東海自然歩道挑戦記    05年の挑戦(愛知)   06年の挑戦(岐阜、三重、滋賀)   08年の挑戦

★07年の続きページ★


★第42回07.04.30 秋葉ダムから秋葉神社下社                (07年最初へ戻る)
★第43回07.05.04 秋葉神社下社から春埜山大光寺
★第44回07.05.12 春埜山大光寺から家山
★第45回07.06.02 家山・野守の池から蔵田
★第46回07.06.16 蔵田から坂本
★第47回07.09.22 坂本から牛妻
★第48回07.10.06 牛妻から西里
★第49回07.10.07 西里から田代峠
★第50回07.10.13 田代峠から井出駅
★第51回07.11.03 井出駅から上佐野
★第52回07.11.04 上佐野から田貫湖
★第53回07.11.23 田貫湖から本栖湖
★第54回07.11.24 富岳風穴から太田和


★第42回07.04.30 秋葉ダムから秋葉神社下社
データ : 自然歩道距離=10.4km 歩時間=220分 休憩=50分 車走総距離=280km
      総時間=10:30 総費用=7.2千円(高速:3.3 ガス:3.9)  ガスは9km/ℓ・126円/ℓで計算

5:00家を出発して、浜名湖SAで朝食を取り、浜松ICを出て秋葉神社(下社)に7:20到着する。ここにバイクを置いて、出発地の秋葉ダムへ向かうが、県道286号は恐ろしく狭く曲りくねった道であり、15kmの距離を30分かけて走る。8:00ダムに着き、秋葉山を目指して歩き出す。コース案内板によると、秋葉山までは、6.1kmで150分である。すぐに車道の登山道があり、そこを歩いて登って行くが、車道から外れる歩道がなかなか現れない。女房はダムからすぐに歩道になると言うので、どうやら、歩道の入り口を見過ごしたらしい。もう30分以上も車道を登って来ているので、引き返す気にもなれずに、そのまま車道を歩いて、山頂の秋葉神社へ行く。麓の道路標識は、秋葉神社まで10kmとあったので、車道は遠巻きに神社へ行くのだろう。ただ黙々と車道を歩くしかないが、女房は不機嫌でダラダラ歩きとなり、私とはかなり差のついた歩きとなる。10:45私は山頂の神社本殿に着き、東海自然歩道の下山口で待つが、女房はなかなか現れない。携帯で連絡取るがなかなか繋がらずに、30分以上のロスタイムを発生してしまう。

11:30下山を始める。ここは上社と下社の参道となっていて、歩き易い下山道であった。4kmの距離でコースタイムは100分となっていたが、65分で下社に到着した。ここには気田川の大きな川原があって、大勢の人がキャンプを楽しんでいた。また、ここから秋葉山が望めて、その景色も素晴らしかった。





★第43回07.05.04 秋葉神社下社から春埜山大光寺
データ : 自然歩道距離=20.5km(内車走=18.9?) 歩時間=50分 休憩=20分 車走総距離=350km
      総時間=10:20 総費用=9.1千円(高速:4.2 ガス:4.9)  ガスは9km/ℓ・126円/ℓで計算

GWも終盤であるが、もう一回挑戦することにして、今年のGWは4日間の東海自然歩道歩きとなる。しかし今日は非常に”ずる”して、自然歩道を車で走って済ませて、全く疲れない挑戦となった。(これで完歩とするのか?と反省もしきりだが) 言い訳はよくないが、こんな車道のコースにした方が悪い、と自分を正当化する。

5:10家を出発し、7:10秋葉神社下社のある気田川川原の駐車場に着く。ここの景色はとても美しので、川原に車を止めて写真を撮り、バイクを置いて、春埜山へ行く。大時手前から、東海自然歩道にもなっている春埜山へ登る林道があるので、そこを走るが、未舗装で狭く凄い急坂の林道で、車もローギアで登る程の道であり、ここはミニバイクでは登れないなぁ、と非常に不安になって走る。(後で知るが、この道は東海自然歩道の支線であり、本線は舗装された走り易い林道となっていた)

8:10春埜山山頂に着く。ここはトイレもある広場となっており、また展望台もある。展望台に登ると、深い山並みが見渡せれて、素晴らしい景色を堪能出来た。ここから金剛院へ向かって林道が続いていたので、どこまで行けるか車走するが、1.1km先で林道は行き止りとなっていて、今日の出発地はここにして、大時へ向かって自然歩道挑戦は、車走で済ませることにする。(本当は、春埜山から歩くつもりだったが、自然歩道は殆どが車も走れる林道なのでズルする。私は(賛同する女房も)ハイカー失格だね) それでも、自然歩道は着実に走ろうとするが、大時の手前1.4km地点から0.5kmと、新宮池手前1.0km地点から新宮池までは、車が走れない山道の歩道であり、この間は自然歩道をパスしたことになった。新宮池へ入る所で、初老の1人ハイカーに会う。彼は春埜山に車を止めて、新宮池まで行き、また歩いて戻ると言っていた。私は同じコースを往復するのは耐えられない、ミニバイクを買って良かった、と大満悦する。

9:10新宮池に着き、歩いていないので疲れは無いが、休憩してコンビにで買ったみたらし団子を食べる。鯉の居る池を見ながらのんびりするが、もう3日しか残りが無いGWに憂鬱が走った。新宮池からもまだ車道の林道が自然歩道なので、そのまま車走を続ける。結局、犬居城跡の手前の犬居橋まで、18.1kmを車走で済ませ、ここから歩くことにする。10:00犬居橋から歩き始め、15分程歩くと城跡まで0.5km/25分の道標があり、登山道となる。一気に登る苦しい道だが、15分で山頂の犬居城跡に着いた。ここには城の形をした展望台があり、その2階に登ると素晴らしい展望が広がった。眼下に、深い山々(秋葉山も)と気田川と川原キャンプ場と車道と橋と集落と高校、素晴らしい景色が見える。暫く休憩して、後は秋葉神社下社までの1.6kmは降りである。30分程で下社に着いた。次回コースの家山を下見して帰るが、家山まで行くともう大井川であり、凄いペースに驚いてしまう。





★第44回07.05.12 春埜山大光寺から家山
データ : 自然歩道距離=15.6km 歩時間=230分 休憩=40分 バイク=90分(44km) 車走総距離=385km
      総時間=14:00 総費用=9.5千円(高速:3.9 ガス:5.6)  ガスは9km/ℓ・130円/ℓで計算

