東海自然歩道挑戦記      05年の挑戦    07年の挑戦    08年の挑戦    奈良コースの挑戦

★2006年は岐阜・三重・滋賀に挑戦★

今年は、岐阜県挑戦を決めているが、寒い日が続き、やる気を出せないでいた。2月も終りになり、やっと暖かくなって、やる気力が湧いてきた。コースが岐阜県となり、家からも遠距離で、昨年のように、女房と2台の車で並走して行くのも高額なので、戻りはバイクにしようと、車に載せれるミニバイクを購入した。しかしよく考えてみると、車で行く出費は5千円程であり、バイク代24万円は、40回ほど挑戦しないと、元が取れない勘定であった。間違った選択だったように、思えてならないが、今更損得を思っても仕方ないことであり、今年は、おおいにミニバイクを利用して、挑戦に出かけよう、と思っている。

★第14回目06.02.25 岐阜・愛知県境(ライン大橋)から下芥見
★第15回目06.03.11 下芥見から椿洞(畜産センター)
★第16回目06.03.18 椿洞(畜産センター)から神海橋
★第17回目06.03.25 東津汲から日坂・モリモリ村から国分寺
★第18回目06.04.07 神海橋から横蔵寺
★第19回目06.04.22 横蔵寺から東津汲
★第20回目06.04.29 日坂からモリモリ村
★第21回目06.05.01 川原越入口から関が原平井
★第22回目06.05.02 松尾山から丸山のろし場
★第23回目06.05.06 美濃国分寺から丸山のろし
★第24回目06.06.03 川原越入口(岐阜県)から宇賀渓(三重県)
★第25回目06.06.10 宇賀渓から希望荘(湯ノ山)
★第26回目06.10.7 石水渓から椿大社
★第27回目06.10.14 石水渓から鈴鹿馬子唄会館(坂下)
★第28回目06.10.28 希望荘(湯ノ山)から椿神社
★第29回目06.11.04 鈴鹿馬子唄会館(坂下)から余野公園
★第30回目06.11.18 余野公園(三重県)から甲南杉谷(滋賀県)
★第31回目06.11.25 甲南杉谷から田上公園(瀬田)
★第32回目06.12.02 田上公園(瀬田)から近江神社


★第14回目06.2.25 岐阜・愛知県境(ライン大橋)から下芥見
データ : 自然歩道距離=16.2km 歩時間=270分 休憩=40分 バイク=100分 車走総距離=200km

5:50家を出発し、今日の到着地である、下芥見に向う。東海北陸道の各務原IC出て、7:30下芥見に到着する。自然歩道のそばに公園があり、そこへバイクを置くことにする。バイクはチェーンで、ぶらんこガードの鉄柱とタイヤをくくり、盗難防止に万全をきす。そして、出発地のライン大橋へと車を走らすが、再びここをバイクで走ることになるので、しっかり道を覚えておこうとするが、ナビは近道を案内しているのか、何回も曲がる複雑な道の案内で、覚えきれずに心配になる。しかし、戻る距離は15?程であり、なんとかなるだろう、と軽く済ます。

8:30岐阜県側からライン大橋をバックに写真を撮って歩き始める。桜が多くある川沿いの道を進むが、道幅は狭いのに結構車が通り、"気持ちよく自然歩道を歩く"、といった気にはなれない。ガイドブックに、岐阜県は自然歩道が車道と一緒になっている所が多く面白くない、とあるが、なるほどである。しばらく行くと、何とか不動と言うのがあちらこちらに現れる。一番大きいと思われる日の出不動に9:20に到着する。ここはトイレのみ借りて通過する。そこからすぐに各務原公園に到着して、小休止とする。岐阜県営とあるが、結構立派な公園だった。コンビニで買った大福もちがとても美味しい。9:50公園を出発して寒洞池へと向う。やっと一般車道から外れるが、この道も林道で舗装道路である。途中、すごく広い公園に出る(自然遺産の森と看板あった)。公園にはハイキングコースがあり、その標識が、東海自然歩道とダブっていて、自然歩道の道が非常に解りにくい。今回あちこちで感じたが、岐阜県コースの案内は、朽ちてボロボロが多いし、必要な所にないし、全くダメだ。岐阜県の環境部の怠慢さに腹が立ってしょうがない。女房曰く、"岐阜県は観光名勝が多くあるので、来る人が少ない自然歩道まで、整備出来ない"、ごもっともな話である。10:45寒洞池に着く。特に冬の寒さが厳しいので、この名が付いたとあるが、何処にでもある普通の池だった。この辺りから、御坊山に向けて山道となり、自然歩道を歩く感じになるが、登りはちょっと疲れた。11:20山道を抜けて、また車道に出る。ここに天狗谷遺跡があるが、遺跡は建物の中で、鍵が掛かっていて入れなかった。焼物の遺跡だが、大したものに感じなかった。トイレのみ借りて出発し、しばらく進むと、福祉の里があり、そこに大きな広場があるので昼食とする。いつもと同じコンビニのお握りと漬物の貧しい昼食だが、歩いた後なので美味しい。12:00再び歩き出す。到着地までは後6?程、ちょっと足は重くなっているが、まだまだ大丈夫だ。団地を過ぎて老洞峠へ。峠は車道であるが、落石のため通行止めになっている。看板には、”自然歩道も通れません”、とあるが、ここで戻る訳にはいかないので、無視して通る。この辺りは、数年前に大規模な山火事があって、植林がされているが、まだ見渡す山全てが山肌のままである。

13:30下芥見に到着し、女房は喫茶店に残し、バイクで出発地へ戻る。15?程なので、往復1時間もあればと思い、女房とは14:30に待合わせをして、出発するが、バイクはナビが無い。朝戻った道が分からなくなってしまう。それでも何とか、国道21号線に出れて安心するが、かなり走っても車を止めた鵜沼に着かない。標識は、美濃加茂市ばかりで、その距離も段々短くなり、通り過ぎたのでは、と思い引き返す。かなり走ると、今度は、標識が岐阜市ばかりになり、鵜沼はどっちなのか、全く分からなくなり途方にくれる。既に女房と待ち合せた14:30になっている。コンビニで鵜沼の方向を聞いて、引き返したのが間違いだったのを知り、またUターンして引き返した道を引き返す。全く情けない。15:10やっと車の所に着き、やれやれだが、次回以降、バイクの戻りが大いに心配になる。

今日撮った写真 : 


★第15回目06.3.11 下芥見から椿洞(畜産センター)
データ : 自然歩道距離=16.0km 歩時間=240分 休憩=70分 バイク=30分 車走総距離=220km

今日もバイクを車に乗せて、5:30出発する。目的地がどんどん家から遠くなって行くので、出発がどうしても早くなってしまう。これも私の性格なんだろう、朝早いよりかは、帰りが遅くなる方が、苦になってしまう。到着予定地の畜産センターに、7:00に到着するが、自然歩道から1?程も離れているので、ここはトイレのみ借りて、自然歩道の所へ戻り、バイクを置くことにする。そして、出発地の下芥見に行くが、ここは、156号線の陸橋の所で駐車場がない。そこからちょっと先の、伊波乃神社の駐車場に車を止め、今日の出発地点とする。

8:20出発するが、昨日の雨のせいか、霧が深く立ち込めている。また早春の早朝で、風がひんやりしている。そんな中、千鳥橋へと歩く。千鳥橋へは15分程で着き、長良川と橋が結構絵になっているので、三脚を立てて写真を撮る。橋を過ぎると自然歩道は、山の中へと入り、自然歩道らしくなった。岐阜県は、車道と自然歩道が一緒になっている、と言う潜入感があったので、この山道は嬉しくなるが、そんな気持ちはすぐになくなってしまう。千鳥山に向ってキツイ上り坂が続き、息絶え絶えとなって歩くことになる。9:30千鳥山の長良川展望に到着する。まだ霧は完全に晴れていないが、それでも、長良川・金華山・岐阜城、の眺めは最高だった。この美しさに、疲れも癒えて、心は晴れ晴れである。景色を見ながらドラ焼きを食べ、20分程休息する。9:50出発する。キツイ降りを30分程行くと、松尾池に到着する。実は、出発地の神社のトイレが使用不可となっていたので、女房は、ここまでトイレを我慢して来ており、美しい池を見るより、トイレへ直行である。岐阜県の自然歩道のトイレ状況は、とても厳しいようである。公共の自然歩道だから、もう少し何とかして欲しいものだ。松尾池からは、また激しい登りで、苦しい歩きが続く。でもこの先は、白山展望台があるので、苦しい方が感激も大きい、と言い聞かせながら歩く。10:50展望台に到着する。広々とした所で、遠くの山々も見えて、とてもいい気持ちになれた。今日は暖かく、とても気持ちのいい陽気となり、大勢のハイカーがこの展望台にいた。きっとここは、岐阜県コースの中でも、人気の高いコースなんだろう。因みに、この展望台から、白山・御岳・乗鞍、が見える案内板があったが、今日の晴天でも全然見えないし、その案内板にも山は写っていない、何か怪しい気がした。昼食にはまだ早いので、ここは休憩のみとして出発する。この付近にもう一つ、百々ケ峰展望台と言うのがあるが、自然歩道から外れて山登りとなるのでパスした。

