行止めの草叢の林道と交わる所に道標があるが、不思議な道標で宛て地が裏に書いてあるし、ねん坂/顕鏡寺方向は車道を指している。民家のオバサンにねん坂方向を尋ねると、通行止めの林道で行けると言う事でそちらを進むが、"神奈川県の環境課の職員は精神分裂症か?”と嘆く。13:45ねん坂に到着するが、これから3つ目の嵐山の登山となる。今日のコースは、丹沢の厳しいコースを踏破したので甘く見ていたが、丹沢コースに匹敵するキツイものと知る。14:30あと0.8kmの道標があり、そこから一段とキツイ登りとなる。どうも0.8km地点からキツクなる山が多いようである。14:55嵐山頂(405m)に到着し、3つの山を征服出来た。嵐山からの下山は0.9kmだが20分で下山し、15:30相模湖に到着した。明日は終点高尾到着であり、高尾にバイクを置きに行き、高尾の風呂屋で疲れを癒す。風呂屋の近くにイトーヨーカドがあり、晩飯の調達(刺身、餃子、寿司、ビール、焼酎、氷)して、上りの石川PAへ行く。上りの石川PAは24時間営業をしており今日の宿に選ぶ。この後のくつろぎは言うに及ばずである。





★第63回08.6.8 相模湖から東京高尾
データ : 自然歩道距離=10.0km(内ケーブルカー=1.7km) 歩時間=230分 休憩=70分 バイク=25分(13km) 車走総距離=400km
      総時間=12:20 総費用=16.0千円(高速:7.6 ガス:7.5 ケーブルカー:0.9)  ガスは9km/ℓ・170円/ℓで計算

5:00起床。ついに本線踏破の最終挑戦日であるが、昨日の疲れがしっかり残っており、眠たいし体がダルい。朝食はPAの吉野家で牛鮭定食(女房は牛丼の並)を食べるが、食欲も無くご飯は半分程残してしまう。国立府中ICを出て八王子ICに入り相模湖へ行こうとするが、道を間違えてまた国立府中の方へ入ってしまい、自分の馬鹿さに腹が立つ。(八王子からは一律600円の通行料であり、一区間の往復で1200円無駄にする) しかし、こういう時に事故を起こすので、自分に言い聞かせて安全運転に専念する。(これが私の真面目な性格なところである) 6:40昨日到着した相模湖から弁天島へ歩き出すが、未だに眠たく頭がボーとしている。

弁天橋を渡るとちょっとした山道になるが、すぐに抜けて国道20号線が通る住宅地に出る。自動販売機があり冷たいデカビタCを飲むがまだ体は冴えない。7:20住宅地を抜け、城山まで2.3?の道標がある所から、長い階段の登りとなる。30分程歩いては小休止をくり返し、8:50何とか城山頂に到着する。しっかり汗をかいたせいもあり、ここに来て体調も回復し気力も充実してくる。山頂はとても広くて茶店まである。あまり冷えていなかったが、一本200円のラムネを買って飲むと、益々スッキリとして来た。城山の登山道は幾つもあるようで、自分達が登った所と違う道から続々と登って来る。走って来る若者(女性もいた)も多く、驚きの限りである。9:10城山を下山するが、高尾山方面から登って来るハイカーが目立って多くなる。9:30一丁平を通過し、10:20高尾山に到着する。これで東海自然歩道本線の山は全て踏破完成であり、果てしない感動で何度もバンザーイをしてしまう。山頂のビジターセンターで、箕面で貰ったような証明書の発行を聞くが、こちらではやっていないと言われる。(箕面の証明書は大感激したので非常に残念である)

10:50下山を始め、薬王院を通過してケーブルカー駅に11:25到着する。ケーブルカーは11:30出発であり迷わず乗ってしまう。ここから高尾山入口までの下山道は1.7kmあるが、最後の最後でまたズルをする。下山道を歩いたら1時間程かかるだろうが、ケーブルカーは5分で着く。高尾山入口にある東海自然歩道起点の石碑に立ち、ついに本線踏破の完成を成し遂げる。時は2008年6月8日11時40。3年半の歳月をかけ63回挑戦しての踏破に、本当によく頑張ったと感動でいっぱになる。石碑の横には東海自然歩道全コースの案内板があり、それぞれの名所を歩いたのが思い出されて、これまた嬉しさいっぱいとなる。ここ高尾山口は、店は多く立ち並んでいるがソバ屋ばかりである。その中で天ぷら料理の料亭を見つけ、本線踏破完成祝いを女房とする。自分は天重・女房は天ざるそばで、お茶で乾杯である。(これから家まで320?程の走りが残っている) 家に戻る途中生協で、刺身(中トロ・かんぱち・赤貝)とキス天を買って帰り、家で本格的な踏破完成祝いを楽しみました。 





★第64回08.7.13 大多賀峠から寧比曽岳
データ : 自然歩道距離=2.2km 歩時間=110分(往復) 休憩=10分 車走総距離=110km
      総時間=5:30 総費用=3.0千円(高速:0.9 ガス:2.1)  ガスは9km/ℓ・176円/ℓで計算




★第65回08.9.6 大多賀峠から矢作ダム
データ : 自然歩道距離=15.0km 歩時間=250分 休憩=40分 車走総距離=150km
      総時間=10:40 総費用=3.7千円(高速:0.5 ガス:3.2)  ガスは8km/ℓ・170円/ℓで計算




★第66回08.9.13 矢作ダムから八王子神社
データ : 自然歩道距離=17.7km 歩時間=310分 休憩=40分 車走総距離=165km
      総時間=10:20 総費用=5.3千円(高速:1.9 ガス:3.4)  ガスは8km/ℓ・165円/ℓで計算




★第67回08.9.27 八王子神社から岩村駅
データ : 自然歩道距離=8.6km 歩時間=150分 休憩=30分 車走総距離=155km
      総時間=10:30 総費用=5.9千円(高速:0.8 ガス:3.2 電車:0.7 風呂:1.2)  ガスは8km/ℓ・165円/ℓで計算




★第68回08.9.28 四ッ谷休憩所から岩村駅
データ : 自然歩道距離=16.1km 歩時間=270分 休憩=40分 車走総距離=125km
      総時間=8:10 総費用=4.0千円(高速:1.4 ガス:2.6)  ガスは8km/ℓ・165円/ℓで計算




★第69回08.10.4 四ッ谷休憩所から細久手宿
データ : 自然歩道距離=15.7km 歩時間=260分 休憩=20分 車走総距離=190km
      総時間=10:20 総費用=5.6千円(高速:1.8 ガス:3.8)  ガスは8km/ℓ・160円/ℓで計算




★第70回08.10.11 細久手宿から大脇登山口
データ : 自然歩道距離=36.2km(内車走=20.9km) 歩時間=250分 休憩=20分 車走総距離=210km
      総時間=11:30 総費用=5.7千円(高速:1.7 ガス:4.0)  ガスは8km/ℓ・155円/ℓで計算




★第71回08.10.12 大脇登山口から恵那コース分岐点
データ : 自然歩道距離=3.0km 歩時間=45分 車走総距離=140km
      総時間=6:40 総費用=3.8千円(高速:1.1 ガス:2.7)  ガスは8km/ℓ・155円/ℓで計算




問合せは : wanwan@hm.aitai.ne.jp