到着地の家山までのナビの案内は、牧の原ICを出るものだったが、100km越えていて通勤割引が受けれないので、掛川ICを出るようセットする。しかし、掛川ICまでも104kmあり、袋井ICでないとダメなのを知るが、ナビのリセットをしなかったので、袋井ICを通過してしまう。結局、1000円儲ける為にいろいろ気を使ったが、何にもならなかった。7:00家山に着き、到着地の春埜山へ行くが、ナビの案内は、春埜山の麓の大時まで40kmである。歩き終わった後の、この間の往復の大変さを思うと、ぞっとした。大井川沿いに北上し、川根本町からは、山また山の中の狭い道になる。70分走って春埜山大光寺に着く。この寺は『お犬様』と呼ばれるそうで、犬は、我家の守護神のような気がしているので、参拝する。大きな杉と犬の像があった。

9:00鳥居沢山へ登る歩道入口から歩き始める。いきなりきつい登り道であるが、10分程で頂上に着いた。しかしこの後も、降りて登るのが5回続いた。(4,5回目はそんなにきつくなかったが) その後は、ずーっと降り道となった。9:45林道沿いに出る。遠くに春埜山が綺麗に見えた。あそこから45分で降りて来たのか、と少し感動する。道はまたすぐ山の中の歩道となり、長い下りが続く。犬連れのハイカーとすれ違う。歩きの好きな犬でも、春埜山まではきついだろう、と心配してやる。10:05県道が走る平松峠に着き、毎度のドラ焼き(女房は大福)を食べながら休憩する。15分程休憩し、金剛院へ向かって歩き始める。県道から、舗装された参道となっている。大日山は、春埜山よりも高いので、また厳しい山登りは無いかと心配したが、大した登りは無く、10:40金剛院に着く。ここから暫くは、未舗装だが車も走れる林道を歩く。林道はずっと下り坂であり、歩き易い。11:45市井平に着くが、休憩するような所が無い。昼食にしたいが、八垂の滝まで3.1km、そこまで頑張って歩くことにする。滝へ向かっても林道の降り道である。林道沿いに可憐な草花が咲いていた。女房は3株程抜いて持ち帰る。悪い奴や。12:25八垂の滝にある休憩所に着く。滝は全然大したものでなかった。家山川へ降りて、清流で顔を洗って汗を拭く。昼食は、女房はいつも通りのお握りだが、自分は鳥の照焼き弁当にした。休憩所に座ると、滝を見ながら弁当を食べれて、いい気分になれた。

滝から家山の野守公園までは3.2km、滝の所で合流した県道を行く。ここも下り道であり、今日は最初の20分ほど登りがあったが、後はずーっと下りで、非常に楽なコースだった。この逆工程はかなり辛いだろうな、と思いながら歩く。13:20終点の家山に着く。春埜山までのバイクと車での往復、辛く大変だが行くしかない。13:30バイクを走らす。平地ならまだ50km以上走れるガソリン残量があるが、この急坂の山道の44kmが走れるのか心配になった。殆どをセカンドギアで走り、所々はローギアでないと登れない。ガソリンは何とかもってくれて、90分かかって出発地に着いた。やれやれであるが、車で戻るのもまた一苦労である。車での戻りは、朝走ったのと同じの70分であった。16:30家山を出発して家に戻るが、当然袋井までは1号線で行き、そこから高速に入って通勤割引を有効にする。因みに、朝の豊田南から掛川までは2800円、帰りの袋井から岡崎(岡崎の先は事故渋滞があり岡崎で出る)は1050円だった。





★第45回07.06.02 家山・野守の池から蔵田
データ : 自然歩道距離=19.2km(内車走=10.8km) 歩時間=190分 休憩=50分 バイク=55分(30km) 車走総距離=395km
      総時間=12:50 総費用=10.3千円(高速:4.6 ガス:5.7)  ガスは9km/ℓ・130円/ℓで計算

今日の到着地は蔵田と言う所で、ナビをセットすると、高速は吉田ICが出口である。今までは浜名湖SAの朝食であったが、今日は牧の原SAにする。家を出て1時間10分の6:30に牧の原SAに到着するが、走行距離は120km程あり、ちょっとスピードの出し過ぎである。SAは、830円の朝食バイキングが営業していたので、今日はボリューム満天の朝食になった。バイキングはどうしても取り過ぎてしまう。7:10吉田ICを出て、8:00高根山神社手前にあるトイレ付き休憩所に着く。今日はここで女房は待つことになり、バイクを置いて出発地の家山へ行く。家山までは約30kmあり、山の中の県道220号線を走る。9:00家山の野守の池に着き、出発の記念写真を撮る。ここから上河内までの9kmは車道であり、車走で済ませる。

9:30上河内から歩き始める。ここから笑い仏まで2.2kmで90分の道標があり、この先のキツイ歩きを覚悟するが、案の定、曲りくねる林道を、一直線に横切って行く茶畑の中の道を登る、非常に厳しい歩きが続く。非常にゆっくとした歩きだが、息が切れて心臓も止まりそうに苦しい。30分程歩いたが苦しさに堪らず、笑い仏手前1kmの所で休憩を取る。ここから、茶畑の中の道から登山道となるが、茶畑の登りほどは、きつく無かった。10:30やっと笑い仏に着く。誰もが笑う仏と立札があったが、そんな感じはしないのに、何故か女房は笑っていた。大福もちを食べながら10分程休憩して、また歩き始める。ここから西向までの1.8kmは、歩き易い下山道で、楽勝であった。30分で西向のつり橋に着く。ここには立派なトイレがあり女房は用をたす。つり橋は凄く揺れて、渡った後も暫くは揺れた感覚が残り、変な感じがした。ここから高根山へ向かって20分程林道を歩くと、山道に入り高根山の登山道となる。この分岐点には、見落としそうな小さな自然歩道の道標があり、それを発見して女房は喜んでいた。12:10前方にもっこりとした一山が見えた。それが高根山だろう、歩道はその山に真直ぐ向かって行く。直に激しい登りとなり、苦しくて足が前に出なくなる。何度も膝に手を掛け、立ち止まって休憩しながらしか、歩けない。辛い歩きが続く。