30分程行くと、長い階段をおりたところにベンチがあり、そこで昼食にする。コンビニで買った、大き目の具沢山のお握り一つと漬物と卵とソーセージとバナナの、まずしい昼食だが、記念写真も撮って食べる。こういう場所は、粗食の方が合うのか、とても美味しかった。12:15昼食を終えて、また歩き始める。下り坂を一気におりて行くと、砂防ダムに出て山道が終る。ここからは整備された歩道で、桜の木が道の両側に植えられている。きっと桜の季節は、凄い人が繰り出すのだろう。桜前の今日でも、多くの人がこの歩道を歩いていた。12:40三田洞弘法に着き、ここからは車道となる。民家の路地を進み、バイクを止めた椿洞を目指すが、舗装道路は、気も入らず惰性で歩く。13:30バイクを止めた椿洞に着き、今日の挑戦が終る。今日のコースは、山の中の展望コースで、疲れたが大満足できるコースであった。これは次回の励みにもなり、来週にも次の挑戦をしたい、と思っている。今日は、慎重にバイクの戻り道を確認していたので、迷う事無く無事戻れた。バイクの戻りに30分、バイクの車両搭載に15分、そして車での迎えに20分、予定した時間通り進み、14:45畜産センターに到着し、女房を乗せて家に帰る。

今日撮った写真 : 


★第16回目06.3.18 椿洞(畜産センター)から神海橋
データ : 自然歩道距離=19.7km(内車走=4.3km) 歩時間=240分 休憩=30分 バイク=45分 車走総距離=220km

岐阜県の自然歩道案内には、県内の14コースが案内されているが、今日歩くコースは、案内外のコースであり、展望や見所もない。自然歩道制覇のための、消化コースの感じで今一だが、気力を出して挑戦する。今までは、東から西へと歩いているが、今日は、西から東へと歩くことにする。それは、前回到着地の畜産センターは、休憩所やトイレがあって、女房が、歩き終えた後の戻りを待つ場所として、丁度良いからである。前回到着地の椿洞にバイクを止めて、出発地の川内へ行く。今日の本当の出発地は神海橋だが、神海橋から川内までの自然歩道は、車道なので車走で済ませることにした。川内には、ガイドブックの通り、駐車場と簡易トイレがあった。ここには、小さな湯ノ古公園があり、看板が立派だったので、記念写真を撮る。

8:00川内の駐車場から歩き始める。鹿穴峠に向ってほんの1?程は山道を歩くが、その後は、県道79号線をメインに、時々、右や左に79号線の旧道と思える道を、折れるコースが続く。このコースにはトイレがないと女房は嘆いていたが、瑞しょう寺と言うお寺でトイレを借りる。ガイドブックに、この辺りは番犬に吠えられるとあるが、この寺にも犬がいて、吠えまくられた。また、この先に大きなお屋敷がある、とガイドブックに書いてあるが、村瀬と表札のある、とてつもなく大きな家があった。10:00則松を通るが、標識通りに歩いていたのに、道に迷う。ガイドブックに記入がある工場と刑務所を頼りに、何とか自然歩道に戻ることが出来た。岐阜県コースは、ガイドブックは手放せない。10:30村山を通過し、伊自良川に出る。この川の向こうに”JAぎふ”の立派な建物があり、そこでトイレを借りて休憩を取る。約12?、2時間45分歩き続けており、結構疲れた。JAぎふでは、なぜかダチョウの卵を売っていた。建屋から出てビックリである。農協の会館なのに、2羽のダチョウが飼われている。理由は分からないが、珍しいのでダチョウと写真を撮った。

11:00JAぎふを出て、石谷集落を通過すると、やっと山道になる。10分程、木の長い階段を上ると山の頂上に着き、10分程降った所にベンチがある。11:45そこで昼食とする。今日の昼食は、コンビニで買った、ミニの三色お握りとゆで卵と漬物である。この場所から、バイクを止めた椿洞まではすぐであり、昼食した場所から、20分も歩くと到着した。バイクと一緒に写真を取り、女房は畜産センターへ、自分は車を止めた川内までの約20?をバイクで戻る。原付は時速30?制限だが、40?程のスピードで走り続け、30分程で到着した。バイクを車に積込むのに結構時間がかかる。走行中に倒れないように、車の両サイドの手すりに、ロープで4箇所を慎重に固定し、約20分の作業である。そして、女房が待つ畜産センターに車を走らせ、13:40に到着し、家へと帰路に着く。今日もキス天と刺身を買って帰り、大相撲を見ながら焼酎をしっかり飲むことになる。

今日撮った写真 : 


★第17回目06.3.25 東津汲から日坂・モリモリ村から国分寺
データ : 自然歩道距離=26.7km(全車走) 歩時間=0分 休憩=0分 バイク=0分 車走総距離=255km

次次回からの自然歩道は、車道が多くなり、女房が車走のワープ計画を作った。自然歩道を車走では”邪道だ”と叱られそうだが、アスファルト道路を歩いていても、自然歩道を歩いている感じじゃないし、車走の方が余程か楽なので、イチニモなく賛同する。国道303号沿いにある、西美濃の村・東津汲にナビを設定し、8:10家を出発する。今日は暖かく、最高の行楽日和である。豊田ICからしばらくは、スムーズに走れたが、花見前なのに高速道路は行楽の車だろうか、一宮から小牧まで、交通集中による渋滞で、通過に70分かかる電光掲示が出ている。一宮まで1時間以上もかかるならと、春日井ICを出て155号を走るが、この道もひどく混雑しており、岐阜市に着くのに2時間以上もかかってしまう。岐阜市を抜けるとやっとスムーズに走れるようになり、11:10自然歩道のある東津汲に到着する。揖斐川に架かる久瀬橋の所に、駐車場と店とトイレがあり、ここは、次次回歩き終えた後、女房が待つことになる場所だ。橋と川と山が結構絵になる景色であり、自然歩道の記録も兼ねて写真を撮る。

11:20車走だが東海自然歩道の挑戦開始である。道幅もある普通の車道を5?程走ると夫婦滝に着く。立派な2つの滝があり、川の水はすごく透明で綺麗だ。今日の気温は17度もあるのに、まだ雪がいっぱい残っているのには、驚いたし感激だ。日坂に向かって走るが、知らぬ間に通り過ごして、揖斐川高原スキー場へと走ってしまうが、この時期に、家から2時間足らずの場所で、雪山の景色が満喫できるなんて、大感激だ。スキー場をUターンし、自然歩道が山道に入る、日坂の農業小屋と言う所に12:10着き、最初の車走ワープを終る。そして次のワープ地点の、モリモリ村に行って昼食とする。ここには、レストラン、風呂、マッサージ、仮眠室、があり、自然歩道を歩いた後の休息場所としては、最高の場所である。その時には、女房をバイクで戻らせて、自分がここで、風呂・酒・マッサージ・仮眠、して待ちたいと、しみじみ思ってしまうが、かなう筈もないことである。ここのレストラン”朝霧”に、薬善料理と言うのがあって、肝臓・心臓・腎臓・胃腸・肺、にいいとあるが、そんなの信じられない。2100円もする薬善料理でなく、店長お奨めの1050円のランチにしたが、結構美味しかった。

13:20モリモリ村を出発して、2回目の車走ワープの自然歩道挑戦である。ここから国分寺までの約18?を車走するが、自然歩道なのに、滅茶苦茶立派なドライブコースでもあり、何か違和感を感じるが、でもとても助る。後3回挑戦すれば、関が原に着くことが出来るのだ。何かとても嬉しくなってしまう。このコースは見所がとても多く素晴らしい。教如上人(えらい人なんだろうか?)御清水とある、清水が湧き出ている所に着く。そこからすぐの所に、また蘇生の泉と言う清水の場所がある。この辺は、良い清水がいっぱい有りそうだ。それから、お寺・茶畑・桜・川・古墳、があり、とても感じの良いコースになっている。アスファルト道でなかったら、やっぱしノンビリ歩きたい所である。14:20国分寺に着くが、この先も車で行ける所までは、行って見ようと走るが、田んぼ道になって、軽トラックが道をふさいでいたので、車走は国分寺までとする。立派なお寺の中に、喫茶店があり、ぜんざいを食べる。小豆ばっかりの甘いぜんざいだったが、お茶と梅昆布がついており、こちらはとても美味しかった。15:00国分寺を出発するが、帰りの道はスムーズで、豊田ICに16:00に到着した。今日は歩かなかったが、やっぱし刺身とキス天は欲しい。生協に寄り買って帰り、大相撲見ながら、大いに楽しむことになった。ちなみに今日14日目の結果は、朝青龍と白鵬が共に13勝1敗で、明日の千秋楽が楽しみである。

今日撮った写真 : 


★第18回目06.4.7 神海橋から横蔵寺
データ : 自然歩道距離=14.3km 歩時間=340分 休憩=60分 バイク=20分(13?) 車走総距離=260km

明日は、京都へ花見バスツアーがあるが、今日は14.3kmの行程であり、早く終るしそれ程疲れないだろう、との読みで挑戦をする。早目の5:20家を出発し、上郷SAで朝食を取る。朝からカレーを食べて、元気をつける。ここのエスピーのビーフカレーは、安い・美味い・早い・多い、の4拍子である。何時も天ぷらうどんの女房も、今日はビーフカレーを食べた。到着地の横蔵寺にある、広い駐車場にバイクを置いて、出発地の神海橋へと戻る。戻る道中に華厳寺があるが、この辺の桜はまだ咲き始めであり、見事な桜を期待していたので、一寸残念である。有名な薄墨桜が華厳寺にあると思っていたが、それは間違いであり、薄墨桜はずっーと離れた”根尾”に有ると知る。7:30神海橋に着き、出発の写真を撮る。自然歩道は、橋からも少し車道となっているので車走し、車道から外れた所にある、神社の境内に車を止めて、8:10歩き始める

根尾川を望む山道だが、あちこちが倒木でふさがれ、まさに廃道である。整備されていれば、とても気持ち良い自然歩道になるのに、岐阜県の環境課には人がいないのか、非常に残念だ。10分程歩くと舗装道路に出るが、谷汲山への登りはゲートが閉まっており、車は通れない。谷川沿いの道がしばらく続く。20分程歩くと、道は谷汲山の林道となり、激しい上りとなる。どこかでチェーンソーのエンジン音が聞こえる。木こりが犬を放し飼いで仕事をしており、その犬が突如我々の方に吠えながら走り寄って来て、ビックリである。木こりがすぐ来て犬を退けてくれたので、難は無かったが、肝を冷やした。9:40華厳寺に着く。まだ早く人もまばらだが、観光バスも来ている。気候も好くなって来ており、日中はもっと凄い人になるのだろう。お釈迦様の甘茶が、自由に飲めるようになっており、一杯頂く。確かに仏の甘茶(?)の味がした。10:00華厳寺を出発するが、妙法ヶ岳に向かって、一気に登る凄い坂となる。久しぶりに、足は重く心臓が苦しい。ミニ西国33ヶ所巡りとなっていて、小さな社と石仏がある。いくつ目からか、苦しさ紛らわしの、カウントダウンをして進むが、苦しさは増すばかりである。33社目の所が奥の院であり、10:40到着して休憩をする。こんなえらい筈で無かったのに、明日のバスツアーが心配になる。15分ほど休憩を取り歩き始めるが、まだ妙法ヶ岳の中腹であり、急な登りが続く。一気に10段も上れない。5・6段上っては、立止まって息を整える、ゆっくりペースで何とか凌ぐ。11:35山頂に到着する。北方に雪に覆われた山々が見える。この辺りにベンチが無いので、自然歩道上に座り込んで昼食とする。雪山ははっきり見えるが、周りの木々が邪魔で、写真のポイントが無いのが残念である。12:10歩き始めたくないが、歩くしかないので、気力を振絞り歩き始める。この先は尾根づたいで、アップダウンが続くが、女房は地図で調べたら6回の上りだと言う。ここもカウントダウンしながら上りに耐えるが、6回目は終わったのに7回目の上りが現れる。"何じゃこれは"、しかし怒る元気も失せている。横蔵寺の手前で、落石があったのか、自然歩道は通行止めになっており、迂回路の標識もない。3m程下の崖下に道が見え、崖下まで必死の覚悟でずり下ることになる。自然歩道でこんな目に合うとは、思いも寄らぬ事である。14:40やっと横蔵寺に着く。今日は15時頃には家に戻れると思って来たが、これからバイクで車を止めた神海まで戻り、また女房を迎えにここまで来てだから、家へは18時過ぎになってしまうだろう。

今日撮った写真 : 


★第19回目06.4.22 横蔵寺から東津汲
データ : 自然歩道距離=11.6km 歩時間=190分 休憩=20分 バイク=10分(8?) 車走総距離=245km

今日のコースは先週歩く筈だったが、泥棒に入られ行けなくなった。5:30準備を終え出発しようとしたら、財布に札が無くなっているのに気づく。自分のも女房のも財布から札のみが消えた。家の鍵は掛かっていたし、物色された様子は無いのに、プロの泥棒の恐るべきテクニックに、呆然とした。それから一週間、気を取り直しての挑戦である。到着地の東津汲を経由(バイク置く)で、先回の到着地の横蔵時に行き、8:15歩き始める。

清流の飛鳥川沿いのしだれ桜が続く車道を歩く。車が止まり、西台山の登山道を聞かれるが、分かる筈もない。女房は道を聞いている人に、この辺は遭難が多いのだとか、熊が出るのだとか、関係ない話を一生懸命する。私もつい、ナビ付ければいいのに、と言わんでも言いことを言ってしまい反省する。30分程車道を歩くと、あまご養魚の民家があり、そこから山道となる。今日のコースは、一気に下辻峠に登って下る行程であり、その上りが始まる。40分程で頂上に着いたが、先回の死にそうな程のキツサはなかった。勘違いしていたのだが、このコースは、熊が出るかも知れない、と思い、周りを気にしながら歩いたので、気疲れした。ガイドブックに記されていた、熊と遭遇は、次回予定の鍋倉山コースだった。9:30峠の頂上に着き、休憩とする。雪が残る山並みが見えた。あれはきっと、先日行った揖斐高原だろう、と思う。峠からの下りは、きれいな水の沢沿いの道である。道幅もある山道なのだが、至る所で倒木にふさがれ、歩き難いことこの上ない。10:15車道に出る。こんな所に、車が数台止まっており不思議に思ったが、それは山菜採りしている人達だった。聞くと、ゼンマイ、ワラビ、フキ、等が採れるらしい。ここには結構立派な砂防ダムがあり、記念にタイマーで女房と写真を撮る。ここから先は、車道の長い下りを歩くことになる。10:50小津の集落に着く。小津からも、清流が流れる川沿いの車道が続く。名前は解らないが、揖斐川に合流する、水がキレイな川である。11:20またたび(漢字で"木天蓼"と書く)橋がある小津渓谷に到着する。清流に触れたいと思うが、渓谷へおりる道は無く、景色を見ながら通過する。11:45バイクを置いた東津汲の久瀬橋に到着し、今日の歩きは終る。今日は、山登りもそれ程大した事は無く、行程も短かかったので、楽な挑戦となった。来週からゴールデンウイークで、会社は9連休となる。やる事も無いので、自然歩道歩きを進めて、連休中に関が原越えをしたいと思っている。

今日撮った写真 : 


★第20回目06.4.29 日坂からモリモリ村
データ : 自然歩道距離=16.3km 歩時間=290分 休憩=50分 バイク=30分(24?) 車走総距離=255km

今日の挑戦は、ガイドブックに、熊と遭遇したとか、案内板に熊の爪あとがあった、と記されているコースであり、ずっーと熊に出くわすかも知れない、と言う不安がつきまとう。熊も人間を怖がる筈であり、突然合わないように、鈴を鳴らしながら歩く対策を取る。女房はフエまで用意したが、遭遇してフエ鳴らしたら、熊もよけいビックリして襲ってきそうなので、人間が居るのを知らせる為に使うよう、申し合わす。

8:10日坂の整地碑がある所から歩き始める。しばらくは、清流の沢沿いの上り道が続くが、ここも倒木に悩まされながらの行程である。1時間ほど歩くと一つの峠を越え、見晴らしが良くなり、前方遠くに、高い山並みがそびえて見える。きっとあれが鍋倉山と思われ、あそこを越えなければならないのか、と愕然とする。そこから暫く歩くと、長者平を見渡せる場所に出る。長者平の奥に、まだ雪が残る揖斐高原(?)がそびえ立ち、雄大な眺めである。看板に、その昔長者がここに住んだとあるが、長者(金持ち)がなんでこんな山の中に、と不思議に思った。この辺りから、女房は枯枝を持って歩いており、それを武器に熊が出たら闘う気らしい。そんな枯枝が、熊に通じる筈も無いのに、と思うのだが笑えない。自分も、熊の出現を恐れながらの歩きである。まだこの時期に、自然歩道を残雪が覆っており、ちょっと感動する。日坂からちょうど2時間歩いて、鍋倉山山頂に着く。山頂から少し行った所に、トイレ付きの非難小屋があるので、山頂では標識と記念写真を撮って通り過ぎる。山頂から15分程の所に立派な小屋があった。この小屋は、太陽発電で電気もあり、ちゃんとした部屋の作りで、快適に泊まれそうであるが、こんな所で泊まりたく無いと思った。10:40少し早いが、小屋の前の広場で昼食とする。

11:10昼食を終え下山を開始する。ガイドブックに記された、熊と遭遇はこの辺りであり、一番緊張する。熊が出そうな林の中の道が続き、上下左右を見渡しながら、鈴を鳴らしながら、携帯のラジオをボリューム一杯でかけながら、熊に備えた歩きが続いた。谷山・日坂・外津汲の3箇所の道標があり、確かに熊の爪あとが残っていた。ここまで来ると少し安心し、道標と記念写真を撮る。1時間ほど下山すると、とてもキレイな水の沢に出た。岩から吹き出る水があり、汗ばんだ顔を洗う。12:50谷山廃村に着く。非常に立派な舗装道路があるのに、廃村が信じられない。ここからモリモリ村まではまだ4.5?程あり、ダラダラとした下りの車道を歩く。熊の緊張からも開放された為か、非常に長い道のりに感じる。13:50モリモリ村に到着し、今日の歩きが終る。鍋倉山は、岐阜コースの中で最高峰であり、行程も16?と長かったが、体力はまだ少し余裕が残った。これも緊張して歩いたせいだろうか?

今日撮った写真 : 



★第21回目06.5.1 川原越入口から関が原平井
データ : 自然歩道距離=24.7km(内車走=7.3km) 歩時間=350分 休憩=70分 バイク=20分(13km) 車走総距離=275km(2日間)

連休であり、今日・明日と車中泊で挑戦をする。一昨日の挑戦の影響で、まだ足は筋肉痛が残っており、少し心配であるが、5:45布団を積んで出発する。関が原は明日にして、今日は、行程が長い養老山脈の麓を、歩くことにする。歩く終点の広瀬橋の所ににある、西沢田バス停にバイクを置く。出発地は、三重県境に近い、川原越入口である。養老線の美濃津屋駅の所で県道から外れて、狭い砂利道を上って行くと駐車場があり、そこから歩きを開始する。逆方向の三重県境までは2?の所である。

8:15出発。すぐに、急勾配の上り・下りの、滑りそうで歩き難い道となる。15分上って、15分下る。新米(本人がそう言った)木こり夫婦が仕事していた。こんな所で木を切って、どうやって運び出すか聞いてみると、ずっと下の道から、トラックのワイヤーを引っ張って来て、引きずり下ろす、そうである。このコースは、岐阜県では珍しく、標識がしっかりしていた。分岐の所には必ずあり、迷う心配はない。養老公園まで6.95kmと、小数点2桁表示もあり驚きであるが、このサービスはやり過ぎで、有効じゃないな、と思った。1時間ほど歩くと、枯れ沢に出て、ちょっとした広場があり、そこから養老の山々が美しく見えた。そこからすぐに里に出て、あちこちで犬が吠えている。ガイドブックに、番犬に吠えられる、とあり、このガイドブックは、本当に凄いし有益で手放せない。10:5赤岩神社に着く。鳥居の前に、見事な八重桜が咲いている。ここで休憩とし、大福を食べる。10:20神社を出発し、10:45養老公園に着く。広い公園の駐車場には車は一台も無く、パターゴルフ場やテニスコートにも、誰一人いない。ゴールデンウィークの最中なのに、とても信じられない。(この先の滝の方には、さすがに人はいたが) 公園から滝までは1.2?程だが、滝へ登る600メートルは非常にきつい上りである。11:10滝に着き昼食とする。雄大な滝を見ながら、コンビニで買ったおにぎりを食べる。