12:35山頂に着くが、期待したほど展望は良くなく残念であった。木々の隙間から山並みを見れたが、感動する展望ではなかった。山頂で昼食を取る。朝のバイキングのせいか、あまり腹は減っていなく、水は欲しいが、ご飯はあまり食べれなかった。30分程休憩し、13:5下山する。高根神社までは急勾配な下山道だが、10分程で神社に着き、ここからは舗装された林道である。神社に参拝し、林道を少し降るとバイクを止めた休憩所に着いた。休憩所から蔵田までは約1.8km、この間も車走で済ますことになる。13:30バイクで上河内までの約30kmを55分かけて戻り、バイクを車に積んで、蔵田に15:30に着くと、女房は山の中の休憩所で待っているのが辛かったのか、蔵田まで降りていた。女房を乗せて、直に帰路に着く。生協で酒の肴の刺身を買って、18:15無事に家に到着する。歩きが苦しかっただけに、刺身を食べながらの酒は格別にうまかった。





★第46回07.06.16 蔵田から坂本
データ : 自然歩道距離=23.4km(内車走=19.7km) 歩時間=80分 休憩=10分 バイク=15分(5km) 車走総距離=380km
      総時間=10:20 総費用=11.7千円(高速:6.2 ガス:5.5)  ガスは9km/ℓ・130円/ℓで計算

5:10家を出発し、牧の原SAで朝食を済ませ、先回の到着地・蔵田に7:20に着く。ここが今日の出発地だが、久能尾までの自然歩道は、ずっと県道32号であり、またズルして車走で済ますことになった。5分ほど走ると宇嶺の滝に着く。滝は、県道から降りた所にあるが、滝音が聞こえていたので、すぐそこだろうと思ったが、キツイ急勾配の坂道で距離もちょっとあり、往復に15分程もかかった。滝は、水量が多く高低差もあって、結構りっぱだった。また狭い県道32号を、清笹峠へ向かって走る。峠では、少しは展望が望めないか期待したが、全く無かった。黒俣に大イチョウの木があり、見ようとしていたが通り過ぎてしまう。折角だから戻って見るが、成るほど大きなイチョウの木であった。9:00久能尾に着き、ここにバイクを置く。今日はコンビニに立寄らず(入ろうと思った時は山道になってしまい、何処にも無くなった)、食べるものが何もない。ここは小さな集落だが、駄菓子の店があったので助かった。今日の歩きは、寺島と久能尾の間であるが、寺島の先もまた車道なので、車の行ける所まで車走する。坂本を越えた所で行き止りとなり、ここが今回の終了地とする。

9:50寺島から歩き出すが、日差しがとても強く、もう前半の自然歩道挑戦も限界を感じた。久能尾までは3.7kmで、一山を登って降りることになる。民家の軒先に座っていた老人が、”この暑いのに山登るのか?”と声をかけてくれた。坂本川に架かるつり橋は、すごく揺れたが幅があるので怖くなかった。久能尾3.1km/90分の道標があり、そこから一気の山登りになる。山の中は日差しは遮られるが、厳しい登りで息が切れ苦しい。7月に富士登山を計画しているので、富士山はこんなもんじゃないぞ、と自分に言い聞かせながら、苦しさに耐えて登る。10:20早くも山頂らしき所に着き、駄菓子屋で買ったケーキを食べながら休憩する。下山は、滑りそうな道が続いて難儀するが、30分程で久能尾に着く。もう帰路は静岡ICからであり、これから先は交通費も馬鹿にならない。次回からは連荘(SAで車中泊)の挑戦にしようか? 悩むところである。帰りは焼津ICを出て、さかな市場でトロ寿司を食べるが、大トロと生ウニの寿司は、美味くて死にそうだった。





★第47回07.09.22 坂本から牛妻
データ : 自然歩道距離=19.0km 歩時間=340分 休憩=120分 バイク=50分(30km) 車走総距離=550km
      総時間=15:30 総費用=17.5千円(高速:8.0 ガス:8.5 風呂:1.0)  ガスは9km/ℓ・139円/ℓで計算

まだ残暑厳しい折だが、今年の後半をスタートさせる。コースも静岡と遠方になり、日帰りはあまりにも不経済なので、SA泊まりで連荘で歩くことに決める。今日のコースは、距離も長く山登りもあり、再開初日にしてはきついコースで心配であるが、帰らなくてもいい、ゆっくり歩けばいい、と言い聞かせて挑戦する。5:30家を出発し、牧の原SAで朝食を済ませ、到着地・牛妻(油山)に8:00に到着する。油山のバス亭には自転車置場があり、そこに戻りのバイクを置いて出発地の坂本へ行く。坂本へは静岡まで戻り大きく迂回しなければならず、ナビをセットすると30kmもあり、バイクの戻りが心配される。

先回の到着地の坂本(一色)からも大山に向かって車道は続いているので、ゲートまでは車で行く。2〜3分も走るとゲートに着き、ここから歩くことになる。9:15ゲートで写真を撮って歩き始める。舗装された車道だが、山頂にあるNTTの専用道路らしい。木材運搬の軽トラックもゲートを通って入っていた。しばらく行くと、山頂まで5.1km/85分の標識があった。曲りくねった急勾配の車道を黙々と歩く。木に覆われて影になっているのが救いだが、厳しい歩きでヘトヘトになる。10:00一時間も歩かない内に休憩をする。また暫く歩くと見晴らしがきく所に出て、アンテナが同じ高さですぐ先の所に見えた。これでもうすぐ山頂に着くと思ったが、道は大きく蛇行していて、中々山頂にたどり着けなかった。一瞬気が緩んだだけに、そこから山頂までは非常に辛かった。10:55大きなアンテナがある山頂に着く。誰かのHPに、ここからは富士山や駿河湾が見えて展望が良い、とあったが何も見えなかった。展望を楽しむような場所も無かった。疲れ果てて登ったのにガッカリである。歩道に座り込んで、大福もちを食べながら一息入れる。