11:40後半の歩きを始めるが、まだ10?以上もあり、前半歩いた8?より長い。既に足はガクガクになっているが、気力を出して歩く。12:35山の中から林道に出ると、濃尾平野が一望に見渡せた。素晴らしい眺めである。またすぐに山の中へ入る。12:55千体地蔵のある場所に着く。この先も、もくもくと山道を歩き続け、13:20竜泉寺跡碑がある所に着く。上りと下りの分岐道だが、自然歩道は上りなので、いやだが上らない訳には行かない。一気に上る激しい道であり、これには完全にグロッキーとなった。13:30竜泉寺跡の説明版があるだけの頂上に着き、たまらず休憩である。ここからの下りは、石ころだらけの急な坂道で、非常に歩き難い。15分程耐えながら歩くと、住宅地に出る。2つ目の白鳥神社(桜井)に14:30到着する。ここから広瀬橋まで、まだ3?あるが、最後のひと頑張りを出して、15:20やっとバイクを置いたバス停に着く。バイクで出発地の車を置いた場所へ行き、引き返して16:30再びバス停に戻る。

ここから関が原平井までは車道であり、車走で済ませることにする。上石津町平井の所は、自然歩道が県道から外れていた。あくまで自然歩道に拘り、非常に狭く折れ曲がった道を車で行くが、行き止まりでバックで戻る羽目になる。何度も切り返ししながら、慎重に戻るが、最後の最後で、ガードレールにパンパーを擦ってしまう。情けなや。これからは、少々の所は拘らず、無理しちゃダメだ、と悟る。明日のコースの不破関資料館にバイクを止めて、大垣にある風呂屋へ行く。疲れた足を、ジェットバスの泡で揉み、ゆったりと湯に浸かって、疲れを癒す。次は食事であり、焼肉屋を見つける。焼肉とビール、最高に美味しかった。ここからは女房の運転で、大垣ICから養老SAへ行き、ここが今日の宿となる。SAのはんぺいをつまみに、持ってきた缶焼酎を22時まで飲み続け、今日一日が終る。

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★第22回目06.5.2 松尾山から丸山のろし場
データ : 自然歩道距離=13.2km(松尾山から平井はパス) 歩時間=360分(含む観光)

6時過ぎ、車に当る雨の音で目が覚めるが、体がだるくて、なかなか起きれない。その後、雷鳴と共に凄い雨が振り出し、今日はもうダメだと気力もなくなり、また暫く車の中で寝る。7時半、雨が止んだので、松尾山は諦めて、関が原を一周するコースだけでも歩こうと、行動を開始する。昨日バイクを置いた、不破関資料館へ行き、ここから一周コースを歩くことにする。8:45リュックは置いて、傘を持って、半袖/短パンの軽装で歩き始める。

今日のコースは、観光旅行をしているようで、自然歩道を歩く感じでない。当然この地は、関が原の戦いを観光としており、各武将の陣跡とか墓が、あちらこちらにある。自然歩道を歩くと、関が原の戦いの模様が、手に取るようにわかり、とても楽しめた。笹尾山と丸山のろし場では、録音テープで合戦の模様の説明が聞け、戦いの内容を知らない人でも、実際の山々を見ながら、どんな陣取りで戦かったのか、知ることが出来て面白かった。関が原の戦いの模様を、陣地と人形で再現している、ウォーランドも面白かった。名の有る武将全て、と思われる程凄い数の人形がある。武田信玄の亡霊の人形もあり笑えた。11?程の周回コースを、観光しながら4時間半で歩き、13:20不破関資料館に戻る。

天気も回復してきたので、松尾山に登ることにする。松尾山から関が原平井までの1.6?の自然歩道はパスする。松尾山登山口の駐車場から40分で山頂につく。遠くから見たのと違い、結構切立った険しい山であり、激しい登りが続いた。山頂は小早川秀秋が陣を構えて、家康の鉄砲による催促で、大谷吉継の戦場に駆け下りて、東軍が勝利した、と認識しているが、この山からどうやって駆け下りたのか、不思議でならない。松尾山からも展望が効き、先ほど登った笹尾山や丸山のろし場が良く見えた。今日の行程はこれで終わりで、松尾山を下山するが、上からヘビが落ちて来たのには、心臓が飛び出るほどビックリした。木から滑り落ちたのか、我々を襲おうと飛びかかって来たのか知らないが、4,5歩先に進んでいたら、頭に落ちていた。これから、上から現れるヘビに、どう対処したらいいのか、悩まされることになりそうだ。

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★第23回目06.5.6 美濃国分寺から丸山のろし
データ : 自然歩道距離=14.7km(内車走=3.6?) 歩時間=170分 休憩=30分 バイク=12分(7?) 車走総距離=200km

丸山のろし場が到着だと女房が何にも無い所で待つことになるので、寺内に喫茶店もある国分寺の方を到着地にする。バイクを国分寺の駐車場に置いて、丸山のろしに7:20到着する。ここからは田園の車道が自然歩道なので、伊冨岐神社までの3.6?は車走とし、この田園を通った証拠写真を撮って済ませる。

7:40伊冨岐神社から歩き始める。周りの田んぼにレンゲがキレイに咲いている。自分の里(豊田)も、昔は田んぼ一面がレンゲになっていた記憶があるが、最近見かけなくなった。レンゲを肥料にして田植えをしていたと思うが、最近流行の何とか米は、田植えも早くレンゲは肥料にならないのかな。ここの田園でも、既に大半は田植えが終っていた。暫く行くとちょっとした山の中に入り、そこから列車を撮影するポイントがあるが、列車は来そうも無いので、鉄道をバックに写真を撮り通り過ぎる。立派な東海自然歩道のトイレがある。トイレも利用するが、写真も撮ってしまった。8:20竹中半兵衛の陣屋跡に出る。半兵衛は美濃(岐阜)出身であり、何でここに陣屋があるのか解らない。稲葉山城を乗っ取った後、関が原の方の何処かに籠もり、木下籐吉朗が尋ねて家来にしたと認識しているが、その時籠もっていたのがここの場所なのかな(?)、と勝手に決めた。陣屋からすぐの所のお寺に墓もあり、ご苦労さんでしたと手を合わす。大滝に向かって、集落の中の道を歩く。人懐こい猫がいた。私には警戒を見せるが、女房へはべったりとくっいて来た。写真を撮ってやる。大滝を通過し、9:20藤の森休憩所に着く。綺麗な藤棚を期待していたが、老木で花は殆ど無かった。ここから国分寺までは4?程ですぐ着いてしまうので、早いがコンビニで買ったお握りを食べることにする。昼食よりかは2回目の朝食である。20分ほど休憩して歩き始める。すぐの所に近藤石材会社があり、ドラエもんの石造が幾つも置いてある。理由は解らないが、女房は写真を撮りたいと言うので撮ってやる。15分ほど歩くと、ちょっとした山の中に入るが、10分程で抜けて林道となる。10:30平尾池に着く。数人の釣り人がいた。きっと、鮒(仕掛けからそんな感じがした)を釣っているのだろう。池から1.8?で国分寺跡であり、11:00到着する。すぐ隣の山麓に国分寺が建っている。平地の広い跡地を残し、何で山麓に建て直したのか? 悩む。大垣市資料館が、通常は入場料100円だが、8月末まで新大垣市記念で無料開放していた。入って知ったが、国分寺とは名の通り全国の各国に一つあり、三河の国にも豊橋あたりにあるようだ。

今日で岐阜県コースは踏破完了である。(恵那コースは除くが) 今年年初は、岐阜を一年がかりで歩くつもりだったので、この頑張りに大満足である。次回から三重県を歩くが、頑張って今年中に三重越え(滋賀に入る)を果したい、と思うようになった。

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★第24回目06.6.3 川原越入口(岐阜県)から宇賀渓(三重県)
データ : 自然歩道距離=32.0km(内車走=13.2?) 歩時間=380分 休憩=70分 バイク=50分(22?) 車走総距離=240km

歩く終点の西藤原駅は、まだ大垣ICの方が近いと思い、東名高速に入りるが、上郷SAで朝食後ナビをセットすると、東名阪の桑名ICからの案内である。桑名ICなら、伊勢湾岸道から四日市JCT経由の方が、余程か近かったのに残念だ。名古屋から東名阪に入り、桑名ICを出て西藤原駅に7:20到着する。駅の自転車置場にバイクを止めて、出発地の川原越入口へ行く。三重から岐阜へ抜ける県道25号線は、絶壁の山間を、縫うように走る凄い道であり、落ちたら確実に死ぬな、と思うと、ハンドルを握る手も震えた。この道をバイクで戻り、また女房を迎に行かなければならないのか、と思うとゾッとする。8:10川原越入口に着く。

8:15出発するが、川原越えはキツイと覚悟はしていたが、いきなりの険しい登りに、息絶え絶えとなる。入口から少し入った所に、川原越(県境)まで1.2キロ・40分の道標があったが、60分も歩いたのに着かない。小休止してガイドブックを見ると、入口から県境までは1.9キロ・90分となっていた。道標は自分の見間違いだったのか、と諦めるしかないが、まだ先の県境に、たどり着けるか不安になる。苦しみを堪えながら歩くが、足首に違和感を感じて、ズボンの裾を上げて見ると、小さなヒル(5ミリ程)が吸い付いていて、ビックリである。その後、登りのえらさと、ヒルの攻撃に悩まされながらの歩きとなった。9:45やっと県境に到着する。その後、ヒルに4回もやられ。女房も1回やられている。県境は少し広くなっていて、ベンチもあり休憩に丁度いい。岐阜県側は、木曽三川の眺めが良い、とガイドブックにあるが、今日は曇りで展望は効かないのが残念だった。ここには、記帳ノートが置いてあり、月に10人程の記帳があった。女房が記帳し始めたので、"ヒルを退治してくれ"、と記入させる。10:10三重県側へ歩き始める。岐阜県の上りとうって変わって、三重県側は整備された丁度良い下り道である。20分ほど軽快におりると、一転して上りとなった。整備された上り道だが、やはり上りはキツイ。途中、りっぱな鹿の角を見つけたが、きっと疲れきっていたのだろう、一端手にしたがそのまま置いてしまった。後で、何で持ち帰らなかったのだろう、と大いに悩む。持ち帰って我家の宝にすべきだったのに。30分程上ると、立派な屋根付きの休憩所に着く。ここには登山用の杖まで用意してある。杖と言えば、今日からスキー・ストックを持って歩くことにした。当然杖の目的だが、ヘビ等(他にサル、イノシシ、クマ、を想定した)の護身用でもある。休憩所からは、ずっと下りであり黙々と歩く。階段も多くあり、膝がガクガクになって来る。12:00東林寺に着く。ここには、養老の裏滝と呼ばれる白滝がある。立派な滝であり、マイナスイオンも飛び散っているようで、森林浴にも良いと思った。ベンチもあり昼食とする。今日の昼食は、お握りでなくいなりにした。いなりを持って、いつもの食事写真を撮る。滝下のせせらぎには魚がいたが、ヘビまでも泳いでいた。ヘビにとっても、初夏の良い季節なんだろう。

12:40東林寺でこの先の安泰を祈って出発する。東林寺からはずっと舗装道路であった。昼食で水を飲み干してしまったので、自動販売機を期待したが、車道でも農道であり、自販機は有りそうも無い。我慢して歩くが、途中、農道を横切るサルとキジを見た。黒アゲハも見た。サルやキジは一瞬で、写真に収めれなかったが、黒アゲハは写真を撮った。長い舗装道路を水無しで歩き続け、もう限界と言う所で、やっと自販機に出くわした。一気に2本飲み干し、もう一本買って備える。道の分岐には、自然歩道の方向を示す道標があるが、長尾の集落に入ったら、道標が無くなり、自然歩道が全く分からなくなる。三重県のパンフレットも平成14年度の物で、実際と全然合っていない。あちこち迷いながら歩いたが、聖宝寺経由は諦めて、直接、西藤原駅へ帰ることにする。15:50電車の形をした西藤原駅に、やっと着く。バイクの戻りは22キロもある。朝走った県道25号線の絶壁の道を、バイクで走るが、二度目で慣れたのか、そんなに恐ろしく感じなかった。山間の道に感動したので、バイクを止めて写真を撮った。50分で車を置いた川原越入口に戻り、バイクを積んで、17:50再び女房の待つ西藤原駅に着く。歩くのは終ったが、西藤原駅から先は車道なので、行ける所まで車で行くことにする。少し車道からはずれる所はあったが、宇賀渓までは何とか車走出来て、次回は宇賀渓を出発地点にする。車道でも歩かなくては、自然歩道完全制覇にならないな、と自責の気持ちが湧いて来て、今日のコースは車走で済ませるが、これからは車道でも歩こう、と思うようになった。

今日撮った写真 : 



★第25回目06.6.10 宇賀渓から希望荘(湯ノ山)
データ : 自然歩道距離=17.3km 歩時間=330分 休憩=80分 バイク=40分(20?) 車走総距離=190km

5:20家を出発する。伊勢湾岸道の豊田南ICから東名阪の御在所SAまでは、60?程の距離だが、30分で走り5:50に着く。(早朝の伊勢湾岸道はガラ空きで、しかも片側3車線で走り易く、つい150?のスピードになってしまうのを、何とか130?キープで走ったのだが) SAでの朝食は、580円の豚汁定食を食べる。豚汁と生卵と漬物の質素な定食だが、とても美味しかった。女房は、朝からカレーうどんを食べている。四日市ICを出て、三重県勤労福祉センターの希望荘にバイクを置き、宇賀渓へ行く。宇賀渓の駐車場に車を止めると、よぼよぼのお爺さんが、近づいて来る。ここは有料駐車場で500円取られた。ここから宇賀渓の砂山(展望が良さそう?)に登山する人たちが、数組いた。女房が、インターネットで調べたら、砂山は近いが、凄くキツイ登山と言うことで、寄り道は止めて7:25自然歩道を歩き始める。

国道421号線に沿った道を15分程歩くと、水晶キャンプ場に着く。吊橋があり、下を流れる川は、川底は砂が多く水も透き通っているので、白く見えてとても綺麗である。道は山の中に入って行くが、整備されていてとても歩き易い。どうしても、岐阜県の倒木だらけの歩き難い道と、比べてしまう。整備された道は、上りの辛さも半減するような気がした。8:45福王神社への分岐に着く。神社まで400mとあるが、折角来たので、神社まで行って休憩とする。深山の中の素朴で古い神社である。熱心な信者夫婦がいて、何分も念仏を唱えながら、手を合わせていた。9:10神社を出発する。長い下りの道が続き、軽快に歩ける。9:50八風大石の所に着く。巨岩の上に登れるようになっていて、登ってみるが、上から見ると結構高くて足が竦む。女房と交合に大石に登って記念写真を撮る。10:40尾高観音に着く。この辺は聖徳太子のゆかりの地なのか、福王神社も高尾観音も、聖徳太子と関係が有るようだ。(ガイドブックにも立札にも、聖徳太子の記述があった) 高尾観音から1.7?・30分で、三重県民の森に着く。ここには展望台もあり、桑名/四日市方面の見晴らしがとても素晴らしい。ここで昼食とする。女房はワンパターンのお握りだが、自分は今日は助六にした。しかし、やはりワンパターンで、昼食の写真を撮ってしまう。

11:50県民の森を出発する。自然歩道は水無までの2.2?、車道の急坂が続き、かなりバテた。水無から山道に入るが、朝明川を横切るとび石がある。増水すると渡れなくて、上流まで行って迂回しなければならない、とあるが、今日のとび石は、数センチ程水没していた。自分は、防水靴を履いているのでそのまま渡るが、女房は靴を脱いで渡ることになる。しかし、靴を脱いで素足で水に浸かった方が、余程か気持ち良さそうである。川を渡って暫く行くと、到着地の希望荘の方向が、逆の道標がある。三重県の職員にもアホな奴がいるな、と笑って通り過ごすが、ふと気になって、ガイドの地図と見比べると、道標は合っていて、自分達が道を間違えていたのに気づく。(増水時の迂回路の道を歩いていた) 風越峠までは1.1?・40分とあるが、標識通りで険しい山道の登りが続いた。イノシシの踊り場があり、またケモノ道も多い、とあるので、本当にイノシシが出て来ないか、心配になる。13:35峠に到着。ここからは一転して下りで、到着地までは1.9?・30分の道程であり、もうすぐだ、と力も湧いて来る。2:15希望荘に到着し、今日の歩きが終る。希望荘は、ホテル並みのロビーがあり、りっばな施設だった。結婚式をやっており、多勢の人達がいた。女房は、柔らかいソファーでくつろぐが、自分は宇賀渓までバイクで戻り、また迎えに来る損な役だが、文句言っても仕方ないことである。次回の到着予定地の、椿大社を下見して帰る。

今日撮った写真 : 



★第26回目06.10.7 石水渓から椿大社
データ : 自然歩道距離=11.9km 歩時間=170分 休憩=20分 バイク=30分(17?) 車走総距離=180km

4ヶ月ぶりの歩きとなった。5時半家を出発して、湾岸高速から東名阪へ入り、鈴鹿ICを目指すが、今日明日は鈴鹿最後のF1があり、IC付近はこんな早朝から2?の渋滞となっていた。鈴鹿の手前の四日市ICを出て、今日の到着地の椿大社へ行く。前回からの続きだと御在所であるが、御在所は紅葉が見たいので後日にして、今日は、その次の椿大社と石水渓の間を、歩くことにする。椿大社に戻りのバイクを置いて、出発地の石水渓に7:30到着する。ここにはキャンプ場があり、渓谷で水遊びが出来るとあるが、水はきれいだったが、そんなにたいした所ではなかった。

8:00歩き開始。茶畑と周りの山々が見わたせて、なかなか美しい景色である。千枚田があるが、愛知県の宇連山の麓にあった千枚田の方が凄かったな、と思いながら通り過ぎる。この辺から急な上り坂が続き、かなり息を切らしての歩きとなる。コスモス・彼岸花が、あちこちに咲いていて秋を感じさせる。彼岸花は、ポツンポツンと道脇に咲いているのが普通と思っていたが、密集して咲いている場所があり、あまり似合わないが女房の写真を撮ってやる。約6?・1時間歩くと広い墓地に着く。墓地の管理事務所の階段に座って小休止をとる。自然歩道はずっと舗装道路であったが、この墓地を15分程行くと、やっと山に入る。しかし、この山道は沢(枯れている)を渡るためのものだけであり、15分程上って沢橋を渡り、またおりて舗装道路に出た。あまり納得出来ない山歩きである。ここから桃林寺まで3キロの標識があり、休憩無しに歩き続ける。山肌半分が、剥げあがった山が現れる。採石工場が山を掘り返してこうなったのだろう、人の為(実は儲けの為)と言え、人間のやることは酷い。10:45桃林寺に着く。ここは見晴らしが良く、四日市と伊勢湾、その向こうに師崎、神島、伊良湖岬まで見えた。ここから椿大社までは1.5キロであり、桃林寺はすぐに出発し、11:15大社に到着して、本日の歩きは終了となる。