山頂にある標識は、水見色峠までは3.1kmで登りも下りも140分とある。距離と時間から、容易に厳しい下山が想像された。11:15下山するが、案の上酷い道であった。背丈以上もある熊笹を掻き分けながら進むと、次ぎは道なき山肌を降る歩きが続く。足はおろか下山なのに心臓も非常に苦しくなって来る。30分も歩くと限界となり休憩を取る。その後も厳しい下りが続き、12:30一歩も歩けなくなり、歩道に座り込んで昼食とする。到着地はまだまだ遠い、無事に着けるか本気で心配になって来る。30分程昼食休憩をして、またいやいや歩き始めるが、15分程で山道を抜けて林道に出た。ここが水見色峠だろう。谷沢に向かって林道を歩き、14:00谷沢に到着する。2&持って来た水も飲み干しており、自販機を期待したが見つからない。もう諦めた時、自転車の親子連れがいたので、自販機ないか聞くと、進む反対側のちょっと先にバス停がありそこにある、と聞いて助かった。スポーツドリンクを買おうとしたが、ミネラルウォータを買ってしまったがままいいや。デカビタも買って一気に飲み干した。谷沢からは車道を黙々と歩き、40分で相沢に着いた。ホテルがあり、ここからまた山道になる。油山温泉まで70分、温泉から安部川まで30分、到着地までまだ100分もある。泣きたく死にそうな気分であるが、行くしかない。以降激しい登りもあり、難儀に難儀をして16:50無事油山に着くが、この道中は、もう写真やビデオ撮りする気力もなくなっていた。

今日はIC泊まりなので静岡IC近くにある風呂屋に入る。シャンプーを忘れたので、風呂につかるだけだったが、すっきりさっぱり出来た。コンビニで氷とビールを買って、富士川ICに着いたのは既に21時になっていた。缶ビール2本と持ってきた焼酎を少し飲むと、無性に眠りたくなって22時に寝る。翌日は続きを挑戦するつもりでいたが、目が覚めても体が痛くてゆうことをきかない。とても歩ける状態ではなく、本日の挑戦はパスである。経済面で、今後は連荘の挑戦をしようと思ったが、中々これも難しそうである。






★第48回07.10.06 牛妻から西里
データ : 自然歩道距離=16.2km(内10.8?車走) 歩時間=190分 休憩=60分 バイク=70分(30km) 車走総距離=390km
      総時間=13:40 総費用=10.3千円(高速:3.3 ガス:6.0 風呂:1.0)  ガスは9km/ℓ・139円/ℓで計算

月曜日は体育の日で会社も3連休であり、今回も連荘の挑戦を計画するが、先回は連荘をリタイヤしているので、不安だらけの挑戦である。5:20バイクと布団も積んで出発する。高速道路は3連休なのに非常に空いていて、6:30に牧の原SAに到着した。朝食は自分は豚汁定食、女房は温泉たまご入りの肉うどんである。静岡ICを出て、前回確認した平山を通って穂積神社へ登る道を走り、8:00神社に到着する。神社には既に数人のハイカーがいた。ここに戻りのバイクを置き、来た道を引き返し到着地の牛妻へ向かうが、約30kmで1時間以上もかかり、戻りのバイクがとても心配になる。9:40曙橋の所の牛妻に着き、出発地の写真を撮ってから、文殊岳登山口までの2kmを車走する。茶畑の中の細く非常に急勾配の道であり、登山口に着くとかなりの高所で、眼下に阿部川の景気が良く見えた。ここから文殊岳までは3.9kmでコースタイムは130分である。

10:10登山口を出発する。平山から登山する人は沢山いたが、こちらから登る人は誰もいない。熊に遭わないか(9/23に熊が出たの案内があちこちに貼ってあった)心配しながらの歩きであるが、すぐに急な山道の登りで苦しくて、熊の心配どころでなくなる。30分程ゼイゼイ言いながら歩くと休憩所があり、堪らずベンチに座り込んで休憩である。文殊岳まで3.1km/110分の道標があった。15分程休み、また息を切らせながら歩く。急勾配の坂道で各所にロープが張ってある。足の力だけでは登れずに、ロープを引いて手・腕の力も借りないと登っていけない。11:35若山山頂(844m)に着く。このちょっと手前で一人のハイカーがいたが、若山を巻いて行く道があるようで、そのハイカーはこの若山に登らずに文殊岳へ行った。まんじゅうを食べて休憩し体力の回復を待つ。11:50若山を出発するが、道は若山の下山道であり、折角登ったのに勿体無くて堪らない。文殊岳は1041mあり、また激しく登ることになる。12:05下り切ると激しい登りとなった。ここからもロープがあって、ロープをたぐりながらの歩きとなる。山頂0.2km手前からは階段となっており、階段の登りもとってもキツかった。

12:55やっと文殊岳山頂に着く。山頂は広くなっていて、休憩ベンチが幾つもあり、数組のハイカーが居た。展望も望めるが今日は曇空である。遠くの景色は薄くてはっきりしなかったが、静岡・清水市街から駿河湾や清水港の海、それに富士山も見え感動する。数組いたハイカーもすぐ去って行き、貸切で景色を見ながらの昼食となった。空気も涼しく汗ばんだ体がヒンヤリして、とても快適な気分を味わえた。13:25穂積神社へ向けて出発する。山頂から穂積神社までは1.5km/40分であり、もうすぐだ、と思って歩き始めるが、降りだがとてもキツかった。薬師岳までは平坦な道ですぐに着いたが、そこから激しい階段の道が続く。降りても降りても神社は現れず、ウンザリするほどの長い階段道だった。14:20穂積神社に着き今日の歩きは終了である。今までは案内板のコースタイムよりか早く歩けていたが、今日は激しい登り/降りのためか、コースタイムをオーバーする歩きとなってしまった。

穂積神社は歩きの終点だが、今日のコースの終点は西里であり、牛島の登山口までバイクで戻り、またここへ引き返して来て、西里までの8.8kmを車走する。14:30バイクを走らすが、引き返して来るのに3時間程かかるので、この神社で一人待つ女房も辛いだろう。熊出没の話もあり恐ろしく不安でいっぱいだろう。バイクは道も間違えずに順調に戻ることが出来て、すぐバイクを積んで引き返す。神社へ16:45戻るが、女房も無事にいた。すぐに西里へ向けて自然歩道を車走し、17:10西里のやすらぎの森に着き今日のコースの終了となる。ここには"やませみの湯"があり、今日の宿は富士川SAなので、ここの湯に入っていく。あと欲しいものは酒であり、コンビニでビールと焼酎を買って、19:00富士川SAに到着する。車からバイクをおろし布団を引いて、21:00まで焼酎を飲み続けると、疲れでぐったりとして来て、その後はあっと言う間に寝てしまう。






★第49回07.10.07 西里から田代峠(山梨県)
データ : 自然歩道距離=11.4km(内9.1?車走) 歩時間=60分 休憩=10分 車走総距離=150km
      総時間=9:00 総費用=5.9千円(高速:3.6 ガス:2.3)  ガスは9km/ℓ・139円/ℓで計算

5:45まだ眠たいが起きる。昨晩は寝付きは良かったが、夜中はけっこう寒くて何度か目を覚ました。SAからは大きく富士山が見えたが、今日も曇っていて薄っすらとである。今日の予定は富士川沿いの井出までとしていたが、バイクがバンクして戻りの足が無くなった(気力も無くなっていたが)ので、田代峠までに変更する。SAで朝食を取り6:50SAを出る。(富士川SAはETC専用の出口あり) 牛妻までのナビの案内は、清水ICを出て山の中をぐるぐる回る道なので、SAを出て高速を使わずに、1号線→52号線を通る道を選ぶ。今日の出発は西里からだが、大平へ向かってはずっーと車道であり、当然ズルして車走で済ます。大平までは舗装された車道だが、集落を抜けると細い砂利道の林道となり、この先Uターンも出来なくなるのでは? と非常に不安なってくる。しかしこの道を走る他の車を見つけてちよっと安心する。8:30行き止まりのゲートに着く。ちょっとした広場があったので何とか車を止めれた。丁度、工事車両がゲートを入ったので、聞いてみると、田代峠付近は崩落しているので行かない方がいい、熊は見たこと無い、と言っていた。行ける所まで行ってみようと8:40ゲートをくぐって歩き始めるが、同じタイミングで田代峠から青笹山へ行くと言う登山者にも会った。工事作業者や登山者に会って、誰もいない山でない、と何故かちょっと安心した。

ゲートの所に田代峠までは2.3km/90分の道標があった。歩道は幾度か林道を横切っており、帰りは歩き安い林道を降りようと決める。山の中の歩道はけっこうキツイが、昨日程の苦しさはなく歩けた。峠に近づくと沢の岩道となる。9:50田代峠に到着する。ここは山梨県でありとうとうここまで来た、と言う感動が湧いて来た。今日はここで終了で戻るが、ここから奥山温泉までの4.0kmの区間は、バイクの戻りやコース取が困難なのでパスする事に決める。(この区間はヒルの生息地帯でもある) 次回は、奥山温泉から井出までを歩くことにする。戻りは林道を降りて、10:20車を置いたゲートに着く。昨日穂積神社にバイク止めのチェーンを忘れてきたので、帰路は神社越で静岡ICから入ることにするが、神社にチェーンは無かった。西里から神社を越えて平山へ、この竜爪山越えの山道を計4度も走ることになろうとは、思いもしなかった。






★第50回07.10.13 田代峠から井出駅
データ : 自然歩道距離=23.0km(内11.0?車走) 歩時間=240分 休憩=40分 バイク=20分(8km) 車走総距離=440km
      総時間=13:00 総費用=13.6千円(高速:6.8 ガス:6.8)  ガスは9km/ℓ・139円/ℓで計算

5:00家を出発するが、静岡県に入ると雨が降り出してきた。今日の天気予報は秋晴れの予定なのに、どうしたことだろう。雨が上がるのを祈ってそのまま挑戦する。(雨は歩く時にはすっかりあがった) 8:00今日の終点井出駅に到着した。家から約200km(内一般国道が40km)を3時間は、ちょっとスピード出しすぎである。井出駅で到着の写真を撮って、出発地の奥山温泉へ行く。先回の到着地は田代峠であり、奥山温泉との4kmの間は戻りの足の都合でパスすることにしている。奥山温泉から田代峠向かって林道があったので、行ける所までは行ってみようと、細い砂利道の急坂を上って行くが、すれ違いもままならぬ道で、非常に心細くなって来る。案の定工事のトラックが下りて来て、すれ違うのに非常に難儀をする。(広くなっている所までかなりバックをした) すれ違いざまトラックの運ちゃんが腕で×の合図をしたので、この先上へは行けないのだろうと諦める。今日の出発はここから(田代峠へ約2kmの所)とするが、徳間までの7kmは車走である。

9:35徳間のバス停から歩き始める。(車はバス亭が広くなっていたので端に止めて置く) 山に向かって舗装車道を歩くが、分岐点に標識が無い。道なりの方を進が、畑に居たおばあさんに聞くと、"こちらは昔の道で今は通れない、今の自然歩道はあっちだよ"、と教えてくれ助かった。それにしても山梨県の自然歩道の案内標識は良くない。迷う分岐点に標識が無い、大半の標識は自然歩道とあるだけで先の地名や距離表示が無い、標識自体が非常に少ない、等等。(山梨県環境課の職員さん、前向きに検討・改善して下さい) 40分程上ると道は砂利道になるが、まだ林道が続く。予想(いろんな人のHPに書いてあった)では、徳間から鯨野へはヒルがいる山道を歩くことになるのだが、いっこうに山道に入らない。みんながヒルの事を書いたので、自然歩道のコースを変えたのかな、と勝手に良い方に解釈して林道を進むと、林道が陥没していて通行止めになっていた。丁度そこから自然歩道は、林道を外れて山の中へ入るようになっていた。10:50やっぱしあるのか、と諦め山の中の道を行く。地肌の道が殆どだが、所々草むらの道があり、そこにはヒルがいっぱいいるようだ。草むらを通ると尺取虫のような動きの細いヒルが、靴に何匹か群がっている。女房はキャーキャー言いながら、ヒルを取り払っている。また、ここは酷い道が多い。急斜面の山肌を行く歩道が崩壊しており、草木にしがみついて渡ろうとしたが、足の支えが崩れて滑落しそうになった。何とか草木を手繰ってあがれたが、一時はどうなる事かと肝をつぶした。ヒルの攻撃に絶え酷い道を慎重に歩くこと30分、やっとまた林道に出てホッとする。林道ではひといきヒルチェックをする。