大社を参拝後、昼食場所を探すが、大社境内にはベンチが無い。川原の土手の石に腰掛けて昼飯にする。今までと同じで握飯と漬物の粗末な昼食である。今日のコースは12?程であり、久しぶりの歩きとしては丁度いいコースであった。これなら、明日は足が痛くて動けない、ということも無さそうである。これからはハイキングに丁度よい気候なので、毎週挑戦して早く三重県踏覇をしてしまおう、と意気盛んになって来る。

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★第27回目06.10.14 石水渓から鈴鹿馬子唄会館(坂下)
データ : 自然歩道距離=13.5km 歩時間=255分 休憩=60分 バイク=40分(16?) 車走総距離=170km

5:35家を出発し御在所SA到着は6:05、約40kmを30分で走る。早朝の伊勢湾岸高速の走りはとても快適だ。SAでは、先週と同じく480円のトン汁定食を食べる。因みに、女房は500円の肉うどんである。亀山ICを出て、到着地の鈴鹿馬子唄会館へ行く。会館の駐車場は閉鎖されていたので、車道のガードレールにバイクをチェーンで止めて置き、出発地の石水渓へと行くが、一号線から外れてから、狭い道を幾度も曲がりくねり、これはバイクの戻りは非常に難関だな、と心配になる。亀山市は山村なのに、IC付近だけは、東名阪の終着・名阪国道・一号線、が入り乱れていて非常に複雑で、ナビを見ながらの走行だが迷ってしまった。

8:00石水渓から林道を歩き始めるが、安楽越えまでは車も走れる舗装道路であり、車走すれば良かったと悔やむ。不思議なもので、無理して車で行くと行き止りになって往生するし、先を心配して車を置いて歩くと全然問題なく車で走れた、と言う事になる。神様は、楽することを許さないのだろう、と諦めるが、急坂の舗装道路が延々と続き辛い。1時間程歩くと安楽越えの頂上に着くが、自然歩道はそこから山の中へと入って行く。ここから、かもしか高原まで0.3kmとあるので、そこで休憩にしようと歩き続けるが、結構きつい山登りで0.3kmが非常に苦しかった。9:15かもしか高原のベンチがある所に到着して休憩にする。ここは笹の草原で広々としていて感じが良かった。かもしかでも出てきたら感激するのだが、そんな気配は全くない。コンビニで買ったドラ焼きを食べるが美味かった。15分程休憩し出発する。ここからは急斜面の石がゴロゴロした下りで、かもしかには何ともないだろうが、人間様には歩き難い道である。15分程下ると、山女原(あけびはらと読む)に着く。大勢の人が車道に座り込んでいた。何でと思って聞くと、ラベンダー植えをして休憩しているとのことである。見ると結構広く植えてある。花は5年後に咲くそうである。10:10車道から外れて林道に入るが、まだ舗装道路である。この車道を真直ぐ行くと一号線へ出て、バイクを止めた会館へ行けるのが分った。安楽越えも車道は続いていたので、バイクの戻りは、訳の解らなくなった朝通った道は止めて、この道にしようと決める。10:45鈴鹿峠まで1.2km地点から、林道を外れて山登りの道になる。激しい登りで息絶え絶えとなり非常に苦しかった。11:10頂上に着き、ここから反転急な下りとなる。11:25鈴鹿峠に着く。ここにはデカイ石の灯篭があり、食事風景のバックにして写真を撮る。ここは水洗トイレがあり、芝生の中にベンチがあり、すぐ下を立派な一号線が走っている景色も良い、休憩するにはもってこいの場所である。汗まみれになった肌着を着替えて、爽やかな気候の中でのんびり昼食が出来て、最高に幸せである。

12:10ここから坂下宿までは、すぐだと思って歩き始めるが、一号線の下を潜って片山神社に出た後、道に迷い一号線沿いを歩く。その後正規の自然歩道を見つけるが、道は山の中へと入り、激しい登り・下りとなる。これなら迷ったまま一号線沿いを歩く方が良かった、と大いに悔いる。鈴鹿峠から一時間程かかって坂下宿に着き、13:15バイクを置いた鈴鹿馬子唄会館に到着する。会館に女房を残し、決めた山女原から安楽越えコースをバイクで戻る。誰もいない古びた狭い林道を、バイクで一人走るのは非常に不気味だったが、亀山IC方面を走るより距離で5km程短く、40分で車を止めた石水渓に無事到着した。やれやれである。

今日撮った写真 : 



★第28回目06.10.28 希望荘(湯ノ山)から椿大社
データ : 自然歩道距離=16.9km 歩時間=300分 休憩・散策=180分 バイク=30分(16?) 車走総距離=170km

5:00に起きて、昨日の残りのご飯をお握りして食べ、5:30家を出発する。いつも朝食を食べる御在所SAに寄るが、今日は朝食をとらずにトイレとコーヒーのみで済ませて、到着地の椿大社へ行く。前回と同じ木にバイクを括り、湯ノ山の希望荘の対面にある熊牧場の駐車場に車を止めて、7:20歩き始める。

いきなり山道の登りとなる。5分程登った時、2匹のかもしかを見る。慌ててカメラを向けて撮ろうとするが、あっという間に逃げてしまい写真を撮れなかったが、かもしかに遭遇したしたことに大感動である。その後、厳しい山道を40分程歩くと、車道に出た。そこから20分程で蒼滝に着く。ちょっと手前にダム滝があり、これが?と思ったが、実際の蒼滝は素晴らしかった。青く澄んだ非常にきれいな水と、雄大な滝に暫く見とれていた。その後大石公園を通って8:40湯ノ山駅ロープウェイ乗り場に到着する。

往復2100円の切符を買ってロープウェイに乗るが、営業した直後なのに既に10分程の並びになっていた。今日は秋晴れの最高の天気であり、きっと大勢の人が来るのだろうと思った。(ロープウェイのデータ:10人乗り、山頂駅まで12分、スピードは毎秒3メートル、湯ノ山温泉駅400mから山頂駅1200mを結ぶ) 9:00山頂駅に到着して外に出ると、ちょっと冷っとしていたが思った程寒くなかった。紅葉は山頂付近は少ししているが、まだちょっと早かった。山頂付近でも11月になってからの方が良い様に思えた。駅名は山頂駅だが実際の御在所岳山頂は、ちょっと離れておりリフトで行けるので、リフトに乗って行く。山頂の三角点は岩場であり、大きな岩に立って写真を撮るが、恐ろしくて足がすくんだ。大絶景の展望に大満足である。山頂駅の方にも見晴台があり、遠くにトガッタ岩山に登っている人が見える。どうやって登ったか不思議であるが、女房が大声で”ヤッホー”と叫ぶと聞こえたのが手を振って応えていた。

10:40湯ノ山駅に戻り、自然歩道を歩き始める。楓谷の方の宮妻峡へは土砂崩れで通行止めの立て札があったが、無視して進む。また山道の激しい登り・下りの道が続き、息絶え絶えとなりながら、辛い歩きが続いた。30分程歩いてたまらず休憩を取る。また気を振るって歩き出すと、ハスキー犬を連れた、私達と同年代風の夫婦と会う。気になっていた通行止めを聞くと、問題ないですよ、と言う事で安心する。それにしても立派でおとなしそうなハスキー犬だったので、犬と一緒に写真撮らせてもらえば良かったと悔やんだ。11:40ガイドブックにはキレイな水をたたえた巨大砂防ダムとあるが、水が全然ないダムに出た。ここから車も走れる林道となり、雲母高原までの約3kmを50分で歩く。この道は見晴らしが良くて、鎌ヶ岳や四日市方面の広々とした平野が一望出来たが、疲れのせいか感動することなく通り過ぎた。12:30雲母高原のベンチがある休憩所で昼食とする。今日の昼食はコンビニで買った、小さな5色お握り(シャケ、コンブ、ウメ、シーチキン、タラコ)とかまぼこスティックとゆで卵と漬物である。よう歩いたせいかとても美味かった。しかし、今まで歩いて来た行程は約7km、ここから椿大社までは9キロあるのに愕然とする。この先に、山登りがないこと祈って、13:00重くなった腰を上げて歩きを再開する。ずっーと林道で、楓谷までの5.4kmを75分で歩き、14:15楓谷に到着する。ここには楓がいっぱいあったが、紅葉はまだ全然で青々しいてた。楓谷にあるベンチで10分程休憩を取った後、ここから椿大社までは3.6kmであり、気を奮い立たせて歩き出す。足腰は限界に達しているが歩き続け、15:20椿大社に到着した。ここで冷えたデカビタを自動販売機で買い、一気に飲むが、この世の天国のように美味しかった。

今日撮った写真 : 



★第29回目06.11.04 鈴鹿馬子唄会館(坂下)から余野公園
データ : 自然歩道距離=18.4km(内車走=3.2km) 歩時間=300分 休憩=50分 バイク=40分(23?) 車走総距離=250km

毎週の挑戦で疲れ気味だが、あと一回で三重県の踏破が完成するので、気を奮い立たせて挑戦する。5:20家を出発し、いつも通り御在所SAで朝食にする。自分は朝からとんてき定食、女房はミニカレーを食べる。到着地の余野公園をナビでセットすると、亀山ICから名阪国道でなく、旧25号線の案内であるが、戻りのミニバイクでは名阪国道を走れず、旧25号線を走ることになるので、そのままナビ通り行く。この道は狭い山道で、舗装も無い所がある、酷い道だった。この道をバイクで戻るの辛いな、と思いながら走る。大きなサルが、悠々と道を横切っているのも発見して、唖然となった。7:00余野公園にバイクを止めて、前々回の到着地の、鈴鹿峠を過ぎた所にある鈴鹿馬子唄会館にナビをセットすると、上(北)から県道を通って1号線に出る道を案内したので、酷い道かも知れないと思ったが、そちらから行ってみる。県道4−131−129号を通って1号線に出たが、各県道は、非常に立派な道だし、交通量も殆どない快適な道だった。バイクの戻りも安心出来た。馬子唄会館からまがき橋までは車道だったので、そこまでは車走で済ませることにした。