鯨野からはまた急勾配の車道の坂道である。休憩地の六地蔵公園までは2kmだが長かった。12:10公園に着き昼食とする。公園は富士山を背に6体の地蔵が並んでいた。長者ヶ岳の後ろにデッカイ富士山が薄っすらと見えた。その展望を見ながらの昼食は、コンビにのお握りと粗食だが美味しかった。30程休憩しまた坂本へと歩く。坂本でも交差点に標識が無いので、そこに居たおじいさんに道を尋ねる。道も教えて貰ったが、何よりも助かったのは、この先行く井出方面の山にヒルはいない、と聞けたことである。坂本からは草茫々の酷い林道を歩くが、ヒルはいないと安心して歩けた。ここからも急な上りを歩く。今日は林道の上り/下りの連続であり、予想したよりけっこう疲れるコースであった。(今回は車走が多く、歩きは12km程なので楽勝な気分でいた) 14:15バイクを置いた富栄橋に着き、今日の挑戦は終了である。後は、帰りを急ぎ、刺身を肴にビール・焼酎を楽しむだけである。






★第51回07.11.03 井出駅から上佐野
データ : 自然歩道距離=12.0km 歩時間=250分 休憩=70分 バイク=30分(13km) 車走総距離=290km
      総時間=14:00 総費用=9.0千円(高速:3.6 ガス:4.6 風呂:0.8)  ガスは9km/ℓ・143円/ℓで計算

今回も月曜日は年休を取って、土日の連荘の挑戦をする。女房の当初の計画は、一日で井出駅から田貫湖までの約20を踏破(どこかの自然歩道HPにおばあさんが踏破出来たとあったようで)だったが、1000mを越す思親山と長者ヶ岳の2つの登山は、とても無理な気がするので、2日間で井出駅から田貫湖を挑戦に決める。(これが正解、とても一日では無理なコースだった。) 4:50家を出発して、先回と同タイムの3時間で井出駅に着いた。今日は女房の待ちの都合上(何もない山村で待っていられない)、東から西へ歩くことにしているので、井出駅に戻りのバイクを置いて、出発地の上佐野へ行く。上佐野までは13kmだが、曲りくねった細い林道で、約30分程かかった。対向車が来ないか?と非常に神経を使うこの道は二度と走りたくないのだが、明日も含めて6回(3往復)も走ることになる。8:35上佐野の部落に着くと、すぐに自然歩道の道標も見つけれた。道標の傍に道がちょっと広くなっている所があり、そこに車を止めて出発する

8:45茶畑の中の道を上り始める。茶畑におじいさんがいたので、"この辺りは熊は出ないか?" と聞くと、”全然いない”とのことで以降安心して山の中を歩けた。自然歩道は、直に佐野峠へ向かって山の中へ入り、キツイ登り道となった。30分程歩くと長い階段が現れたので、これを登ったら峠に着く(誰かのHPに階段を登ると峠に着くと書いてあった)、と思ったがその先もまだまだ登りが続いた。9:50佐野峠に着く。峠からは富士山がばっちり見えた。美しい富士山なのに、山はゴミだらけで世界遺産にならない、と聞いたことがあるが、こんなに美しい山なのに残念なことである、と自然歩道歩きとは関係ないことを思ってしまった。富士山に見とれながら、シュウクリームを食べて15分程休憩する。また思親山に向けて歩き出す。山頂へはキツイ階段の道が何ヶ所もある。息を切らしながら歩くこと45分、10:50山頂に到着した。山頂からも素晴らしい富士山が望めた。おばさんハイカーが2組居たが、富士山を独り占めしているように見れて、とても気持ち良い。何枚も富士山をバックに写真を撮ってしまう。コンビニで買った助六の質素な弁当だが、富士山を見ながらの昼食は格別である。

11:30下山を始める。30分程山の中を歩くと、富士川と部落が展望出来る所に出た。川沿いに部落が見えるので、井出はあの辺だろうと思うが、まだまだずっーと先である。そこからすぐに林道に出るが、自然歩道は林道を横切って山の中へ入る。以降何度か林道を横切るのが続く。歩き安い下山道だが、1時間も下りを歩き続けると足がガクガクとなって来る。舗装された林道にど座って休憩を取る。ここから暫くは、林道が自然歩道となっていたが、また山の中へ入る道標が現れる。自然歩道は草茫々の酷い道であったので、どうせまた林道に出るだろう、と思いここの山の中への歩道はパスする。思った通り100mも林道を下ると、自然歩道が現れ思わずニンマリである。13:00また自然歩道は林道を外れるが、今度は自然歩道を行く。10分程でまた林道に出るが、林道にはおじいさんが居て、我々が降りてくるのを待っている。ハイカーに会ったら、話しかけるのを楽しみにしているのか、”何処から来た?”と話かけて来た。その後もいろいろ喋り、最後に”柿いらんか?”と言うので、”いいんですか”と返事すると、袋にいっぱい柿を入れてくれた。ここ八木沢から井出駅までは、一山越える林道を行くが、朝上佐野へ行く時に車で走った道である。距離は2.5km程だが、疲れきった足での急坂の山越えは、結構辛くて40分程かかった。13:50井出駅に着き今日の歩きは終了である。

14:00上佐野まで車を取りに戻るが、八木沢まで山越えの道は凄い坂道で、ミニバイクではセカンドでも登れずに、ローギアで時速は5キロ程のスピードである。それでも車と同じ30分程で上佐野まで戻ることができ、バイクを車に積んで井出駅に15:20に戻った。明日は上佐野から田貫湖を歩くので、バイクを田貫湖へ置きに行く。16:15田貫湖に着くが、夕陽に染まって赤くなった富士山がとても綺麗に見えた。ここでも富士山の写真を何枚も撮ってしまう。田貫湖を回る遊歩道にバイクを止めて、予定していた風呂屋(ハーバル・ガーデン)行くが、一般客は入れなくなっていた。天母の湯を教えて貰い、そこで疲れを癒すことが出来た。今日は朝霧高原道の駅で車泊である。18:40道の駅に着くが、レストランは早々と閉まっていた。道の駅の売店の店員に近くにドライブインないか聞くと、この辺りにドライブインは一軒もないが、すぐそこにラーメン屋があるのを教えてくれる。店員は若い男だったがとっても親切で、わざわざ店から出てラーメン屋が見える所まで案内してくれ、あの明かりがそうだよと教えてくれた。とても恐縮してしまう。老夫婦の汚いラーメン屋だったが、餃子(黒こげだった)とチャーシュー麺が美味かった。この道の駅は大きな駐車場があり、自販機とトイレは24時間やっているので、車泊の人がいっぱいいた。持って来た焼酎を20:30まで飲んで寝る。






★第52回07.11.04 上佐野から田貫湖(静岡県)
データ : 自然歩道距離=9.2km 歩時間=270分 休憩=80分 バイク=80分(43km) 車走総距離=310km
      総時間=14:50 総費用=9.0千円(高速:4.1 ガス:4.9)  ガスは9km/ℓ・143円/ℓで計算

5時まで熟睡した。あれだけ焼酎(一本空けた)飲んだのに、夜中にトイレへ行くことも無く寝れたのは、昨日は汗かいて疲れきっていたのだろう。(家では夜中に2回トイレ起きをしているのに) 今日のコースは昨日並みだが、バイクの戻りは45kmもあり、女房の待ちは4時間程度と予想されるので、4時ごろには出発しようと思っていたが寝過ごしである。サンドイッチの朝食を取り、5:40道の駅を出発し、上佐野(昨日の地点から500m程奥に入った小草里と言う所)へ7:00に到着する。まだ足は昨日の疲れが残っているし体もダルいが、7:15歩き始める。

長者ヶ岳へ向かって、山道を黙々と歩く。非常にキツイ登りで、息絶え絶えとなって歩く。山梨県のガイドのコースタイムは3時間であり、この先の辛さが思いやられる。1時間程行くとベンチがあり、堪らず休憩である。この休憩所から先はとても酷い(危険)な道になっていた。誰かのHPにも酷い道で難儀したとあったが、7/8年も前のHPでありもう整備されているだろう、と思って来たが、全く酷かった。酷いと言うよりかとても危険な道である。急斜面の山肌に細い(靴幅程度)一筋の道が続き、所々は柔らかくて歩くと崩れ出す。山側に体を這わせて、恐る恐る行くが、何時滑落しても不思議でない自然歩道である。ある一箇所は崩落していて、道が1m程欠落していた。急斜面で谷は深く、滑落したら大怪我となるだろう。とてもダメだと思うのだが、ここまで来て引き返す勇気もなく、ガレキに指を入れ、小さな木の根っこを探してつかみ、崩れている上をよじ渡る。何度も落ちるのではと思いながらも、何とか無事に渡ることが出来た。女房も同じ方法で渡ることが出来てホッとするが、もう二度と渡る勇気は無い。HPを作った人は、自然歩道はボランテアで整備されているので、酷くても文句言うべきでない、と書いていたが、命の危険があるこんな道を自然歩道にしておく、山梨県の環境課の怠慢さには非常に腹が立った。(怪我人が出る前に、即刻見直しして欲しいものです。) 崩落現場から先も、ガレ石の急坂の道など、危険な箇所があちこちにあった。

10:30やっとの思いで天子ヶ岳への分岐点に着くが、まだ危険だった登山の興奮が醒めない。ここは静岡県との県境になっていて、長者ヶ岳までは0.9kmの道標があった。この先は登りはキツイが危険はなかった。11:00山頂に到着する。(コースタイムより40分オーバーの3時間40分かかった) ここからは富士山も大きく見える。青い空に多くのパラグライダーが飛び回っている。田貫湖と富士山と紅葉をしだした山々が、とても絵になっている。ここに来て気は晴れ、とても清清しい良い気分になれた。11:40下山開始。田貫湖までは、3.2kmで70分のコースである。こちらの道はよく整備されていて、山梨県側とは雲泥の差である。登山者もいっぱいである。整備はされているが、急坂で階段が多く、足は限界に達して来ている。それでも何とか頑張って、コースタイム通りで12:50田貫湖に着いた。上佐野までの往復は、4時間程と予想していたが、道はがら空きでありバイクも車も目いっぱい飛ばして、3時間で戻ることが出来た。距離は45km程もあり山道も多いので、ミニバイクのオーバーヒートを心配したが、ちゃんと走ってくれて、今回の挑戦も無事に終了出来た。良かった良かったである。






★第53回07.11.23 田貫湖から本栖湖(山梨県)
データ : 自然歩道距離=23.4km 歩時間=330分 休憩=50分 バイク=30分(17km) 車走総距離=280km
      総時間=12:00 総費用=12.7千円(高速:4.7 ガス:4.5 風呂:2.0 みやげ:1.5)  ガスは9km/ℓ・145円/ℓで計算

3週間ぶりの挑戦も金・土曜の連荘で行う。会社は勤労感謝の日でも休みでなく、23日は年休を取る。11月も後半になると、ぐっーと冷えるようになり、今年の挑戦も今回で終了にする予定だ。4:40まだ真っ暗で寒い中家を出発する。毎度の牧の原SAで朝食を食べ(今日は二人とも630円の肉温玉うどん)、前回の終了地の田貫湖に7:30に着く。ここへ戻りのバイクを置いて、出発する本栖湖へ走るが、国道139号線の一本道で距離も18kmであり、今日はバイクの戻りも安心だ。8:10本栖湖の県営駐車場に着く。非常に広くて立派なトイレもある駐車場だが、無料であるのが嬉しい。

8:30歩き始めるが自然歩道の標識が何処にもない。自然歩道のマップと睨めっこしながら、湖の方へ降りて行くと、やっと標識を見つけて一安心する。キャンプ場の中を通るが、ここも自然歩道の標識はなく不安になるが、竜ヶ岳登山入口の標識があちこちにあり、自然歩道もそちらの方向の筈なので、その標識に従って行く。竜ヶ岳登山入口と分岐の所には、自然歩道の道標もあり迷わずに済んだ。30分程歩くと国道139号線沿いに出た。自然歩道は再び山の中へと入って行くが、県境の所でまた国道に出るので、ややこしいだろう山の中の歩道は避けて、国道を歩くことにする。この国道139号線は非常に交通量が多く、車は数珠繋ぎ状態で走っている。9:40県境に着く。歩道も国道から入ったすぐの所にあり、静岡県側にはりっぱな案内板とトイレがあった。ここから静岡県の歩道、と思うだけで何故か安心出来る。(誰かのHPにも、山梨県とは雲泥の差だとあったし、自分も両県の歩道を歩いてそれを大いに感じている。) A沢貯水池へ向かって歩き安い歩道が続く。歩いてすぐ眼下に池が見えた。休憩所からは、3.3km/60分なのに? と不思議に思ったが、池は見えるが歩道は山をぐるっと廻っており、貯水池まで50分かかった。貯水池は飲料水用で、土手が高くフェンスで仕切られていて、池に来ても池を見ることが出来なかった。池の土手に座って、ドラ焼きを食べながら休憩を取る。池から10分程歩くと、根原吊り橋がある。非常によく揺れるつり橋だった。この辺りから、”麓公衆トイレ○○km”の標識がやたらとある。100mも行かないうちに、一本道で迷うところも無いのに、歩道の整備は望む処だが、これはやり過ぎで無駄だと思った。麓へ向かう歩道は、朝霧高原の雄大の中であり、とても気分が良くなるハイキングコースである。富士山、山麓、ススキ、牧草、最高の展望である。しかし距離が長い。どんどん足が痛くなってくるが、麓の休憩所にはなかなか着かない。12:25やっとトイレもある麓の休憩所に到着する。