8:20まがき橋のちょっと手前に車を止めて、歩きを開始する。まだしばらくは車道が続いた。車道を30分程歩くと、余野公園13.7km・加太不動滝8.9kmの標識があり、山道へと入る。いきなり急な階段の上りが続く。今日は3つの峠を越えるコースであるが、まず最初の峠越えである。約1時間程苦しい登りを頑張ると、峠の頂上にベンチがあり、小休止する。ここではチョコレートを食べて疲れを回復させる。10分休憩し歩き始める。歩道は鉄塔の下を通るが、ここは周りの山々を見渡せれた。登って来たのと同じだけの急な下りが続く。9:45林道に出る。しばらく、両側を杉の木に覆われた林道を歩く。10:30狭い林道が広くなっていて、腰掛けるのに丁度いい石もあったので、小休憩にする。ここでは一口羊羹を食べて疲れを回復させる。ここから不動滝までは4.2kmであり、まだ2つ目の峠の登り途中である。歩き始めるが、何度も鳥が飛立つ”バサバサ”と言う羽音に驚く。物音一つしない山奥の道だから、羽音でも”熊か猪か”と思ってビクついてしまう。鳥も結構大きくて羽音も大きかった。あちらこちらに鹿の糞がある。鹿が出ないか周りを見ながら歩くが、何処にもいる様子はしなかったが、峠のちょっと手前で、2匹の鹿が駆け抜けて行ったのを一瞬見た。あっと言う間の出来事で、当然、写真にも撮れず残念である。

11:05峠の頂に着き、不動滝まで2.9kmの標識があった。ここからは一転し下り道となり、ちょっと早足気味で黙々と歩く。45分で滝まで歩く。11:50滝下で石に腰掛けて昼食とする。今日の昼食は、ミニストップで買った、お握り、卵焼き、ウインナー、漬物と、デザートは家から持ってきたバナナである。滝を眺めながら30分の昼食タイムで、少しは元気が回復出来た。12:20滝を出発し、3つ目の峠を目指す。滝が多くある沢沿いの道が続く。滝が多くあるのは、登りが急だと言う事だろう。沢は何回か橋もなく、石を頼りに横切る所があった。不動滝から丁度1時間で頂上(ゾロゾロ峠)に着いたが、後半の30分は激しい階段の上りが続き、苦しくて苦しくて死にそうであった。ゾロゾロ峠には看板と、あちこちの登山道の標識があり、余野公園方面の道が判り辛かった。ゾロゾロ峠からは余野公園までは、あと下りの2.9kmであり、先が見えて安堵する。今は13:20だから、1時間もかからず14時頃には余野公園に着けるのではと、足取りは速くなる。途中、今日2人目のハイカーと会う。観光名所じゃない所では、なかなか人に会うことは無いので、たった2りだが珍しい。14:00三重と志賀コースの分岐地点に到着する。三重コースは南下して奈良に向かうが、自分達はそちらは後日(きっと歩くことは無いと思うが)にして、まず滋賀コースを通って、早く大阪の終点・箕面を目指すことにする。

今日撮った写真 : 



★第30回目06.11.18 余野公園(三重県)から甲南杉谷(滋賀県)
データ : 自然歩道距離=21.6km(内車走=3.2km) 歩時間=280分 休憩=50分 バイク=35分(18?) 車走総距離=240km

今日から滋賀コースに入るが、今まで重宝してきたガイドブック(愛知・岐阜・三重コースのイラスト付ガイド:宇佐美イワオ書)が使ず、地図だけが頼りでちょっと不安である。5:35家を出発し、6:05御在所SAに着き豚汁定食(女房は肉うどん)の朝食をとる、7:05余野公園に着く。今日の歩きは、滋賀県から出発して、余野公園を到着地としたので、ここにバイクを置き、出発地の甲南の新田へ行く。この道は、バイクで戻ることになるので、周りをしっかりチェックしながら走る。心配した程複雑な道でなく、これなら問題なく戻れそうで安心する。新田から次回歩くコースの入口を見つけたので、何処まで行けるか走ってみる。林道を1.8km程走った所(地名が杉谷とあった)から、自然歩道は山道に入って行く。ここを今日の出発地と決め、標識をバックに出発写真を撮る。杉谷から新田へ戻り、さらに岩尾池までの3.2kmは車走で済ませることにした。

岩尾池は、澄み切った空気の中、朝もやがかかっており、湖岸の紅葉も見頃でとても美しい。水もキレイで、紅葉が湖面に写っていて、見事な眺めだった。当然この美しい景色をバックに写真を撮る。8:30歩き始める。すぐに別な池へ出た。この池(大沢池)も、湖岸が紅葉で覆われていて綺麗だった。ここから道は、かなりキツい山登りとなるが、20分程で峠の頂上に着く。甲賀の里の展望の標識があったが、木々が邪魔していて、展望はたいしたことなかった。ここから木の階段の下りとなるが、整備された綺麗な山道である。何故か、岐阜県の倒木だらけで、歩き難くかった山道を思い出した。今、阜県は裏金問題で大いに叩かれているが、トップがそんなんだから、環境課の職員の怠慢もしょうがないか? と悟った。9:10昭和池に着く。ここも美しい池であり、三脚を立てて写真を撮る。紅葉も綺麗で、黄色と赤の大きなもみじがあった。自分は黄色・女房は赤のもみじと写真を撮る。滋賀県コースは出だしから、美しい池と、綺麗なもみじと、整備された山道と、大満足である。また滋賀県は、標識もしっかりしていて、迷いそうな岐路には必ずあって、安心して歩ける。ガイドブック無いのを心配したが、全く問題なかった。竿を持った人に時々会う。釣竿でもないし、女房は、先がとがっていたので、猪を付くヤリだとアホな事を言っている。竿を持ったおばさんがいたので聞いてみると、これで蜂の巣を取ると言う。竿の先に餌のザリガニ肉を付けて、餌を食べに来た蜂に目印を付け、その蜂を追って巣を見つけるそうだ。この方法TVで見たことあったが、疑問が2つわいた。蜂の食べ物は、花の蜜や花粉であり、ザリガニ肉を食べるような肉食だったか? 目印をどうやってつけるのだろう?(食べている時は、人が触っても逃げないのだろうか?)

9:55明王寺に着く。ここも紅葉が非常に綺麗だった。小休憩で大福を食べる。15分程休憩し、10:10伊勢廻寺を目指して歩き始める。しばらく山道を歩くが、大型車がビュンビュン走る道に出る。以降、この道を何回か、横切ったりそのまま歩いたりすることになる。11:00車道を横切り山道に入ったとたんに伊勢廻寺に着いた。この寺にも大きくて見事なもみじがあった。もみじの下で、ドラ焼きを食べて休憩する。ここから、県境1.2km・余野公園9.3kmの標識がある。昼食はちょっと早いので、この先で取る事にして歩き出す。車道を何回か横切った後、県境へ向かってそのまま車道を歩くが、歩道が無いので、道の端ぎりぎりを歩くが、大型ダンプがひっきり無しに走っていて、非常に危ない道だった。こんな道を自然歩道にしている、滋賀県の環境課に文句言いたい。県境からは、しばらく山の中の道が続く。”この道は伊賀忍者が、修行で走り抜けた道で狭い”の標識があった。甲賀は整備された道だったので、甲賀より伊賀忍者の方が強かったのか?と思ったが、その昔、隠密剣士に出ていた”霧のとんべい”は、確か伊賀忍者だったがそんなに強くなかったな、と、どうでもいいことを思いながら歩く。

東海自然歩道の多くのHPで、”道に迷った”と書かれていた場所だが、その後整備されたのか知らないが、分岐路にはだいたい標識(丸太に方向だけの標識)があり迷うことはなかった。ある民家の庭にパンダ顔の犬がいて、おとなしそうだったのに、急にあっち向いて吠えだす。カメラを構えると、こっちをおとなしく見ているので、そのままシャッターをきって写真を撮る。どこかで昼食をと思ったが、休憩するような所が無く、余野公園まで一気に歩いてしまう。上り坂が無かったので、息切れはしなかったが、長距離の歩きで足はかなり疲れた。伊勢廻寺から9.3kmを2時間20分で歩き、13:30遅い昼食となる。公園の休憩所(建屋の中)にはテーブルがあり、自由に使えたのでそこで食べる。今日は太巻き寿司を買っていたが、しっかり歩いたのと遅い昼食で、腹はペコペコになっていて、あっと言う間に食べてしまう。14:00松尾池へバイクで戻るが、かなり冷えて来ており、震えながらバイクで走る。今年の挑戦も、そろそろ終りにしようと思うが、今が紅葉の盛りなので、天気が良かったら来週もう一回挑戦するつもりでいる。

今日撮った写真 : 



★第31回目06.11.25 甲南杉谷から田上公園(瀬田)
データ : 自然歩道距離=27.2km 歩時間=360分 休憩=40分 バイク=55分(34?) 車走総距離=425km