休憩所は日陰であり、天気は良いがやはり日陰では震えてくる。早々に昼食を済ませて、12:45出発する。猪之頭までは4.3kmである。坂道はほとんど無くて助かるが、足が限界に近づいている。それでも必死に頑張り、13:55陣馬の滝(猪之頭)に着く。大きくは無いが、何筋もの清流の滝で綺麗だった。最後の食料の羊羹を食べて、10分程休憩する。今日のコースは、山登りは無いが距離が23.4kmと非常に長い。まだ田貫湖までは3.1kmあり、足がもつか非常に不安になって来るが、黙って歩くしかない。必死に歩き続けて14:50無事田沼湖に到着出来た。(これからは、平坦の道でも20kmを超えるコース設定は止めようと思った。) バイクの戻りは楽勝で、30分で本栖湖へ戻り引き返して16:00女房の待つ田貫湖へ戻った。今日は、なるさわの道の駅が宿であり、16:40に着く。ここは隣の休暇村の風呂が利用でき(1000円もするが)、風呂に入ってビールを飲みくつろぐ。食堂は21時までやっているが、18:30に引き上げ、車の中で持ち込んだ焼酎を飲む。疲れているのか、20時には熟睡に入る。






★第54回07.11.24 富岳風穴から太田和
データ : 自然歩道距離=10.2km 歩時間=180分 休憩=40分 車走総距離=250km
      総時間=9:30 総費用=9.4千円(高速:4.6 ガス:4.0 バス:0.8)  ガスは9km/ℓ・145円/ℓで計算

2日目、トイレに2回起きたが熟睡出来た。女房は7時前から起きて、ゴソゴソしだすので、もっと寝ていたかったが7時に自分も起きる。11時間の熟睡なのに、まだ寝たらない感じで体もだるい。今日の出発地の太田和は、道の駅からすぐの所であり、7:30道の駅を出発し、途中コンビニで朝食のサンドと昼食の助六を買って、サンドを食べて行っても、8:00に大和田の足和田山登山口に着いた。ここはちょっとしたスペースがあり、車3台程が止めれる。

8:10歩き始めるが、いきなりのキツイ階段の登りですぐに息が切れ出す。苦しい苦しい登りを必死に堪えて歩くが、30分で一回目の休憩である。やはり昨日の長距離の歩きの疲れが残っているのだろう。10分では疲れが癒せないが、それでも頑張って歩き出す。少し行くと、突出岩と看板のある岩があり、そこから富士山と樹海が綺麗に見渡せれて感動する。が、そこからもまだまだ登りが続き、苦しい登山である。9:20足和田山山頂(五湖台)に到着する。ここには立派な展望台があるが、五湖台なのに西湖一つしか見えなかった。(当然富士五湖全てが見渡せると思っていた。) 少し休息してすぐに出発するが、ここからは降りである。歩き始めると、今までとは違う膝に違和感が出る。筋肉痛でなく間接痛だ。暫く歩くと慣れたのか少し楽になった。三湖台へは二輪車道と自然歩道が併走している。自然歩道はちょっとコンモリした所を階段で登るが、二輪車道はそれを取巻いている。それに気付いてからは二輪車道を歩いて行くが、三湖台の所は二輪車道は取巻いいて通り過ぎてしまう。三湖台は景色がいいとHPに紹介あったので、戻って行く。10:30三湖台に到着するが、何と素晴らしい所だ、富士山と樹海の展望に感動した。馬で来ている優雅な家族が居た。ここまでどうやって馬が登ってきたのか不思議であるが、凄く絵になっていて馬が美しかった。(馬に乗っていた奥さんと娘も気品があった。)  樹海の向こうに薄っすらと本栖湖が見えるが、あそこまでこの足で歩けるか非常に不安になる。

10:45三湖台を出発すると、紅葉台はすぐに着く。ここには店があり展望台もあるが、150円の有料だ。"トイレ使用者は店を利用して下さい"の張り紙があるが、女房はトイレのみ借りる。美しい紅葉もなく、休憩することなく降る。ちょっとした降りだが、もう膝がついていかなくなってきている。我慢に我慢して降りる。11:20国道139号線を潜り、樹海に入ると鳴沢氷穴にすぐ着く。凄い観光地で大きな駐車場に車が一杯である。折角だから氷穴を見たい気持ちもあったが、足が痛いので先を急ぐ。樹海の中を20分程行くと、富岳風穴に着く。ここで昼食にするが、ここから本栖湖までは9kmで、今日の工程の半分もある。とてもこの足では、本栖湖までたどり着けないだろうと思い、ここを終了地点にする決断をする。タクシーで戻ろうと思ったが、丁度いいバスがあり(日に数本しかないが20分待ちで乗れた)、出発地の太田和に戻る。本栖湖から風穴の樹海コースは、来年再開したした時の足慣らしに決めるが、筋肉痛でないこの膝の痛みが非常に気になる。何わともあれ、今年は滋賀の近江神社から西の終点箕面まで踏破して、静岡県も完歩し山梨県の河口湖辺りまで歩いた頑張りに、大満足である。来年も体力と気力を維持して、東京の高尾山までの完全踏破を目指したい。






(07年最初へ戻る)


問合せは : wanwan@hm.aitai.ne.jp