今年最後の挑戦は、非常に長距離コースとなった。今まで歩く距離は、長くても20kmを目安でコースを組んでいたが、女房の待つ場所とバイクの戻りと、また他の人のHPのコースを参考にして、今日は27.2kmのコースとなってしまった。厳しい山登りは無さそうなので、何とか行けそうだが、不安も大きかった。5:15家を出発するが、到着地の田上公園の所をナビで設定すると、名神の瀬田ICを出て176kmの道程である。先回までは、東名阪の亀山ICを出て目的地へ行っていたが、片道距離が100kmを越えることは無かったのに、一気に遠くのコースになってしまったのに驚く。気がつくと、瀬田は大津市であり、もう琵琶湖付近を歩くことになり、京都もすぐの所なっていた。6:10養老SAに着き朝食にする。SAは変わっても、内容はワンパターンで、豚汁定食と肉うどんであった。7:30瀬田東ICを出て、7:45田上公園(キャンプ場)に着く。不動寺に通じる林道が続いているので、何処まで行けるか走ってみるが、何にもないうっそうとした森の中であり、こんな所で女房が2時間も待てる筈もないので、すぐに公園へ引き返す。バイクを置いて、出発地の杉谷へ走るが、35kmもあり、戻りのバイクも非常に不安になってしまう。

9:05林道と山の中へ向かう自然歩道の分岐の所に車を置いて、山の中へ歩き始める。一見凄い上り坂に見えたが、上りも下りも大したことなく、20分程歩くと、第2名神工事現場がある大きな車道に出た。この車道には自然歩道の道標があったが、第2名神を潜って幹線道路(後で国道307号と分る)に出ると、道標は全然なく、T字交差点をどっちへ行けばいいのか大いに迷う。地図から左方向だろうと決め、国道を歩くが、歩道は無く、大型車を含め途切れることが無いほど交通量があり、非常に恐ろしい歩きが続く。9:45隼人橋に出るが、国道にはずっと道標は無く、ここは自然歩道でないのを感じた。きっと自然歩道は、第2名神を潜らず、その手前に山の中へ入る道があったのだろう。このまま国道を行けば、紫香楽宮跡駅に着ける筈なので、国道を歩く。10:00宮跡駅に着き、自然歩道の道標も見つけ、やっと安心する。この駅は駅舎もなく、ただホームとトイレがあるだけだか、何か小じんまりとしていて綺麗だった。駅から宮跡まではすぐであり、ここで休憩を取る。宮跡は名の通りで、柱を支えた石が残っているだけの、何にも無い所であった。大福を食べて元気を取り戻す。

10:25宮跡を出発し、7.1km先の田代を目指す。宮跡からは、落葉で埋まった感じのいい山道を歩くが、すぐに終わって、”たぬき村”が見える国道307号線を横切って、しばらく里の中を歩く。10:50最後の人家を過ぎると林道となって山の中へ入って行く。田代まで6kmの道標が林道の入口にあった。両サイドが木に覆われていて、見るべきものも無い林道を、黙々と歩き続ける。面白さも感動もない辛い歩きだ。環境庁から東海自然歩道のコースガイドを取寄せたが、22コースが紹介されていて、その一つに信楽コース(紫香楽宮跡から不動寺まで)があったので、景色が良くてハイカーも多勢いるのでは? と想像していただけに、大違いであった。この時期に紅葉も無い。こんな所歩く奴はいないだろうな、と思い思い歩く。11:35峠の頂上に着き、下り道となるが、下りの方は、道が木で塞がれていなく、周りの山々を見ながら歩けた。12:00田代にやっと着く。ここには金持ちが多いのか、個人の家とはとても思えない、大きく立派な門構えや塀の家が、2・3軒あった。田代からは、不動寺6.8km/三筋の滝1.6kmの標識がある。昼食は三筋の滝でとろうと、もう少し頑張る。12:10綺麗なかやぶき屋根の施設(”しがらきの里”と書いてあった)があり、トイレ借りと写真を撮る。12:35どっと疲れて滝に着く。ベンチで昼食をとるが、この時期もう外の昼食はちょっと辛い。歩いていた時は感じないが、じっと座っていると、寒くて震えてしまう。足の疲れはとれていないが、早々に食事を済ませ出発する。

滝は、幹線道路沿いにあるが、滝にある案内板は直に川を渡って山の中へ入るようになっているが、川を渡る橋は何処にもない。仕方ないので幹線道路を歩くが、道標も橋も中々現れない。何処かの宗教設備の入口に警備員が居たので、不動寺への道を尋ると、橋はそこから直の所にあった。13:20まだ6km先の不動寺を目指して歩き始める。この道は参道と書いてあるが、車も通れる林道である。急ではないが、長い上り坂を、また黙々と歩くことになった。一人のハイカーがおりて来たが、会釈だけですれちがう。14:05不動寺手前の休憩所に到着する。ちょっと休んですぐ出発する。寺へ0.1kmの分岐点に着くが、100mの往復が非常にたいげに思えて、寺は見ずにおりる。実は、帰りの時間が心配になっていた。17時には暗くなってしまうので、車を置いた杉谷へまだ明るいうちに戻りたかった。あの山の中で、真っ暗の中で、一人バイクを車に乗せる作業、思うだけで恐ろしい。上りは車も通れる林道だったのに、下りは、結構厳しい登山道で、狭い岩道が随所にあった。15:00車道も通る林道に出るが、2.2kmの下山に約1間もかかった。ここから田上公園までは3km程であり、やっと終わりが見えてきた。なだらかな下りの坂であり、15:45公園に着く。今日は、景色に感動する所が無かったが、よく歩いたことに感動する。16:00バイクで35kmを戻るが、時速40km程しか出ないミニバイクであり、どう早くても着くのは17時頃となり暗くなる。不安一杯でバイクを飛ばす。新田から林道に入る頃には、かなり暗くなって来た。遠くに黒い物体がありヒャとする。一瞬熊かと思ったが、黒いかもしかでありホッとするが、バイクが近づいてもずっとこっちを見ていて中々逃げなかった。バイクがすれ違う間際に、森の中へ逃げていった。16:55車の所に到着し、不気味な中、急いで作業を済まし引き返す。田上公園には18:00に着くが、女房は真っ暗の中、街灯の下で本(まんが)を読んで待っていた。もっと寒がって震えているのではと心配したが、なんてこと無かった。

今日撮った写真 : 



★第32回目06.12.02 田上公園(瀬田)から近江神社
データ : 自然歩道距離=23.5km(内車走=10.5km) 歩時間=210分 休憩=30分 バイク=20分(9?) 車走総距離=405km

今年、もう一度挑戦することにした。5:25家を出発して、多賀SAに6:35到着する。東名・名神はまだ暗い早朝でも交通量は多く、追越車線をずっーと走るが、車は途切れることなく繋がっている。この幹線高速は、もう飽和状態であり、早く第2東名・名神の開通が望まれる。多賀SAは始めて利用(自然歩道歩きで)であるが、朝食は、いつもと同じようなもので、朝定食と豚うどん、を食べる。大津ICを出て、7:45到着地の長等公園(三井寺のすぐ近く)に到着する。自然歩道の道標もすぐ見つけ、安心してバイクを置いて、出発地の石山寺へ行く。8:30石山寺に着き、拝観する(拝観料は500円)。大きな寺院であり、色んな堂があった。ここは紫式部にゆかりがあるようで、紫式部の銅像もあった。石山寺より3km程の所に、瀬田川洗堰があるので見に行く。ここは先回の到着地の田上公園のすぐ近くの所である。もっと古い堰を想像したが、何処にでもある普通の堰であり、ちょっとガッカリである。石山寺から幻住庵まで車で走ろうとするが、非常に狭い曲りくねった道であり、車走は諦め、石山寺まで戻って、そこから歩くことにする。

9:50石山寺駅近くに車を置いて歩き始める。狭く急坂の団地の中の道が続く。石山高校の正面に出ると、道標があり左折と判るが、この辺りは道標も少なく、交差点がある度に、地図と睨めっこしながら、不安な歩きが続く。10:25幻住庵を通過するが、数人のおばさんハイカーと会う。おばさん達も音羽山へ行くと言うことで、同じコースだったが、すぐ居なくなってしまった。10:45民家も無くなり、林道から山道へ入る所に杖が置いてあり、しばらく杖を使いながら歩くことにした。小川が流れていて、周りの山々も見渡せて、なかなか良い感じの歩道が続く。11:05西山休憩所に着く。トイレがあるが使用禁止の張り紙が貼ってある。無視して使わしてもらう。10分程休憩して歩き出すが、ここからは結構キツイ山登りになる。音羽山の手前約1kmの所に、パノラマ台と言う所があるが、死にそうに苦しい山登りとなった。ふらふらになって12:00パノラマ台に着く。ここから大津市街と琵琶湖が良く見えた。風が強かったのですぐ出発し、昼食は音羽山ですることにして、もう少し頑張って歩く。12:20音羽山山頂に着くと、何人かのハイカー(老人ばっかりだった)が居た。ここからは、山を挟んで、左に京都、右に大津と琵琶湖、が見渡せるが、ちょっと霞んでいるのが残念であった。自然歩道の案内板を風除けに、その前に座って昼食にする。

座ってじっーとしていると、とても寒い。12:35早々に昼食を済ませて出発する。長い下りを無心に歩く。山頂に居た老人ハイカー達は、自分達が昼食の前に出発していったが、しばらく歩くと追い着き、すぐ追い抜いて先を急ぐ。13:20国道1号線の陸橋を渡る。他の人のHPに、”険しい登りだが、あっと言う間に終った”と書いてあったが、実際は、7分程の険しい登りであった。登り終えると、長等公園まで1.2kmの道標があり、終着も間近である。大津と琵琶湖が見渡せる所があり、写真を撮る。13:50公園に着く。今日の歩きはたいしたこと無い、と思っていたが、結構きつい登山コースであった。石山寺までのバイクの戻りは、約9kmであり楽勝だった。1時間程で往復して、公園から車走で三井寺と近江神社へ行き、今年の終了地点は、近江神社にした。実はその先も、車走で済ませようと比叡山を走るが、自然歩道の道標を見つけれなかったのと、あまり車走で済ましちゃいけないという思いより、来年は、厳しい比叡山越えからスタートすることにする。

今日撮った写真 : 



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